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2007.04.01 17:30 |  旅行 / 宿  |  車 / バイク/ 船  |  映画 / 音楽 / 読書  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 0

「神の島」沖縄久高島

先日、あるTV番組で“巫女”を偶然見た。その神に身を捧げる凛とした存在に感じるところあった。そして、ふと思い出したことが・・

かなり以前になるが、私は“巫女”がいる(正確にはいた・・)島、そう沖縄の久高島(くだかじま)に行ったことがある。学会発表で沖縄に行くことがあり、何故かは今でははっきりと思い出せないが、その折に久高島へ寄って見たいと思ったのだ。

久高島は、沖縄本島の東方5キロに位置する周囲8キロの小さな島。そこには沖縄人の祖先となった神様が降臨したという神話が伝わっており、「神の島」と呼ばれている。そして、神の波動を感じて神と交流できるノロと呼ばれる“巫女”がいて、琉球王朝よりはるか昔から、ノロ(巫女)を中心とした神女(なんちゅう)たちが、年に30もの祭祀を行い島を守ってきた。

あれは5月だったか・・沖縄ではもう初夏の暑い日差しの中、青い空と青い海に囲まれて、沖縄本島から小さな舟で久高島まで乗せてもらった。海中には、それはそれは綺麗な珊瑚礁が見えた!そして2時間後に迎えに来る、という言葉を残し私を置いて、その舟は遠ざかっていった・・・その2時間は別次元の世界だった。時間は止まり、空間は何処までも広がり、静寂しかなかった。自転車を借りて、何故か殆ど島の誰とも出会わず、何処までも続く土の道を無心に漕いでいった。島の先端に着き、眼前に広がる美しい青い海と空の静寂さに、確かに神々しい何かを感じた・・

確かに、この自然の中で暮らせば、人を超えた何かを感じ、神と共に生きることができるかもしれない。戦前の頃は、ノロ(巫女)になる条件として、島より一歩も外にでたことのない女性、であったそうだ。しかし、1978年のイザイホー(久高島で生まれ育った女性が神女になるための12年に1度行われる儀式)を最後に、祭事はその後一度も蘇ってないという。時代が変わり、若者の島離れが進み、神女に該当する女性がいなくなってしまったから・・

今もう一度、何時かは訪れるような気がする、「神の島」久高島・・・大切な何かを、まだ少なくとも自然が残していてくれることを祈って。

参照:「だれも沖縄を知らない-27の島の物語」森口豁著(筑摩書房)

 

 

 

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2007.02.21 17:18 |  研究  |  旅行 / 宿  |  映画 / 音楽 / 読書  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 0

20億人のコンサート

アメリカ元副大統領アル・ゴア氏は、17年前、一生忘れられぬほどの衝撃的時期があったそうだ。愛する息子が交通事故であわや生命を落とすかと言うほどの大怪我をした。突然日常の時間が断ちきられ、そこで何もかもを考え直したそうだ。「自分にとって本当に大切なことは何なのか・・・」

そして2つのことを誓ったそうだ。その1つは、いつも自分の家族のことを第一に考えること。そしてもう1つが、仕事では「気候の危機」を重要な課題とすること。

それからのゴア氏の活動のひとつ、地球温暖化についてのスライドを見せながらの講演活動が、あの映画「不都合な真実」になり、その書籍版も最近出版された。地球温暖化問題の一番の核心を突いている事実が、この本の中にある次の問答によく現れているように思う。
最もよく聞かれる質問があるという。「たくさんの人たちが、まだこの危機は本物ではないと思っているのは、何故だろうか?」そしてゴア氏の答えがこれだ。「気候の危機に関する真実は、自分達の暮らし方を変えなくてはならない、という“不都合な真実”だから・・」

ゴア氏は、この地球の危機的な問題に、より多くの人たちの「意識」を向けるためのキャンペーンの一つとして、今年7月7日に地球の7大陸で24時間の地球規模のコンサートを行うことを公表している。その名も「Save Our Selves -- The Campain for a Climinate in Crisis」

コンサート開催地は、中国(上海)、南アフリカ(ヨハネスブルグ)、オーストラリア(シドニー)、イギリス(ロンドン)、日本(開催地未定)、ブラジル(開催地未定)、アメリカ(開催地未定)、南極である。
そして、100組以上の出演者と観客あわせて100万人、テレビ・ラジオ・インターネットなどで参加する人たち20億人を計画しているそうだ。

