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嫌な予感がしていた・・
いじめ自殺に関する連日のセンセーショナルな報道。そして、履修漏れ問題に関する原因を単純化した学校・教育批判の報道。

「群発自殺」という言葉がある。センセーショナルな報道は、潜在的に自殺の危険の高い人々の自殺行動の引き金になってしまうことが指摘されている。

そしてやはり・・・続くかのように、長崎の高一自殺、岐阜の中二自殺、更には、茨城の校長自殺・・・何ということか・・

自ら自殺を口にする人であっても、「死にたい」という気持ちと「苦しみを解決して生き直したい」という気持ちの間で激しく揺れ動いているという。センセーショナルな報道は、そういう方々に対して動揺・不安など負の影響を与えてしまう。

自殺の報道自体は致し方ない。しかし、これ以上の自殺を予防することを考えての自殺報道のあり方があるはずだ。
これに関する勧告が、WHOから1999年に既に出されている。
その勧告に関する内容については、NPO法人自殺対策支援センターHPをご紹介したい。
http://www.lifelink.or.jp/hp/jisatsuhoudou.html

冷静に深く継続的に「考える力」が今まさに、問われている・・

参考図書:高橋祥友著;「群発自殺」(中公新書、1998年)、「中高年自殺」(ちくま新書、2003年)

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2006.10.28 22:45 |  医療制度 / 行政  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 0

履修漏れ問題

高校卒業に必要な科目の履修漏れ問題。何と我が子の高校で発覚した。我が子は現在2年生で直接は問題ないらしいが、3年の選択科目の確認もあって、昨日夕方、臨時全校保護者会に出席してきた。

既に外は暗く、校門では照明を付けた各テレビ局のカメラが待ちかまえ、某新聞社の記者にインタビューでつかまってしまったりで、大変だった・・
会場の体育館には、たくさんの保護者が集まり、母親だけでなく、父親の姿もかなり見受けられた。

日頃の先生方の熱心な誠実なお姿を拝見しているから、今回の問題自体は本質的に許されるものではないが、ここはまず子ども達の事を考えて、学校と保護者が協力して前向きに対処するしかないかなと思っていた。

校長先生の説明・謝罪があった。詳細な事実は省略するが、説明された今後の対処方法が、何でこれなの?どう考えてもこれでは、子ども達にかなりの負担・動揺を与えてしまうはず。こういうのが教育世界の常識なのかな?受験生の保護者の方々はこのままでいいの?そんな違和感の中、子ども達のためになればと思い、意見を言ったのだが・・

まだ最終的な結論は学校から報告はない。また政府が救済策を探っているらしい。

この学校のある生徒は「うちの先生は凄いんだよ」て、とても先生方を信頼していたという。その先生方が、履修改ざんにおいて、「普通ではない」(校長談)という“良心”つまり“魂の声”を殺してしまっていた。
ただ、こうして“魂の声”を殺して生きているのは、何も教師だけではないのだろう・・

 

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2006.10.24 22:08 |  医療制度 / 行政  |  生活 / くらし  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 1

「自殺の概要資料」警察庁

北海道滝川市で起きた小6女児いじめ自殺や福岡県筑前町の中2男子のいじめ自殺を受けて、この何日間において、慌ただしい動きがあった。行政やマスコミで・・

政府は閣僚懇談会で、再発防止に政府全体で取り組むことを確認。
文部科学省は、都道府県政令指定都市教委の生徒指導担当者を集めた緊急会議で、いじめに関する指導体制の総点検を求めた。
法務省では、「いじめ相談強化週間」を設け、電話受付時間を延長するとした。

確かに、いじめ自殺の問題が表面化し、その対応を迫られ動き出してはいる・・

けどね・・・警察庁HPにある「平成17年中における自殺の概要資料」を見て、とてもとても驚いた。
「職業別自殺者数」の表で、学生・生徒の自殺者数は、一年間で861名もあるんだよ!
小学生7名、中学生66名、高校生215名、予備校生12名、高専生10名、大学生433名、各種学校生等118名、計861名もの子ども達・若者達が、いのちを自ら絶っている・・
そして、別の「原因・動機別・職業別自殺者数」の表で、その861名の中で、遺書があった子ども達266名の自殺原因が載っていて、学校問題で67名の子ども達がいのちを自ら絶っているんだ・・

勿論すべてが「いじめ」ではないだろうけど、とにかくその命の重さはみな同じはずだよね。今回報道されている2名の子ども達と同じに・・
861名の子ども達の無念さ・悲しみ・苦しみ・絶望は、どうしたら報われるのだろうか?

