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今ここにひとつの「事実」がある・・
「コミュニケーション障害や知的障害の混在する広汎性発達障害(PDD)において、脳画像MRIの詳細な機能的読影により、脳病態の把握はもちろん、臨床症状の推定までも可能である」・・
このことが、多くのPDD症例の臨床所見および画像所見の統計解析から、客観的事実として、最近明らかになってきた。従来の脳画像報告では、画像所見と臨床症状の一致性がなく、ましてや脳病態の把握は全く不可能であったのが・・
先日、ある自主シンポジウムにて、その報告がなされた。
「コミュニケーション障害(Cサイン)と知的障害(Iサイン)の共存:海馬回旋遅滞症の脳画像MRIとの高い相関性」・・・PDD症例全例において、扁桃体・嗅内皮質 and/or 海馬・海馬傍回・側頭葉に脳画像所見が認められた。更には、扁桃体・嗅内皮質の脳画像所見とコミュニケーション障害、海馬・海馬傍回・側頭葉の脳画像所見と知的障害に関しても、高い相関(97%以上)が認められた・・・
日本特殊教育学会:群馬大学、2006年9月16日-18日
自主シンポジウム:主催(株)脳の学校 脳環境研究部門
一枚の脳画像MRIから、詳細な機能的読影によって、実に多くの脳情報が得られるという。また、その脳情報は、医療や教育支援に、まさに最適かつ必須の個人情報たり得る。
広汎性発達障害においても、各症例の脳病態はその程度や経過が異なるため、脳画像機能読影による各症例の詳細な脳病態把握によって初めて、各症例に最適な脳へのアプローチ(医療や教育支援)が可能となると考えられないか・・
参考書籍:「脳と障害児教育」 加藤俊徳、坂口しおり編著、ジアース教育新社
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