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    <title>脳科学体験日記</title>
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    <description>脳を持つ人というもの、さらには社会を考えてみます。脳科学の知識を生かして・・
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    <title>脳科学体験日記</title>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070607/1">
    <title>自殺対策新時代シンポジウム</title>
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    <description>昨年の自殺者数が９年連続３万人超であったことが、この度警察庁から発表されたそうだ。この機において、これからの自殺対策に対し、あるひとつのシンポジウムが開催されようとしている。「自殺対策新時代シンポジウム」・・・その詳細を以下にご紹介したい。テーマ：自殺を「語ることのできる死」へ～官民合同シンポジウム～http://www.lifelink.or.jp/hp/caravan_map.html日　時：...</description>
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      <![CDATA[<p>昨年の自殺者数が９年連続３万人超であったことが、この度警察庁から発表されたそうだ。<br />この機において、これからの自殺対策に対し、あるひとつのシンポジウムが開催されようとしている。<br />「自殺対策新時代シンポジウム」・・・その詳細を以下にご紹介したい。</p><p>テーマ：自殺を「語ることのできる死」へ～官民合同シンポジウム～<br /><a href="http://www.lifelink.or.jp/hp/caravan_map.html">http://www.lifelink.or.jp/hp/caravan_map.html</a><br /><br />日　時：　2007年7月1日（日）（12時開場）13～17時半<br />場　所：　東京ビッグサイト　国際会議場<br /><a href="http://www.bigsight.jp/general/access/index.html">http://www.bigsight.jp/general/access/index.html</a><br /><br />共　催：　自死遺族支援全国キャラバン実行委員会、内閣府<br />　　　（実行委員会の事務局はライフリンクが務めています）<br />協　賛：　日本財団、他<br /><br />登壇者：姜尚中さん（東大教授）、　木村達也さん（弁護士）<br />　　　　　本橋豊さん（秋田大教授）、柴田雅人さん（内閣府）<br />　　　　　弘中照美さん（自死遺族・多重債務自死をなくす会）<br />　　　　　桂城舞さん（自死遺児）、清水康之（ライフリンク）他<br /><br />司会：　町永俊雄さん（ＮＨＫキャスター）<br /><br />内　容：<br />　第一部　多重債務者支援と自殺対策の融合のために<br />　第二部　自死遺族の声に耳を傾ける（体験発表）<br />　第三部　自殺を「語ることのできる死」へ<br /><br />参加費：　無料。ただし事前申込みが必要です。<br />参加申込み：次の事項を記入して実行委員会事務局まで<br />　　　　　　（メールだけでなく、ＦＡＸ、郵送でも受付けます）<br />　　折り返し「入場券」のハガキをお送りいたします。<br />　　　　　　（当日は「入場券」がないと会場へは入れません）<br />----------------------------------------------<br />　　　氏　名　：<br />　　　住　所　：〒<br />　　　電話番号：<br />　　　お立場　：（差し支えなければ）<br />　　　　民間団体／医療関係／学校関係／一般／その他<br />----------------------------------------------<br />【お問い合わせ・申し込み先】<br />〒102-0071東京都千代田区富士見2-3-1 信幸ビル302<br />　　　ＮＰＯ法人ライフリンク　０７０１シンポジウム係<br />　　　Tel: 03-3261-4934&nbsp; Fax: 03-3261-4930<br /><br /></p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-06-07T18:10:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070413/1">
    <title>新たな挑戦</title>
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    <description>この４月から新たな仕事に就いた。何十年ぶりかの大学病院勤務、そして精神科への転科。医学生の頃に一度は思い描いたことのある夢&amp;ldquo;精神科医になること&amp;rdquo;が、今こうして不思議な縁あって実現したことに、深い感慨を覚えている。仕事を始めるに当たり最初に、大学病院全体のシステムに関するオリエンテーションがあった。危機管理体制・院内感染対策・薬品管理、等々について、各部署からの説明を受け、最...</description>
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      <![CDATA[<p>この４月から新たな仕事に就いた。何十年ぶりかの大学病院勤務、そして精神科への転科。医学生の頃に一度は思い描いたことのある夢&ldquo;精神科医になること&rdquo;が、今こうして不思議な縁あって実現したことに、深い感慨を覚えている。</p><p>仕事を始めるに当たり最初に、大学病院全体のシステムに関するオリエンテーションがあった。危機管理体制・院内感染対策・薬品管理、等々について、各部署からの説明を受け、最後にオーダリングシステム操作研修を受講。このような病院組織全体の理解で、２～３日があっという間に過ぎていった・・</p><p>今は少し落ち着き、少しずつではあるが、精神科の何たるかを、先輩の諸先生方から教わりつつ、学び始めているところである。私にとって精神科は、いろいろな意味で、未知な新しいことばかり。