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2007.01.11 17:45 |  医療制度 / 行政  |  仕事 / 職場  |  車 / バイク/ 船  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 0

遺族と警察

先日、5年ごとの運転免許証更新に行ってきた。申込書作成・適正検査・写真撮影、そして最後に講習が義務づけられている。その講習の始めに、途中でビデオを上映するから見て下さい、と説明があった。
5年前の講習でもビデオを見させられたが、その内容が、死亡事故現場の再現映像や危険な運転の状況など、目を背けたくなるような場面だったような記憶があった。
今回もまたそんなビデオを見せられるのかな~って思っていたが・・

始まった映像は全く違っていた。ある女性が涙ながらに語っている場面から始まったように思う・・
そのビデオは、「自動車事故で亡くなった被害者遺族のドキュメンタリービデオ」であった。
幼い子供を自動車事故で亡くした母親・・「生涯この辛さが続くと思うとたまらない・・」
夫を事故で亡くし、幼い子供と残された妻・・「周囲に助けてくれる人があまりなく、周囲の理解ない一言が心に刺さる・・」「社会は厳しい・・生活の為に一日中働かねばならない・・」
妻と娘を事故で亡くし、幼い息子を男手一つで育てている夫・・「もう元には戻らない事はわかっている・・しかし2年経ってもまだ亡くなった家族の衣服の整理ができない・・」形見の服を触りながら、肩を振るわせて涙を流していた・・・

大切な方を亡くした遺族の深い心の悲しみ。その悲しみの辛さは、事故でも自殺でも変わらない。

実は、自殺の場合、死亡現場で遺族の方に始めに対応するのが、「警察」の方である。そして警察官の職務は、まず死亡原因が自殺か他殺か、を調査することである。そのため家族に「事情聴取」をする訳だ。
その状況においては遺族の「心のケア」までは警察官の仕事としては難しい、という。配慮はするであろうが・・
しかし、近年の自殺対策支援活動の進展に応じて、警察にも変化が生じている。その事情聴取の際に、警察の方から遺族の方に、これからの生活で役立つ情報(心の相談窓口の連絡先、経済問題の相談先など)が入ったリーフレットを渡そう、という動きが始まっている。犯人逮捕への意識だけでなく、遺された方々への配慮にも、警察の協力体制が広がりつつある。

自動車事故においても、ただ厳しく取り締まるだけでなく、事故の遺族の方の視点からの啓発活動へ、警察の意識変化が始まっているのか・・そんな事を、講習のビデオを見ながら感じた。
今まで社会の裏に隠されられていた弱い立場の方々に、少しずつ支援の手が差し伸べられている。警察においても・・

 

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コメント

コメント一覧

こんばんは、はじめまして。Doctor Akiさんのおっしゃるとおり、警察が遺族に対して事情聴取をはじめる。同じことを何度も聞かれてうんざり。検視後、警察の役目は終わり。この後は、葬儀やさんの役割があり、初めてお坊さんのお説法を聞く。お説法は生きている人のためのお話であるが、まだ、悲しみからこれから先、しっかり生きろと言われても・・・。葬儀が終るとお役所の役目。役割分担があり単純な流れ作業である。この単純な流れの中に、遺族に対しての心のケアが含まれていく世の中になるといいなぁと・・・もっと、人にやさしい日本になってほしい。自分もやさしくなりたい・・・
written by rin / 2007.01.13 21:36
rinさん、こんにちわ。コメントありごがとうございました。
本当にそうですね。人に優しい社会であってほしいですねぇ・・・思いやりのある「人」がたくさん集まれば、必然と優しい「社会」が作られる、と思うのですが・・・けど現在日本は、その一番大事な「人を育てること」、を真剣に第一に考えているのかなぁ、て感じます。学校においても、職場においても、地域社会においても、そして家庭においても・・


written by Doctor Aki / 2007.01.13 23:45

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