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2006.09.30 08:50 |  医療制度 / 行政  |  仕事 / 職場  |  お金 / 株  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 0

再チャレンジ

阿部首相の所信表明演説の中に・・
・・・内閣の重要課題として、総合的な「再チャレンジ支援策」を推進します・・・
とある。具体的には、新卒一括採用システムの見直し、再チャレンジ職場体験制度の創設、ベテラン人材の再雇用の促進、フリーター等の雇用促進、再チャレンジする起業家の資金調達の支援、等々らしい。
その取り組みを担当する金融・再チャレンジ担当相・山本有二氏のコメントが、朝日新聞に載っていた。
・・・再チャレンジは受験から失業まで多岐にわたるが、自殺者が多く閉塞感がある。日本に新しい息吹が出てくる社会にしたい・・・

また先日それに関して、自殺対策に取り組むNPO法人「ライフリンク」へ朝日新聞から電話取材があり、その記事も同じく朝日新聞に載った。
・・・国の取り組みが遅れたのは確か。命の再チャレンジはできない。新政権が再チャレンジを口にするなら、まず現場の声をきいて・・・(NPO法人ライフリン代表:清水康之)

そう、命の再チャレンジはできない。WHOの発表では、自殺によって毎年約100万人が死亡している、という。これは、40秒に1人が、世界のどこかで、自ら命を絶っていることになる、という。また、自殺による総死亡数は、殺人(50万人)や戦争(23万人)による死亡数をはるかに凌いでいる!そして、2020年には、自殺によって150万人が死亡するともいわれているそうだ・・

日本では今年6月に自殺対策基本法が成立した。そして各地の自治体でも、自殺対策への取り組みが、今確かに動き始めている。
更に所信表明演説の中に、NPOなど「公」の担い手を支援する、とある。また先日の厚労省の発表にも、自殺予防や児童虐待防止など深刻な福祉問題に先駆的に取り組んでいる民間団体へ事業費の全額を「直接」補助する方針を決めたそうだ。「直接」支援するのは珍しいという・・
・・・「民間団体では活動の財源と情報発信力が課題になっている。今回の事業はそれらを解決することにつながる」と期待する・・・(毎日新聞9月21日記事 NPO法人ライフリンク代表:清水康之)

今のこの流れを止めてはいけない!

 

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2006.09.26 23:15 |  診療  |  研究  |  映画 / 音楽 / 読書  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 0

広汎性発達障害と脳画像

今ここにひとつの「事実」がある・・
「コミュニケーション障害や知的障害の混在する広汎性発達障害(PDD)において、脳画像MRIの詳細な機能的読影により、脳病態の把握はもちろん、臨床症状の推定までも可能である」・・
このことが、多くのPDD症例の臨床所見および画像所見の統計解析から、客観的事実として、最近明らかになってきた。従来の脳画像報告では、画像所見と臨床症状の一致性がなく、ましてや脳病態の把握は全く不可能であったのが・・

先日、ある自主シンポジウムにて、その報告がなされた。
「コミュニケーション障害(Cサイン)と知的障害(Iサイン)の共存:海馬回旋遅滞症の脳画像MRIとの高い相関性」・・・PDD症例全例において、扁桃体・嗅内皮質 and/or 海馬・海馬傍回・側頭葉に脳画像所見が認められた。更には、扁桃体・嗅内皮質の脳画像所見とコミュニケーション障害、海馬・海馬傍回・側頭葉の脳画像所見と知的障害に関しても、高い相関(97%以上)が認められた・・・
 日本特殊教育学会:群馬大学、2006年9月16日-18日
  自主シンポジウム:主催(株)脳の学校 脳環境研究部門

一枚の脳画像MRIから、詳細な機能的読影によって、実に多くの脳情報が得られるという。また、その脳情報は、医療や教育支援に、まさに最適かつ必須の個人情報たり得る。
広汎性発達障害においても、各症例の脳病態はその程度や経過が異なるため、脳画像機能読影による各症例の詳細な脳病態把握によって初めて、各症例に最適な脳へのアプローチ(医療や教育支援)が可能となると考えられないか・・

参考書籍:「脳と障害児教育」 加藤俊徳、坂口しおり編著、ジアース教育新社
 

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2006.09.22 10:00 |  グルメ / お酒  |  お金 / 株  |  車 / バイク/ 船  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 1