だから、日々考えることや感じることが何と多いことか・・</p><p>ところでこの頃、毎日早朝に、貴重なひととき&ldquo;内省の時間&rdquo;を偶然持つことができるようになった。何の事はない、通勤電車の中で・・・実は、人をぎゅうぎゅうに詰め込む「急行電車」の３０分間は私には耐えられず諦め、大抵座ることのできる「各駅電車」の１時間に試しに乗ることにした。但し３０分も早く起きなくてはならないが！・・・そうしたところ、各駅電車内の余裕ある静かな雰囲気の中で、朝早い為少々ウトウトすることもあるが、心落ち着いて今日一日これから為すことなどをいろいろ考えることができるのだ。半覚醒状態だからからか、次々とアイデアが湧いてくることもある。こうして熟考していると、この長いはずの１時間はあっと言う間に過ぎていく。この時間の使い方は、小さいながらも貴重な発見であった。</p><p>このような形で一日が始まる私の精神科臨床だが、今まで携わってきた小児科（身体科）臨床・脳機能画像研究・自殺関連ＮＰＯ活動などのすべてが、これから精神科臨床にいろいろな形で繋がっていくと感じている。今回のこのご縁を深く感謝し、これから私なりに少しでも社会貢献ができれば、と思っている。何が為せるか・・・差し障りない範囲で、感じたこと・気づいたことなどを、これからも書き残したい。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-04-13T23:20:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070401/1">
    <title>「神の島」沖縄久高島</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070401/1</link>
    <description>先日、あるＴＶ番組で&amp;ldquo;巫女&amp;rdquo;を偶然見た。その神に身を捧げる凛とした存在に感じるところあった。そして、ふと思い出したことが・・かなり以前になるが、私は&amp;ldquo;巫女&amp;rdquo;がいる（正確にはいた・・）島、そう沖縄の久高島（くだかじま）に行ったことがある。学会発表で沖縄に行くことがあり、何故かは今でははっきりと思い出せないが、その折に久高島へ寄って見たいと思ったのだ。久...</description>
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      <![CDATA[<p>先日、あるＴＶ番組で&ldquo;巫女&rdquo;を偶然見た。その神に身を捧げる凛とした存在に感じるところあった。そして、ふと思い出したことが・・</p><p>かなり以前になるが、私は&ldquo;巫女&rdquo;がいる（正確にはいた・・）島、そう沖縄の久高島（くだかじま）に行ったことがある。学会発表で沖縄に行くことがあり、何故かは今でははっきりと思い出せないが、その折に久高島へ寄って見たいと思ったのだ。</p><p>久高島は、沖縄本島の東方５キロに位置する周囲８キロの小さな島。そこには沖縄人の祖先となった神様が降臨したという神話が伝わっており、「神の島」と呼ばれている。そして、神の波動を感じて神と交流できるノロと呼ばれる&ldquo;巫女&rdquo;がいて、琉球王朝よりはるか昔から、ノロ（巫女）を中心とした神女（なんちゅう）たちが、年に３０もの祭祀を行い島を守ってきた。</p><p>あれは５月だったか・・沖縄ではもう初夏の暑い日差しの中、青い空と青い海に囲まれて、沖縄本島から小さな舟で久高島まで乗せてもらった。海中には、それはそれは綺麗な珊瑚礁が見えた！そして２時間後に迎えに来る、という言葉を残し私を置いて、その舟は遠ざかっていった・・・その２時間は別次元の世界だった。時間は止まり、空間は何処までも広がり、静寂しかなかった。自転車を借りて、何故か殆ど島の誰とも出会わず、何処までも続く土の道を無心に漕いでいった。島の先端に着き、眼前に広がる美しい青い海と空の静寂さに、確かに神々しい何かを感じた・・</p><p>確かに、この自然の中で暮らせば、人を超えた何かを感じ、神と共に生きることができるかもしれない。戦前の頃は、ノロ（巫女）になる条件として、島より一歩も外にでたことのない女性、であったそうだ。しかし、１９７８年のイザイホー（久高島で生まれ育った女性が神女になるための１２年に１度行われる儀式）を最後に、祭事はその後一度も蘇ってないという。時代が変わり、若者の島離れが進み、神女に該当する女性がいなくなってしまったから・・</p><p>今もう一度、何時かは訪れるような気がする、「神の島」久高島・・・大切な何かを、まだ少なくとも自然が残していてくれることを祈って。</p><p>参照：「だれも沖縄を知らない－２７の島の物語」森口豁著（筑摩書房）</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-04-01T17:30:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070324/1">
    <title>エネルギー問題と医療崩壊</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070324/1</link>
    <description>「みんないつまでガソリン車が走っていると思っているのだろうか」（国連大学副学長、安井至：朝日新聞2007.3.3）石油が枯渇や高騰により入手困難になることを予測しての提言である。この提言、このまま医療にも言い換えれるのではないか。「みんないつまで現代医療を受けれると思っているのだろうか」と・・「医療を受けれない・・」には、実は２つの要因がある。１つは、今既に始まっているあの「医療崩壊」のため。ご存...</description>
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      <![CDATA[<p>「みんないつまでガソリン車が走っていると思っているのだろうか」（国連大学副学長、安井至：朝日新聞2007.3.3）石油が枯渇や高騰により入手困難になることを予測しての提言である。この提言、このまま医療にも言い換えれるのではないか。「みんないつまで現代医療を受けれると思っているのだろうか」と・・</p><p>「医療を受けれない・・」には、実は２つの要因がある。１つは、今既に始まっているあの「医療崩壊」のため。ご存知のように医師不足・劣悪な労働環境、そして理解不能な刑事訴訟、等々によって。そして２つめの要因が、実は「エネルギー問題」と密接に絡んでいる。</p><p>現代社会は、そして現代医療も、石油にどっぷりつかっている。医療資材・医療計測機器・医薬品のどれを取っても、その原材料やエネルギーにおいて、石油なしでは考えられない。ところが日本はエネルギー供給の大部分を海外に依存し、その５０％が石油、しかもその９０％を中東に依存している。