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2006.10.20 11:25 |  仕事 / 職場  |  お金 / 株  |  映画 / 音楽 / 読書  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 1

既成概念を捨てること

ここ何日間で、偶然か必然かは分からないけれど、ある一貫したメッセージが立て続けにあった。そのメッセージの共通性は「既成概念を捨てること」だ。以下、それをご紹介したい・・

「大きく成長するには、過去の成功体験や戦略にこだわると達成できない。一度、捨てる必要がある。実は、成功は延長線上にはない。Remake, Recreate する必要がある」
桐谷晃司(ネットベンチャー・デジバ(株)代表取締役、自称スピリチュアル・ビジネスマン)

「恵まれている、と言うのは不幸なことです・・修羅場がなく(今までの)自分のペースでできてしまう・・感性が鈍くなって曇ってきてしまう・・この致命的な宿命を乗り越えるものだけが成長できる・・」
岡本史郎(ビジネスサポートあうん(株)代表取締役、ビジネス書累計50万部の著者)

「諦念・・諦めるの語源は、明らかにすることだという。物事をはっきりさせる・・」
山崎ナオコーラ(作家)

「NGOと従来の企業の中間体のような新しい企業モデルを成功させた人々・・彼らのように既成概念を突破する経営者になることは容易ではない・・」
S・ダニエル、M・ルルー著「未来を変える80人」

「一般の銀行のやり方をよく見て、あらゆることを逆にしてみたんですよ」
ムハマド・ユヌス(グラミン銀行創始者、ノーベル平和賞受賞者)

「仕事というのはかなり強い慣習の法則が働きます。しかし何かうまくいかない事態が起きたり・・こういうとき人は、自分の専門性や現在持っている素材を基にして仕事を進めようとしてしまう。そういうときこそゼロベースで考えてほしい・・もう一度すべてをご破算にして、どういうセッティングやベース作りがよいのか、全体を見渡しながら、自分なりの考えを立ち上げよということですね・・」
森本昌義(ベネッセコーポレーション(株)社長兼COE)

「過去を忘れ、社会を忘れ、自分に閉じこもって本物(オーセンティック)になることはない・・」
オルハン・パムク(作家、ノーベル文学賞受賞者)

あと、はっとさせられる「価値観のコペルニクス的転換」を、「老子」から気づかされた。
それはまたいつか・・・

 

 

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2006.10.16 21:15 |  研究  |  医療制度 / 行政  |  生活 / くらし  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 0

官民合同の自殺対策実態調査

「WHO世界自殺予防デー・フォーラム2006」(主催:NPO法人ライフリンク、後援:WHO世界保健機関)で、ライフリンクが提案した「自殺対策立案のための実態調査」のことが、今日(10/16)の毎日新聞夕刊に掲載された。

年間自殺者数が3万人を超えるという異常事態が既に8年間続いているが、実はまだ、自殺対策に直接繋がるような詳細な実態調査が為されてないのが現状である。警察庁の統計によると、平成17年中においては90人もの医師の方々が自ら命を絶たれている・・・

今年になりやっと、警察庁の方で自殺の動機・原因を正確に把握するために実態調査項目の見直しを進めたり、また国立精神神経センターの中に新しく設置された「自殺予防総合対策センター」が実態調査に乗り出しつつあるところではある。

それに対して、NPO法人ライフリンクが近く内閣府に提案する「実態調査」の具体案は、ご遺族の方のご協力を得て、官民合同で、最近3年以内の自殺者1000人の自殺原因を調査解明するもので、あくまでも「自殺対策立案」のための実務本位のものであり、かつ「遺族ケア」と一体となったものである。そして調査の理念は、自殺者の「声なき声」に耳を傾け、「死から学ぶ」である。

1986年、東京都中野区立中野富士見中学2年・鹿川裕史君が陰湿ないじめにより遺書を書いて自殺。彼は自分の命を懸けていじめが止むことを願った。
「俺が死んだからって他のヤツが犠牲になったんじゃ意味ないじゃないか」
彼の必死の声は、人々の心の奥までは、まだまだ届いてないのか・・・

 

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2006.10.11 22:10 |  お金 / 株  |  恋愛 / 結婚  |  映画 / 音楽 / 読書  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 1

誘い(いざない)

何年前頃だったろう・・・この詩がインターネットに乗って、世界中の多くの人々の心を揺さぶったのは。この私においても、心の奥で一生懸命守っていた思いが、この詩により大きく揺すぶられ涙した。そして、その頃信頼申し上げていた方に贈った懐かしい詩でもある。
しばらく心の片隅に忘れ去られていたこの詩が、先日何気なく開いた本の第1ページに突然現れた。懐かしい方に偶然思い掛けなく再会したような感慨があった・・
以下はその詩の一部であるが、よろしければ、心に問い掛けつつ読んで頂ければ・・

・・・あなたの話していることが本当かどうか、わたしには興味はない
知りたいのはむしろ、あなたが他人を落胆させることを恐れずに、自分に正直になれるかどうか、
そして裏切ったと非難されても耐え、自分自身の魂を裏切らずにいられるかどうかだ

あなたが誠実で、それゆえに信頼できる人間なのかどうか知りたい。
きれいでない日常的なものの中に美を見いだすことができるのかどうか、
そして自分の生の源は神の存在にあると言えるのかどうか知りたい

あなたが失敗に耐え、湖の縁に立って銀色の月の呼びかけに答えることができるのかどうか知りたい

あなたがどこに住んでいようと、どのくらい金を持っていようと、わたしには興味はない
知りたいのはむしろ、悲嘆と絶望の夜のあと、疲れ果て、骨の髄まで打ちのめされて、
それでも起きあがり、子ども達のためにせねばならぬことをなしうるかどうかだ