ゴア氏は声明の中で言っている。「地球温暖化の問題を解決するためには、数十億人の人と連携しなければならない。そして、前例のない息の長い地球規模の運動しかない・・」

参考:「不都合な真実」アル・ゴア著(ランダムハウス講談社)、北山耕平氏ブログNative Heart

 

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2007.01.08 14:53 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  旅行 / 宿  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 0

自死遺族支援全国キャラバン

昨日1月7日夕方6時からの「NHK全国ニュース」で、ある「自殺対策支援活動」が紹介された。

「自死遺族支援全国キャラバン・プロジェクト」・・

1年間3万人を超える自殺により、多くの遺族の方々が悲しみの中に取り残されている。自殺対策基本法のひとつの柱である「自死遺族の支援」については、プライバシーなどの問題もあり、国や自治体での対策がほとんど進んでないのが現状である。

そこで今回の全国キャラバンでは、民間団体のNPO法人自殺対策支援センターライフリンクが中心となり、今年4月から日本列島を縦断しながら全47都道府県で、自死遺族支援をテーマにシンポジウムを開催する、という。

具体的内容としては、1)全国47都道府県で「自死遺族のつどい」の立ち上げ、2)自死遺族支援の必要性を地域に訴えるため、マスコミとタイアップして、各自治体ローカル報道から自殺対策キャンペーンを呼びかける、3)自死遺族に呼びかけて「自殺予防のための1000人調査」の実施、4)官民学の枠を超えた自殺対策関係者の連携基盤作り・・などである。

今回のシンポジウムには、それぞれの地域の遺族の方々にも参加を求め、遺族の方の声にも耳を傾ける、という。ニュースのインタビューの中で、ライフリンク代表清水康之さんは、「・・全国シンポジウムを展開することで、各地に“心のケアの会”を立ち上げ、遺族支援を根付かせたい・・」と語っている。

今日の朝日新聞「ひと」でも、全国初の「遺族外来」を始められた大西秀樹先生(埼玉医大、精神科医)の記事が載っている。
身近な大切な人を亡くした方が、安心してその悲しみを語れる場・・・いろいろな活動が始まっている。

参考:1月7日NHKニュース「自殺者遺族支援へキャラバン」http://www.lifelink.or.jp/hp/Library/nhknews070107.pdf

 

 

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この何日間か、「人生の新た道」への展開が立て続けに起こり、ある会合に参加するため新幹線で遠出したり、そのことの意味を熟慮する日々を過ごしていた。
やっと今日こうして、次への決意と共に、こうしてブログを更新する時間を落ち着いて作る事ができた・・・

まずとりあえず、ご紹介致したいのは、今日放映予定のTV番組のこと。差し迫ったお知らせでごめんなさい!

12月11日(月)20時~20時30分
NHK教育テレビ「福祉ネットワーク」
シリーズ 自殺と向き合う 大切な人を失った時

「こころのカフェきょうと」という自死遺族の分かち合いの会がある。石倉さん(ご自身も自死遺族の方)が立ち上げた自死遺族支援活動の場である。
この番組では、その取り組みをVTRで紹介しながら、社会的にはどういった支援をする必要があるのかを、清水康之さん(NPO法人自殺対策支援センター代表)がスタジオゲストとして紹介する番組である。

今年6月に自殺対策基本法が成立し、今日本全国で、行政を初め民間の方々、そして研究分野においても、いろいろ具体的な取り組みが始まりつつあるのを実感している。

そうした地道な取り組みを、これから折を見て順次ご紹介できればと思っている。
自殺の問題は、日本社会の最も本質的な問題に繋がっているから・・

 

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「食べ物とスピリット~ネイティブ・アメリカンに学ぶ~」というテーマの公開講座を聴いた。講師は、翻訳家である北山耕平氏。彼は雑誌特派員として、70年代後半をアメリカで過ごされた。その時にネイティブ・アメリカンのメディスンマンと出逢い、現在その世界観を日本の次の世代に伝え続けている。
講座では、約2時間半近く、淡々と穏やかに語り続けられた。10枚以上のノート記録から、以下心に残った事を少々・・