つまり日本は元々脆弱なエネルギー供給構造を持っているが、今までは何とか石油を海外から供給し、社会経済を、そして現代医療を動かしてきたわけだ。</p><p>しかし今、国際的にエネルギー事情が緊迫している。中国を初め成長著しいアジア諸国のエネルギー需要の急増、産油国における石油供給余力の低下、が言われている。そして「石油生産ピークに関する見通し」がIEA/World Energy Outlook 2004 に公表されている。その中で、石油生産ピークが「標準的シナリオで2028-2032、悲観的シナリオで2013-2017、楽観的シナリオで2033-2037」とある。何れにしても、この10～20年後には現実的な状況として、石油が徐々に枯渇してくる！そんなに遠い将来の話しではない。その時、石油に依存している現代医療は、このまま可能であろうか・・・</p><p>このエネルギー問題は、実は地球温暖化問題とも絡んでいる。石油・天然ガスが枯渇し供給が低下すると、その代用に供給可能な石炭がエネルギー源として使用され、その結果、二酸化炭素がより大気中に放出されるだろうと推測されている。</p><p>この先10～20年が、エネルギー問題や地球環境問題、そしてすべての社会経済生活にとって、非常に重要な時期になってくるのではないかと感じる。如何に、総合的・包括的視点に立って、この状況を見据えれるか・・</p><p>ちょうど息子がこの春、某大学理工系機械工学科に入学することになった。機械工学では、流体力学・熱工学・原子力学などエネルギー学の基礎を学ぶだろう。先日彼に、現在のエネルギー問題のこと、資料を渡して少し説明した。そして「エネルギー問題のこと、一生懸命に勉強して何とかしてね・・」って言ったら、「・・・・うん」って神妙に頷いた。託す！そして私も・・・</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-03-24T15:13:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070317/1">
    <title>過労死認定を支援する会</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070317/1</link>
    <description>小児科医中原医師の過重労働による自殺は、労災と認定され勝訴に至った。そして現在、支援者の方々は既に次の活動を展開されている・・中原医師の奥様（中原のり子さん）からのＭＬが、今朝送られてきた。実は中原のり子さん、ＮＰＯ法人自殺対策支援センターライフリンクの会員でいらっしゃり、今回のＭＬには「勝訴のお礼」と「控訴されない活動の支援願い」などが書かれてあった。今回勝訴には至ったが、今後国が控訴しないよう...</description>
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      <![CDATA[<p>小児科医中原医師の過重労働による自殺は、労災と認定され勝訴に至った。そして現在、支援者の方々は既に次の活動を展開されている・・</p><p>中原医師の奥様（中原のり子さん）からのＭＬが、今朝送られてきた。実は中原のり子さん、ＮＰＯ法人自殺対策支援センターライフリンクの会員でいらっしゃり、今回のＭＬには「勝訴のお礼」と「控訴されない活動の支援願い」などが書かれてあった。</p><p>今回勝訴には至ったが、今後国が控訴しないように活動を展開されている。そこで多くの方に、「控訴しないように要請する要望書」を国に出して頂きたい！とのこと。</p><p>下記ＨＰは「小児科医師、中原先生の過労死認定を支援する会」である。このＨＰから「控訴しないように要請する要望書」をダウンロードし印刷して投函できるようになっている。厚生労働大臣・労働基準監督署長・労働局長宛への要請葉書だ。支援頂ける方は、葉書代カンパでお願いします！とのこと。</p><p>勝訴の判決を受け、現在中原さんの元に、電話・ファックス・手紙が殺到しているそうだ。お祝いメールも　　４００通以上来てフリーズ状態らしい。多くの方々の熱い思いを感じる。私も今日、早速「要望書」を投函しよう！皆さんも是非・・</p><p>なお、民事裁判の判決も、３月２９日に控えているそうだ。こうした地道な活動結果が、医師の労働環境の改善に確実に繋がっていくと思う。</p><p>「小児科医師、中原先生の過労死認定を支援する会」ＨＰ：<a href="http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/">http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/</a></p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-03-17T08:00:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070316/1">
    <title>医師の情熱を支えるもの</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070316/1</link>
    <description>確かに、昔から勤務医は激務であった・・もう十年以上も前のことではあるが、研修医時代、大学病院や市立総合病院のＮＩＣＵ・一般小児病棟で勤務していたことがある。そう、確かに大変だった。コール当番や当直が月に数回はあったか。そしてＮＩＣＵもあるため、他院からの新生児や未熟児の緊急入院の依頼を、救急情報センターから度々受けた。それも往々にして夜間に・・・保育器と救急セットを持ち、救急車に乗って、その病院ま...</description>