あなたが何者か、どうやってここに来たのか、わたしには興味はない
知りたいのはむしろ、わたしといっしょに炎の中心に立ち、しり込みしないかどうかだ

どこで、誰といっしょに、何を学んだか、わたしには興味ない
知りたいのはむしろ、ほかのすべてが崩壊したとき、何があなたを内から支えるかだ
ひとりぼっちでも平気かどうか、そして孤独なときの自分をほんとうに好きかどうか知りたい

ネイティブ・アメリカンの古老、オリア・マウンテン・ドリーマーの言葉より、「誘い(いざない)」

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2006.10.09 17:05 |  仕事 / 職場  |  お金 / 株  |  映画 / 音楽 / 読書  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 0

生きるということ

年間自殺者が3万人を超す社会状況が8年間続いている。その原因には経済的な理由も多く、特に中小・零細企業の経営者が追い詰められていると聞く。
こうした経営者達の「駆け込み寺」として、倒産回避専門の経営コンサルタントをしているのが吉田猫次郎さん。自らもかつて多重債務や自殺未遂の借金地獄を体験したそうだ。
自殺を考えるほどに追い詰められている相談者に、経営立て直しのアドバイスをして、「金のことで死ぬことはない!」と説得して自殺を思い留まらせる。この3年間で2千人を超える人を救ったという・・

その猫次郎さんの活動が、明後日のNHK番組で放送されるそうだ。彼はNPO法人ライフリンクの特別会員でもあり、ライフリンク代表の清水康之さんもスタジオゲストとして出演される。
 放送日:10月11日(水) 午前8時35分~午前9時25分
 番組名:NHK「生活ほっとモーニング」
 *10月11日(水)の放送は延期となり、11月1日(水)の放送予定になりました。

もちろん「生命」という“もの”の大切さは誰でも分かっているはず。しかしより大切なのは、その「生命を生きること」、その“こと”自体ではなないか。いかに生きるか・・
死と向き合った時、その“こと”がまさに問われる。また死と向き合った時(本当はまさに今こそ)、その“こと”の意味および摂理を知れば、心震えるはず・・

実はNPO法人ライフリンクが提唱している“自殺総合対策推進モデル”(グランドデザイン)の柱の一つに、「価値観・生き方への啓発的アプローチ」がある。今、真剣にその具体的活動を考えている・・

参考書籍:「借金にケリをつける法」吉田猫次郎著(サンマーク出版)その他多数

 

 

 

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「食べ物とスピリット~ネイティブ・アメリカンに学ぶ~」というテーマの公開講座を聴いた。講師は、翻訳家である北山耕平氏。彼は雑誌特派員として、70年代後半をアメリカで過ごされた。その時にネイティブ・アメリカンのメディスンマンと出逢い、現在その世界観を日本の次の世代に伝え続けている。
講座では、約2時間半近く、淡々と穏やかに語り続けられた。10枚以上のノート記録から、以下心に残った事を少々・・

・・・ネイティブ・アメリカンの人々は、ベジタリアンであった。その中心は“トウモロコシ”であり、それは太陽Great Spiritからの贈り物、神聖な食べ物であっという。“食べる”と言うことは、単に腹を満たすことでは決してなく、食物から生命Spiritを頂くこと、感謝と共に・・
そして、この世界は人間の理解を超えたものが満ちているという。それをこそMedicineと呼び、又それはSpiritであり、目に見えない力Energy・・

特にはっとさせられたのは、その世界観・文化伝統を、部族全体の大人達が、24時間日常生活の中で、子ども達に伝えていたということ。
それが「教育」であり、つまりは、部族全体が「学校」であり、部族全員が「先生」であった。子ども達は一貫して、Spiritがいる世界の中で大切に育てられてきた・・

しかし、白人が来て隔離政策を行い、子ども達は何百キロも離れた「学校」へ入れられた。部族の言葉を教えられず、鞭で叩かれた。12年間後、部族に帰って来たときには、完全に文化は断ち切られていた・・
すべてが繋がっているSpiritの次元の世界。それは24時間日々の体験の教育で初めて理解修得されること。それは今完全に失われた・・

伝統文化では、「時間」という観念は、初めも終わりもない“輪”であり、「今日はよかった!この日が続きますように・・」であったそうだ。
しかし、西洋文化が入ってからは、「時間」は“直線”になり、始まりがあり終わりがあるようになった。だから「今日より明日の方がもっと豊かに!今日には満足してない!」になった・・

講座の最後に聴いてみた・・自殺、自らいのちを断つということは、ネイティブ・アメリカンにとってどういう意味があるのか・・
・・伝統文化があった頃は、自殺はほとんどなかったそうだ。しかし今、若者の自殺率は、非常に高くなっているという。価値の崩壊や経済的貧困から、“絶望”のため自殺する若者達・・
だって現在では、「親のようになってくれるな!」らしい。
以前は、「親のようになれ!」と言われてきたのが・・

参考書籍:「ネイティブ・マインド」(地湧社)「ローリング・サンダー」(平河出版社)など多数

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