・・・ネイティブ・アメリカンの人々は、ベジタリアンであった。その中心は“トウモロコシ”であり、それは太陽Great Spiritからの贈り物、神聖な食べ物であっという。“食べる”と言うことは、単に腹を満たすことでは決してなく、食物から生命Spiritを頂くこと、感謝と共に・・
そして、この世界は人間の理解を超えたものが満ちているという。それをこそMedicineと呼び、又それはSpiritであり、目に見えない力Energy・・

特にはっとさせられたのは、その世界観・文化伝統を、部族全体の大人達が、24時間日常生活の中で、子ども達に伝えていたということ。
それが「教育」であり、つまりは、部族全体が「学校」であり、部族全員が「先生」であった。子ども達は一貫して、Spiritがいる世界の中で大切に育てられてきた・・

しかし、白人が来て隔離政策を行い、子ども達は何百キロも離れた「学校」へ入れられた。部族の言葉を教えられず、鞭で叩かれた。12年間後、部族に帰って来たときには、完全に文化は断ち切られていた・・
すべてが繋がっているSpiritの次元の世界。それは24時間日々の体験の教育で初めて理解修得されること。それは今完全に失われた・・

伝統文化では、「時間」という観念は、初めも終わりもない“輪”であり、「今日はよかった!この日が続きますように・・」であったそうだ。
しかし、西洋文化が入ってからは、「時間」は“直線”になり、始まりがあり終わりがあるようになった。だから「今日より明日の方がもっと豊かに!今日には満足してない!」になった・・

講座の最後に聴いてみた・・自殺、自らいのちを断つということは、ネイティブ・アメリカンにとってどういう意味があるのか・・
・・伝統文化があった頃は、自殺はほとんどなかったそうだ。しかし今、若者の自殺率は、非常に高くなっているという。価値の崩壊や経済的貧困から、“絶望”のため自殺する若者達・・
だって現在では、「親のようになってくれるな!」らしい。
以前は、「親のようになれ!」と言われてきたのが・・

参考書籍:「ネイティブ・マインド」(地湧社)「ローリング・サンダー」(平河出版社)など多数

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2006.07.15 22:05 |  研究  |  海外留学  |  旅行 / 宿  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 1

Welcome to America !

初めて国際学会に参加した時のこと。開催地はアメリカ東海岸フィラデルフィア。IANDS(The International Association for Near-Death Studies) という学会。東京からシアトルとミネアポリスを経由し、暴風雨のフィラデルフィア上空でしばらく旋回。米国人機長から乗客に、着陸態勢に入ると、アナウンスで説明あり。“・・・make an effort to ・・・”(努力する?大丈夫と言ってほしい!)分厚い雲の壁に突っ込み、上下に揺れながら進む。突如雲から出て、眼窩に見えた夜のフィラデルフィア。宝石が散りばめられたようなネオンの美しさは今でも忘れられない!安堵の思いと共に・・・

夜遅くホテルに電話し、何とか迎えの車の手配をする。そう、今回は一人旅(正確には、夫がボディーガードとして付いて来てくれてはいるが・・)すべては自分でしなくてはならない。この1週間近く、英語のみで。

会場はフィラデルフィア郊外、それはそれは緑の美しい大学だった。そして第一日目の講演やシンポジウムも終わり、大学の食堂でランチのため参加者の方々が集まってきた時のこと。日本人は我々2人のみだった・・
しかし、・・・そこがアメリカだった。何となく目が合うと、誰からも笑顔で、“・・・from Japan ? Welcome to America !”嬉しい衝撃だった。日本で逆の立場の場合、初対面の見も知らぬアメリカの人にできるか?“Welcome to Japan !”って。

それは最後の全体会の時だった。階段状の大きな会場に、そう1000人くらいは参加者が集まっていただろうか。そして、海外からの参加者の紹介となった。欧州からもドイツやフランスなどから何人かが参加されていた。その各国の方々の紹介がなされ、一言ずつスピーチをされていた。
そしてそれは突然だった。“・・・from Japan・・・”遠くはるばる日本からも参加されている方がいる、と紹介があった。たった2人の日本人のことを覚えて下さっていた・・
そして会場のすべての人が満面の笑顔でこちらを向き、大きな大きな歓迎の拍手を下さった!心細い思いをしていた時だけに、その歓迎の気持ちはとても嬉しかった。これがアメリカなのか・・・と、その懐の大きさを驚きと共に感じた。

現在のアメリカ、確かにいろいろな問題を抱えている。けどアメリカ本来の素晴らしさは、少なくとも私の心には確かに刻まれ残っている・・・

 

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