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      <![CDATA[<p>確かに、昔から勤務医は激務であった・・</p><p>もう十年以上も前のことではあるが、研修医時代、大学病院や市立総合病院のＮＩＣＵ・一般小児病棟で勤務していたことがある。そう、確かに大変だった。コール当番や当直が月に数回はあったか。そしてＮＩＣＵもあるため、他院からの新生児や未熟児の緊急入院の依頼を、救急情報センターから度々受けた。それも往々にして夜間に・・・保育器と救急セットを持ち、救急車に乗って、その病院まで赤ちゃんを受け取りに行ったものだ。そして入院後の処置のため徹夜となり、一睡もせずに翌日の通常勤務へ・・・</p><p>まだその頃は２０代で体力があったから何とかやっていたけど・・・大学病院時代、病棟主任の先生と一緒に仕事していた時は、その先生（３０歳後半だったかな）、徹夜明けの早朝に、ＮＩＣＵのソファーに座って仮眠されていたのを、今でも覚えている。</p><p>市立総合病院ではその頃、夜間にレントゲン技師がいなかった。夜間の緊急入院でＸ線撮影が必要になった場合には、医師が撮影・現像をしたものだ。夜、誰一人いない地下の薄暗い廊下を通り、真っ暗な現像室で装置の小さなスイッチランプの明かりだけを頼りに、手探りで現像作業をこなした。少々・・いやとても怖かったなぁ。</p><p>確かに心身ともいろいろ大変だったけど、その頃は患者さんやそのご両親との信頼関係を感じていた。だからこそ、何とか気持ちを持ち続けることができたと思う。ましてや&ldquo;受け持った患者さんから刑事事件で訴えられる&rdquo;・・・そんな衝撃的なことは思いもよらなかった。</p><p>現在、医療現場の何たるかを理解してない、理解しようとしてないような医療刑事事件が続いている。もし今、もう一度小児科医として同じ勤務状況に置かれたら、以前の研修医の頃の様に、要らぬ不安もなく情熱を持って、患者さんの命を救うことにのみ意識が集中できるか・・・いわんや勤務状況そのものも、ますます過酷になっている現状においては。</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-03-16T14:10:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070309/1">
    <title>祝・卒業　「贈る言葉」</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070309/1</link>
    <description>昨日は、息子の高校の卒業式だった。卒業生を送り出す３年生担任の先生方から、これから新たな人生に旅立つ卒業生達に、一言ずつ「贈る言葉」が残された。卒業を祝いつつ、これから歩くであろう彼らの様々な人生を思っての万感の言葉・・そう、息子の担任の先生の語る「贈る言葉」・・・よかった！素朴であり、本来当たり前であるはずのことではある。しかし、それが見失われている現代だからこそ、きっと今後、彼ら若者が大学や社...</description>
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      <![CDATA[<p>昨日は、息子の高校の卒業式だった。卒業生を送り出す３年生担任の先生方から、これから新たな人生に旅立つ卒業生達に、一言ずつ「贈る言葉」が残された。卒業を祝いつつ、これから歩くであろう彼らの様々な人生を思っての万感の言葉・・</p><p>そう、息子の担任の先生の語る「贈る言葉」・・・よかった！素朴であり、本来当たり前であるはずのことではある。しかし、それが見失われている現代だからこそ、きっと今後、彼ら若者が大学や社会に出て、いろいろな現実にぶつかり矛盾を感じた時に、ふと思い出し心の糧になるのだろう。先生の言葉、ここに紹介させてね・・・一生懸命に生きている誰もの心に響く言葉だから。</p><p>「・・卒業おめでとうございます。進路が決まった人も、もう少し受験勉強する予定の人も、これから人生の第２ステージが始まりますね。今後行き当たるであろう様々な事を考えると胸がかなり痛んだりもしますが、ブンジで培った力を生かし、自分の人生を切り開いていってください。あまり先のことを考えても実はあまり意味がありません。何事もね、思うようにはなりませんから。今自分にできることに、誠実に、真摯な気持ちで取り組んでいって下さい。そして願わくは、君たちがブンジに入学したての頃、学年集会で進路に関して小林進先生がおしゃったことを覚えていますかね。<br />&ldquo;世のため人のために働きなさい&rdquo;ということ。<br />私利私欲の権化のような人たちが跳梁跋扈しているご時世ですが、どんな道に進むにしても、君たちはこの気持ちだけは心の中に刻んでおいてくださいね。それではよい人生を。　　　　　小曽根　豪」</p><p>社会の隅々に、こうした&ldquo;良心&rdquo;を持った方々が地道にしっかり生きていらっしゃる。そして、その&ldquo;良心&rdquo;を、次の世代の純粋な感性に、こうしてひっそりと、しかし確実に伝えている。教育改革とか、教育基本法を変えるとか、・・そんな形式上の問題ではなく、こうした人と人の直接のコミュニケーションからこそ、本当の教育が実践され継承さてていく。本当に当たり前のことなんだが・・</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-03-09T13:45:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070303/1">
    <title>都立高校入試問題「科学者という仕事」より</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070303/1</link>
    <description>先日の新聞に、都立高校の入試問題と解答が掲載されていた。息子が今年受験生ということもあり、どんな問題が出ているのだろう？国語ならば今の私でも解答できるかな・・という興味本位で、国語の入試問題に目を通してみた。そして一つの問題が私の関心を惹いた。それは「科学者という仕事」（酒井邦嘉著）という論説から取った長文読解問題で、次の文章から始まっていた。「多くの人は、科学は正しい事実だけを積み上げてできてい...</description>
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      <![CDATA[<p>先日の新聞に、都立高校の入試問題と解答が掲載されていた。息子が今年受験生ということもあり、どんな問題が出ているのだろう？国語ならば今の私でも解答できるかな・・という興味本位で、国語の入試問題に目を通してみた。そして一つの問題が私の関心を惹いた。</p><p>それは「科学者という仕事」（酒井邦嘉著）という論説から取った長文読解問題で、次の文章から始まっていた。「多くの人は、科学は正しい事実だけを積み上げてできていると思うかもしれないが、それは事実ではない・・・」更に読み続けていくと、この問題文は実はとても難解なテーマを扱っているではないか！</p><p>この入試問題の解答そのものは、この「文章の文字面（もじづら）の意味」を理解すれば文脈で解ける問題だ。しかし、ここに書かれてある「テーマ」（科学者という仕事）を本当に理解することは、本来とても難解でかつ興味深く、またとても重要なことだ。例のマスコミの捏造問題を初め、「科学的論理的思考」がきちんと為されていない現実ゆえ。</p><p>私は以前、竹内薫氏（サイエンスライター、ＴＶニュースゼロ科学解説者）から、ある科学哲学者の話しを聴いた事がある。彼の名は、ファイヤアーベント。