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大変お恥ずかしながら、いろいろな話を聞きながら、やっといまさらですが映画「カッコーの巣の上で」を見ました。
「刑務所に入所中の囚人が、強制労働を逃れるために精神障害を装い精神科病院に入院するが、精神科病院の悲惨な有様に抵抗し、自由を求めて戦う話」
というのが、DVDの説明書きにもある映画の説明です。
しかし、私はだいぶ違った視点で見てしまいました。
そもそもなぜこの主人公が服役していたのかが問題です。
数々の暴行事件に性犯罪・・・服役して当たり前の人ですし、刑務所の労役をやってもらわなきゃこまりますよね
そんな主人公が「精神病のふりをした」といいますが、そもそsも果たしてこれがふりなのか・・・
それだけの犯罪を犯していながら、まったく反省することもなく、さらに好戦的な態度、衝動性のコントロールの悪さ、表情一つ変えず虚偽を重ねる姿・・・これって現代的に言えば「反社会性人格障害」という病名でもつくんでしょうが、やっぱり普通の人じゃないと思います。
そんな主人公が、「病院が患者の自由を奪っている!」と主張しても何の説得力がないような気がしてならないのです。
このような患者さんを見ることがあります。自由があれば、反社会的行動=犯罪を犯してしまう危険性があるし、いろいろと説得を繰り返しても、それっぽい理屈で正当化していて、常識的な判断能力の改善が非常に難しい・・・
そして、このような方こそ、自由や権利を主張し、正当化して、そのためならどんな手段も厭わないんですね
そんな方と向き合った時の私の気持ちはこうです。
薬物療法が効くわけでもないし、その人が人の話を聞くなんてことをするとは思えない。けれどもいつまでも自由を束縛しているわけにはいけないと思うけど、自由にしたら、必ず再び犯罪行為をするであろうという危惧。そもそもこれを精神の病とみるべきなのか・・・ジレンマと無力感・・・
きっと映画の病院の主治医の先生の表情を見ていると、この先生も同じような無力感を感じたのではないかと思うんです。
映画の展開でその先生の無力感は絶望に変わり、衝撃的な結末につながります。
その結末に、さらに私は無力感です(^-^;
果たして、あの主人公を救う方法はあったのか・・・未熟な私にはまだ答えは見えません。しかし現代においても非常に難しい課題であることは間違いないのではないでしょうか。
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