生命のメッセージ展

「生命のメッセージ展」~理不尽に生命を失った者へのレクリエム~をご存知でしょうか?2001年から全国各地で開催され、今年最近では、東京都稲城市で企画開催された。協力団体として、被害者支援を創る会・全国交通事故遺族の会・NPO法人ジェントルハートプロジェクト・交通事故調査の開示を求める会・おおさか被害者支援センター・杉並区・日野市・稲城市商工会議所・内閣府など。そしてNPO法人自殺対策支援センターライフリンクも今回初出展させて頂いた。

初日のオープンセレモニーは、119名のメッセンジャー(生命を奪われた方々)への黙祷から始まり、稲城市長や稲城教育長の熱い思いをこめた挨拶、そして遺族の方が涙し・・それをNHKがテレビ撮影していた。

メインの展示は、ひとりひとりの等身大の人型119体の展示。そして彼らの遺品の「靴」がその足下にひっそりと置かれてあり、人型にはひとりひとりの素顔の写真やご家族からのメッセージが添えられてあった。
私は特に心の準備もないまま、そのメッセージを読み始め、直に気づかされた。その重さと切なさを!そして展示室を出て気持ちを静め、また読んで・・

すべての生命(いのち)は繋がっている。繋がりのある生命がその繋がりを断たれる「悲しみ」は壮絶である。しかし現在、飲酒運転などの交通事故、リンチや無差別殺人などの犯罪、そして多重債務やいじめなど社会的要因で追い詰められての自殺など、多くの人が理不尽に生命を断ち切られている。世界に目を向けてみれば、大勢の人が、戦争・飢餓・災害などで生命を断ち切られている現状。しかしその悲しみは、犠牲者の「数字」というデータの中に埋もれてしまっている・・

生命は深いところで確かに繋がっている。「つながるいのち、いのちのつながり」・・NPO法人自殺対策支援センターライフリンクの理念でもある。これは、生命の本質であり、いにしえから伝えられてきた「神」の概念とも関連する。誰の生命も、空間的にも時間的にも、断ち切ってはならない。自然の法則において、宇宙の摂理において・・

生命のメッセージ展HP http://www.inochi-message.com/

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2006.09.11 23:20 |  研究  |  医療制度 / 行政  |  Doctor Aki  | 推薦数 : 0

WHO世界自殺予防デー

「WHO世界自殺予防デー」である9月10日に、国立オリンピック記念青少年総合センター国際会議室で、自殺対策に関する画期的なフォーラムが開催された。先の6月に成立した「自殺対策基本法」を受けて、今後の自殺対策における具体策(大綱)作成に向けての重要な会議である。
先週の朝日新聞や毎日新聞にその関連記事が既に載り、また当日には、NHKテレビで放映されたので、ご存知の方もいるかもしれない。

「WHO世界自殺予防デーフォーラム2006」
-自殺対策のグランドデザインを考える-
主催 NPO法人 自殺対策支援センター ライフリンク
後援 WHO(世界保健機関)

有効な自殺対策には、多様な社会的要因に対する多面的なアプローチを要することがわかってきた。そのため、今回のフォーラムには、関連省庁・自治体・医療従事者・研究者・法律関係者・民間団体・教育関係者・宗教者・企業・報道関係者など、実にいろいろな分野の第一人者の方々がご参加下さった。これだけ各分野の方々が、この問題で集まることは、実は今回が初めてである。今までは、なかなか連携する機会がなかったと聞く。縦割り行政、専門分野だけでの会議・・

関連省庁を初め、いろいろな分野の方々を連携し、これからの日本社会にとって重要なこのフォーラムを開催したのが、“民間団体”ライフリンクであったのに、とても深い感慨を覚える。
民間人でも、活動の核となる優秀なリーダーがいて、それをサポートする人々がいれば、これだけ社会を動かしていくことができるのか!できるのだ!と目の前で教えられた。強い理念を持ち、深く考え抜き、社会に出て熱く行動を起こせば、ここまでできるのか、と・・・

「人」の、そして「人の繋がり」の限りない可能性。その「人の繋がり」により、何かが生み出される。自殺対策においても、この「人の繋がり」により、きっと何かが生み出され、より生き心地のよい社会になっていくと思う・・





 

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