カルフォルニア大バークレー校の教授であり、ロンドン大学・ベルリン大学などでも科学哲学について教鞭を執っていたそうだが、彼の生き方や思想は、型破りの反権威主義であり、知的反逆者であったらしい。竹内氏の講義では、ファイヤアーベントの自伝や代表的論文から、「世界を科学的に認識する方法」の歴史や飛躍を、ファイヤアーベントの視点から愉しく学ばせて頂いた。</p><p>今回の読解問題文の中に、カール・ポパーという人が&ldquo;科学哲学の重鎮&rdquo;（！）として紹介されている。実は、そのポパーはファイヤアーベントの指導教官であったらしい。そしてファイヤアーベントに言わせれば、ポパーは「優等生的で面白みに欠け、ラディカルさや先鋭さに欠けていた！」とのことである。本当はヴィトゲンシュタインを指導教官に選びたかったが亡くなってしまったので、仕方なくポパーを選ぶハメになってしまった、とのこと。この論説に隠された「豊穣さ」、実はこの豊穣さこそ、ファイヤアーベントを理解するキーポイントであるが・・</p><p>面白くもない入試問題の奥にも、興味深い事実がいっぱい隠されていた。たまたま今回は、それに関することを深く学んでいたから知っていたが・・日頃の何気ない事実の奥にも、本当は凄い事がたくさん隠されているのだろう。ただ人が気付かないだけで・・</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
    </content:encoded>
    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-03-03T21:30:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070225/1">
    <title>トヨタ自動車の伝統</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070225/1</link>
    <description>昨日の朝日新聞に「消費者が選ぶ企業ベストブランド　トヨタ自動車が３年連続１位」という記事が載っていた。日本消費生活アドバイサー・コンサルタント協会が企画した企業評価の結果である。トヨタ自動車は「プリウスだけでなく高級乗用車分野までハイブリッド車を投入」「国際的にも認められている商品品質の高さ」が評価されたそうだ。実は、私の父は典型的な「トヨタマン」であった。海外ではまだ「日本車はダメだ・・」と言わ...</description>
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      <![CDATA[<p>昨日の朝日新聞に「消費者が選ぶ企業ベストブランド　トヨタ自動車が３年連続１位」という記事が載っていた。日本消費生活アドバイサー・コンサルタント協会が企画した企業評価の結果である。トヨタ自動車は「プリウスだけでなく高級乗用車分野までハイブリッド車を投入」「国際的にも認められている商品品質の高さ」が評価されたそうだ。</p><p>実は、私の父は典型的な「トヨタマン」であった。海外ではまだ「日本車はダメだ・・」と言われていた戦後まもない頃、父はトヨタ自動車に入社し、エンジニアとして第一技術部駆動設計課に所属し、エンジン開発の仕事に就いた。そして会社からやれ！と言われるのではなく、自分の興味から「自動変速機」いわゆる「トルコン」の研究をしていたそうだ。その研究を社内の「技術会」で発表したところ、上司から「東大の先生に聞け」と後押しを頂き、東大との共同開発を行い、日本で初めて「自動変速機」の小型車量産に結びついたそうだ。そして世渡りの決してうまくない父だが、会社は父の仕事結果をきちんと評価し、第一技術部の部長に抜擢している。</p><p>この様な社員の仕事に対する姿勢は、決して父だけではなく、&ldquo;トヨタ創業からの伝統&rdquo;のようだ。「新しいことに前向きに積極的に挑戦し開発していこう」という社員個々の意識、そして「その社員個々のやりたいことを自由に積極的にやらせてくれる」という会社の方針。</p><p>「自分で開発していこう！」というトヨタの伝統をよく示しているエピソードを父から聞いた。戦後まだ日本の自動車開発が進んでなかった頃、トヨタ以外の自動車会社は欧米の自動車会社と手を結んだそうだ。しかし、トヨタはあくまで自社のみで技術開発を進め、自力であの高級車クラウンを世界に出した。以前、他社の人から驚かれたそうだ。「トヨタは不思議な会社だ・・・東大卒は少ないのに、出てくる車は立派だ！」</p><p>父を初め、多くのトヨタ社員が「トヨタマン」たる謙虚な誇りを持っているのを感じる。それには&ldquo;トヨタ創業からの伝統&rdquo;が、社員にやはり大きな影響を与えているのではないか・・・&ldquo;社員個々の挑戦を積極的に支援する姿勢&rdquo;。そして何より&ldquo;伝統的に今でも終身雇用の原則を守っていること&rdquo;・・・トヨタのトップは言っているそうだ、「社員の首を切って会社を立て直すことは、邪道だ・・」と。<br />そして、今回も企業ベストブランドの１位に選ばれた訳だが、トヨタのトップはそれを喜ぶどころか、逆に気を引き締めているそうだ。気の緩みやおごりを・・・</p><p>会社は父を成長させてくれた。そして父も会社を成長させた。しかし、こうした全体が一つの生命体であるかのような部分と全体の美しい調和は、個人が孤立化する現代社会では難しいのだろうか・・</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-02-25T15:15:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070221/1">
    <title>２０億人のコンサート</title>
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    <description>アメリカ元副大統領アル・ゴア氏は、１７年前、一生忘れられぬほどの衝撃的時期があったそうだ。愛する息子が交通事故であわや生命を落とすかと言うほどの大怪我をした。突然日常の時間が断ちきられ、そこで何もかもを考え直したそうだ。「自分にとって本当に大切なことは何なのか・・・」そして２つのことを誓ったそうだ。その１つは、いつも自分の家族のことを第一に考えること。そしてもう１つが、仕事では「気候の危機」を重要...</description>
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      <![CDATA[<p>アメリカ元副大統領アル・ゴア氏は、１７年前、一生忘れられぬほどの衝撃的時期があったそうだ。愛する息子が交通事故であわや生命を落とすかと言うほどの大怪我をした。突然日常の時間が断ちきられ、そこで何もかもを考え直したそうだ。「自分にとって本当に大切なことは何なのか・・・」</p><p>そして２つのことを誓ったそうだ。その１つは、いつも自分の家族のことを第一に考えること。そしてもう１つが、仕事では「気候の危機」を重要な課題とすること。</p><p>それからのゴア氏の活動のひとつ、地球温暖化についてのスライドを見せながらの講演活動が、あの映画「不都合な真実」になり、その書籍版も最近出版された。地球温暖化問題の一番の核心を突いている事実が、この本の中にある次の問答によく現れているように思う。<br />最もよく聞かれる質問があるという。「たくさんの人たちが、まだこの危機は本物ではないと思っているのは、何故だろうか？」そしてゴア氏の答えがこれだ。「気候の危機に関する真実は、自分達の暮らし方を変えなくてはならない、という&ldquo;不都合な真実&rdquo;だから・・」</p><p>ゴア氏は、この地球の危機的な問題に、より多くの人たちの「意識」を向けるためのキャンペーンの一つとして、今年７月７日に地球の７大陸で２４時間の地球規模のコンサートを行うことを公表している。その名も「Save Our Selves -- The Campain for a Climinate in Crisis」</p><p>コンサート開催地は、中国（上海）、南アフリカ（ヨハネスブルグ）、オーストラリア（シドニー）、イギリス（ロンドン）、日本（開催地未定）、ブラジル（開催地未定）、アメリカ（開催地未定）、南極である。<br />そして、１００組以上の出演者と観客あわせて１００万人、テレビ・ラジオ・インターネットなどで参加する人たち２０億人を計画しているそうだ。</p><p>ゴア氏は声明の中で言っている。「地球温暖化の問題を解決するためには、数十億人の人と連携しなければならない。そして、前例のない息の長い地球規模の運動しかない・・」</p><p>参考：「不都合な真実」アル・ゴア著（ランダムハウス講談社）、北山耕平氏ブログNative Heart<br /></p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-02-21T17:18:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070211/1">
    <title>猫と哲学</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070211/1</link>
    <description>我が家には現在１０匹の猫がいる。昨春に姉妹母猫２匹からそれぞれ４匹の子猫が産まれて、計１０匹という訳だ。まさに猫屋敷となっている。また我が家には４人の子ども達もいる。１０匹の猫たちと４人の子ども達の微妙な関わり合いが日々生じる訳だが、その微笑ましい遣り取りには、こちらも思わず心温まることの多いこの頃である・・ところで、猫に関する著書は多々あるが、先日偶然、面白い猫本を見つけた。猫の存在の何たるかを...</description>
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      <![CDATA[<p>我が家には現在１０匹の猫がいる。昨春に姉妹母猫２匹からそれぞれ４匹の子猫が産まれて、計１０匹という訳だ。まさに猫屋敷となっている。また我が家には４人の子ども達もいる。１０匹の猫たちと４人の子ども達の微妙な関わり合いが日々生じる訳だが、その微笑ましい遣り取りには、こちらも思わず心温まることの多いこの頃である・・</p><p>ところで、猫に関する著書は多々あるが、先日偶然、面白い猫本を見つけた。猫の存在の何たるかを感ずる人には興味深い本だと思う。その本は・・・<br />「作家の猫」コロナ・ブックス編（平凡社）２００６年６月初版<br />猫をこよなく愛した作家と、その猫たちの日常の機微を、美しい写真と共に味わい深く描いた本である。</p><p>そこに登場する作家であるが・・夏目漱石、南方熊楠、寺田寅彦、熊谷守一、竹久夢二、谷崎潤一郎、藤田嗣治、室生犀星、佐藤春夫、大佛次郎、アーネスト・ヘミングウェイ、幸田文、梅崎春生、椋鳩十、三島由紀夫、開高健、中島らも、等々・・・</p><p>開高健は書いている・・「猫は精妙きわめたエゴイストで、人の生活と感情の核心へ忍び込んでのうのうと昼寝するが、ときたまうっすらとあける眼には、絶対に妥協してないことを物語っている」「一切の行動の自由を持ちつつ排斥されることなく、孤高に終始しながらぬらりくらりと怠けて過ごすという、様々な矛盾を抱きつつ諸矛盾を精妙に融合させてかえってそれを魅力に転ずる・・・という具合については、ひたすらネコについて学ぶべきである」<br />熊谷守一は生涯を何にも縛られることなく、自由に生きることを愛した。だからこそ、人間に気をつかわない自由気ままに生きる猫を愛した・・</p><p>猫の自由孤高な生き様は、他者は勿論、自己にも執着してないかのようだ。少なくとも、過剰な自己意識はなく、淡々とそこに存在しているかのようだ。ところが人は、「私」Ｉ が「私」me を（特に人と比較して！）意識する。「私」I が「私」me を見つめている・・・それは「主観 I 」と「客観 me 」の分裂した世界である。そして、それらが解け合ったところに「涅槃」があると、古の賢人達は説いたのでは・・</p><p>その「涅槃」の境地が、自由孤高な猫の在り方にどことなく感じられるからこそ、「涅槃」に憧れた、かの孤高な文豪たちは、こよなく猫の存在を愛したのではないか・・</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-02-11T15:10:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070201/1">
    <title>科学報道の実態</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070201/1</link>
    <description>ここのところ、関西テレビ制作の「発掘！あるある大辞典Ⅱ」（フジテレビ系）で、捏造問題の疑われる番組が、芋ズル式に分かってきている。実験データや研究者の発言などの科学的事実を、改ざん・捏造して報道していた・・実は最近ちょうど、「科学報道の実態」について、竹内薫さんからお話を聞く機会があった。竹内さんは専門が物理学であり、サイエンスライターとして一般向け科学書を多々出版されている。また現在では、日本テ...</description>
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      <![CDATA[<p>ここのところ、関西テレビ制作の「発掘！あるある大辞典Ⅱ」（フジテレビ系）で、捏造問題の疑われる番組が、芋ズル式に分かってきている。実験データや研究者の発言などの科学的事実を、改ざん・捏造して報道していた・・</p><p>実は最近ちょうど、「科学報道の実態」について、竹内薫さんからお話を聞く機会があった。竹内さんは専門が物理学であり、サイエンスライターとして一般向け科学書を多々出版されている。また現在では、日本テレビ系「ＮＥＷＳ　ＺＥＲＯ」の科学キャスターやフジテレビ系「たけしのコマネチ大学数学科」の解説者をされている。であるから、日本の科学報道の実態を、身を持って知り尽くしている方でもある。</p><p>そのお話の中で「なるほどなぁ～」と感じたのは、番組制作の裏事情。例えば、テレビ番組「コマネチ大学数学科」を制作するにおいて、例の「あるある」と同様に、実際に番組を制作するのは、テレビ局の下請け会社の下請け会社、いわゆる「孫請け会社」である。そして連載のテレビ番組の撮影は、通常１年間通してスタジオを借り切り、セットを作って行われる。そのスタジオを借りる「資金」がまず必要となるわけだ。だからスポンサーがどうしても必要となる。そしてスポンサーを得るためには「視聴率」を上げる必要が出てくる。視聴率を上げるには、インパクトのある番組内容を制作する必要がある。だから科学的内容を改ざん・捏造してでも・・<br />そして、ただでさえ孫請け制作会社は収益が少ないそうだ。番組の収益は、まずテレビ局ががっちり取り、そして次にその下の制作会社が取り、最後に実際撮影した孫請け会社が貰う・・</p><p>その他に「科学報道の実態」のお話で、「そうかぁ～」と思ったのは、そもそも報道の世界で、難しい最先端の科学を一般人にわかりやすく伝える人材がとても少ないという現実。<br />新聞社では科学斑の科学ジャーナリストがまだいるが、出版界ではサイエンスライターはとても少なく、テレビ・ラジオでは殆どいないそうだ。さらにテレビ関係者は殆どが文系出身者で、理系出身者は殆どいなく、文化の壁がある！とのこと。例えば、多くの女性の中で男性一人がいる状況の感じ、とのこと。</p><p>更には、科学報道の一つとしての「医学・医療報道」の現状はどうだ？テレビ報道や新聞記事において、正確に実情を理解・把握して解説されているとは言い難い現実がある。社会を動かしていく力もある報道だからこそ、その「科学報道」の質の高さは、現代社会には必須であるはずなのに・・</p><p>米国や英国では、科学報道の専門職である「サイエンスライター」の地位が高いそうだ。例えば、大学では分業がはっきりしている。研究する者、教育する者、そして大学の科学研究成果を報道する者。何と大学組織の中にサイエンスライターという職種があるそうだ。大学付サイエンスライター！<br />日本社会では、まだまだ「サイエンスライター」の働く場さえないとのこと。科学を正確に一般人に報道する社会体制がまだまだ確立されてないのが日本の現状である・・</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-02-01T17:25:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070124/1">
    <title>暖冬異変</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070124/1</link>
    <description>今朝の朝日新聞（1月24日）の記事、「暖冬が続き、タンポポが記録的な早咲きとなり、梅の便りも届き始めた・・」確か1月14日頃の松山気象台の観測報告でも、「春の野の花を代表するタンポポが既に咲いた。平年の開花日は3月初めというから、50日以上も早い・・」とあった。青森では雪不足のため、学生スキー選手権が延期。新潟では雪不足のため逆に、例年は不可能な「雪なしゴルフ場」が可能となった、とのこと。私の身近...</description>
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      <![CDATA[<p>今朝の朝日新聞（1月24日）の記事、「暖冬が続き、タンポポが記録的な早咲きとなり、梅の便りも届き始めた・・」確か1月14日頃の松山気象台の観測報告でも、「春の野の花を代表するタンポポが既に咲いた。平年の開花日は3月初めというから、50日以上も早い・・」とあった。<br />青森では雪不足のため、学生スキー選手権が延期。新潟では雪不足のため逆に、例年は不可能な「雪なしゴルフ場」が可能となった、とのこと。</p><p>私の身近な自然を見ても、庭の梅の花が今年は既に咲いているし、例年は見られる霜柱が今年は立たない。そして昨日、我が子が「アリが地面にもう出ている！」と驚いていた。まだ1月なのに・・</p><p>海外でも、いろんな観測結果が報道されている。ニューヨークでの最高気温22.2度（1月6日)は、1950年と並び1月の気温としては観測史上最高。ゼロ度前後で珍しくないこの時期、セントラルパークでのＴシャツ姿の新聞写真は衝撃的だった・・</p><p>ところで、コロンビアのシエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ（現国立公園）の山脈の中に、スペイン帝国の侵略を免れた古モンゴロイド先住民の人々が住んでいる。彼らは「環境の守護者」として「聖なる山を守ること」を自分達の義務と認識し、現代文明から隔絶した環境に身を置く事で、自給自足の伝統的生活・文化をこれまでずっと守ってきたそうだ。</p><p>彼らが代々伝えてきた「先祖の教え」がある、という。<br />「もしも彼らの山が病になれば、&ldquo;世界&rdquo;に問題が起きる・・」<br />そして初めて1990年頃より、「自分達の守る山、世界の心臓に、ただならないこと、雪が降らなくなり川の水が涸れ始めるなどの良くないこと、が起こり始めた・・」そうだ。</p><p>確かに丁度その頃から、彼らの先祖が驚くべき賢さで見抜いていたように、実際に&ldquo;世界&rdquo;に問題が起きている。世界全体の緊急問題としての「地球温暖化問題」が・・</p><p>参照：「Native Heart」北山耕平氏ブログ</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-01-24T10:45:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070118/1">
    <title>医師の国外流出</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070118/1</link>
    <description>「医師の国外流出」・・・勿論、日本のことではない。実は、フィリピンのこと。先日、偶然あるＴＶ番組を見て知った・・ＮＨＫ・ＢＳ１　&amp;ldquo;地球街角アングル「医師がいなくなる～フィリピン・看護師出稼ぎの陰で&amp;rdquo;という番組。その中で、海外で働くフィリピン人医師の現状や、フィリピン国内での医師の偏在（日本と同じだ・・）、そして彼らの祖国への思い、などが取材されていた。今、先進各国が看護師不...</description>
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      <![CDATA[<p>「医師の国外流出」・・・勿論、日本のことではない。実は、フィリピンのこと。<br />先日、偶然あるＴＶ番組を見て知った・・</p><p>ＮＨＫ・ＢＳ１　&ldquo;地球街角アングル「医師がいなくなる～フィリピン・看護師出稼ぎの陰で&rdquo;という番組。<br />その中で、海外で働くフィリピン人医師の現状や、フィリピン国内での医師の偏在（日本と同じだ・・）、そして彼らの祖国への思い、などが取材されていた。</p><p>今、先進各国が看護師不足の問題に直面しており、その先進国に&ldquo;出稼ぎ&rdquo;するフィリピン人看護師が注目を集めているようだ。<br />日本においても、今月１７日共同通信社の報道によると、厚労省が日本で働くフィリピン人看護師などの受け入れ指針案をまとめ、今後２年間で看護師２００人を受け入れる事になっている、という。</p><p>ところが、そのフィリピン国内では、経験の浅い若い看護師が多くなり、医師の数も足りなくなっている、という。今回の番組では、フィリピンにおける医師の偏在（都市に集中、地方では不足・・）も取り上げ、ある地方の診療所の厳しい実態を取材していた。そして必要な医療も受けられなくなった患者も出始めているらしい。まさに日本の医療状況と重なるところがある・・</p><p>ただ驚いたことは、フィリピンにおいて「医師が海外で働く」といっても、実はアメリカで医師として働くにはフィリピン国内の医師免許ではできないから、彼らはアメリカで「看護師として働く」のだ。それでもＯＫなのだ。家族のより良い生活のためにか、高収入を求めてアメリカで看護師として働くことを選ぶ・・<br />しかし最後に彼らが言った言葉・・「これで得たお金をフィリピンで消費すれば、フィリピンの経済が潤う。フィリピン人みんなの為にもなる・・」この感覚に少々はっとさせられた。</p><p>同胞人への思い、ある意味「愛国心」・・・何処かの誰か（国会で一度お見かけしたことあるけれど・・）が言っている様な「愛国心」ではなく、正確には「愛&ldquo;国民&rdquo;心」の様なお互いに同胞として助け合うような心・・<br />けど今の競争社会の日本には、そんな心の余裕は無理かな？</p><p>&nbsp;</p>]]>
    </content:encoded>
    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-01-18T15:20:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070111/1">
    <title>遺族と警察</title>
    <link>http://blog.m3.com/brain_science_diary/20070111/1</link>
    <description>先日、５年ごとの運転免許証更新に行ってきた。申込書作成・適正検査・写真撮影、そして最後に講習が義務づけられている。その講習の始めに、途中でビデオを上映するから見て下さい、と説明があった。５年前の講習でもビデオを見させられたが、その内容が、死亡事故現場の再現映像や危険な運転の状況など、目を背けたくなるような場面だったような記憶があった。今回もまたそんなビデオを見せられるのかな～って思っていたが・・始...</description>
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      <![CDATA[<p>先日、５年ごとの運転免許証更新に行ってきた。申込書作成・適正検査・写真撮影、そして最後に講習が義務づけられている。その講習の始めに、途中でビデオを上映するから見て下さい、と説明があった。<br />５年前の講習でもビデオを見させられたが、その内容が、死亡事故現場の再現映像や危険な運転の状況など、目を背けたくなるような場面だったような記憶があった。<br />今回もまたそんなビデオを見せられるのかな～って思っていたが・・</p><p>始まった映像は全く違っていた。ある女性が涙ながらに語っている場面から始まったように思う・・<br />そのビデオは、「自動車事故で亡くなった被害者遺族のドキュメンタリービデオ」であった。<br />幼い子供を自動車事故で亡くした母親・・「生涯この辛さが続くと思うとたまらない・・」<br />夫を事故で亡くし、幼い子供と残された妻・・「周囲に助けてくれる人があまりなく、周囲の理解ない一言が心に刺さる・・」「社会は厳しい・・生活の為に一日中働かねばならない・・」<br />妻と娘を事故で亡くし、幼い息子を男手一つで育てている夫・・「もう元には戻らない事はわかっている・・しかし２年経ってもまだ亡くなった家族の衣服の整理ができない・・」形見の服を触りながら、肩を振るわせて涙を流していた・・・</p><p>大切な方を亡くした遺族の深い心の悲しみ。その悲しみの辛さは、事故でも自殺でも変わらない。</p><p>実は、自殺の場合、死亡現場で遺族の方に始めに対応するのが、「警察」の方である。そして警察官の職務は、まず死亡原因が自殺か他殺か、を調査することである。そのため家族に「事情聴取」をする訳だ。<br />その状況においては遺族の「心のケア」までは警察官の仕事としては難しい、という。配慮はするであろうが・・<br />しかし、近年の自殺対策支援活動の進展に応じて、警察にも変化が生じている。その事情聴取の際に、警察の方から遺族の方に、これからの生活で役立つ情報（心の相談窓口の連絡先、経済問題の相談先など）が入ったリーフレットを渡そう、という動きが始まっている。犯人逮捕への意識だけでなく、遺された方々への配慮にも、警察の協力体制が広がりつつある。</p><p>自動車事故においても、ただ厳しく取り締まるだけでなく、事故の遺族の方の視点からの啓発活動へ、警察の意識変化が始まっているのか・・そんな事を、講習のビデオを見ながら感じた。<br />今まで社会の裏に隠されられていた弱い立場の方々に、少しずつ支援の手が差し伸べられている。警察においても・・</p><p>&nbsp;</p>]]>
    </content:encoded>
    <dc:creator>Doctor Aki</dc:creator>
    <dc:date>2007-01-11T17:45:00+09:00</dc:date>
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