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初めて国際学会に参加した時のこと。開催地はアメリカ東海岸フィラデルフィア。IANDS(The International Association for Near-Death Studies) という学会。東京からシアトルとミネアポリスを経由し、暴風雨のフィラデルフィア上空でしばらく旋回。米国人機長から乗客に、着陸態勢に入ると、アナウンスで説明あり。“・・・make an effort to ・・・”(努力する?大丈夫と言ってほしい!)分厚い雲の壁に突っ込み、上下に揺れながら進む。突如雲から出て、眼窩に見えた夜のフィラデルフィア。宝石が散りばめられたようなネオンの美しさは今でも忘れられない!安堵の思いと共に・・・
夜遅くホテルに電話し、何とか迎えの車の手配をする。そう、今回は一人旅(正確には、夫がボディーガードとして付いて来てくれてはいるが・・)すべては自分でしなくてはならない。この1週間近く、英語のみで。
会場はフィラデルフィア郊外、それはそれは緑の美しい大学だった。そして第一日目の講演やシンポジウムも終わり、大学の食堂でランチのため参加者の方々が集まってきた時のこと。日本人は我々2人のみだった・・
しかし、・・・そこがアメリカだった。何となく目が合うと、誰からも笑顔で、“・・・from Japan ? Welcome to America !”嬉しい衝撃だった。日本で逆の立場の場合、初対面の見も知らぬアメリカの人にできるか?“Welcome to Japan !”って。
それは最後の全体会の時だった。階段状の大きな会場に、そう1000人くらいは参加者が集まっていただろうか。そして、海外からの参加者の紹介となった。欧州からもドイツやフランスなどから何人かが参加されていた。その各国の方々の紹介がなされ、一言ずつスピーチをされていた。
そしてそれは突然だった。“・・・from Japan・・・”遠くはるばる日本からも参加されている方がいる、と紹介があった。たった2人の日本人のことを覚えて下さっていた・・
そして会場のすべての人が満面の笑顔でこちらを向き、大きな大きな歓迎の拍手を下さった!心細い思いをしていた時だけに、その歓迎の気持ちはとても嬉しかった。これがアメリカなのか・・・と、その懐の大きさを驚きと共に感じた。
現在のアメリカ、確かにいろいろな問題を抱えている。けどアメリカ本来の素晴らしさは、少なくとも私の心には確かに刻まれ残っている・・・
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最近、「火星の人類学者 脳神経科医と7人の奇妙な患者」脳神経科医オリヴァー・サックス著(早川書房)を再び手に取る機会があった。一般人の病気観を覆す全米ベストセラーの医学エッセイ、読まれた方も多いと思う。
自閉症で生物学者であるテンプル・グランディン。「脳に障害を持ち、不可思議な症状に悩まされる7人の患者」の一例として描かれてある。
「・・“単純で力強く、普遍的な”感情なら理解できるが、複雑な感情やだましあいとなるとお手上げだという。“そういうとき、私は火星の人類学者のような気がします”と彼女は言った・・」
「私は恋に落ちたことがありません。恋に落ちて、有頂天になるということがどんなことか、わからないのです。」
「夜空の星を見上げるとき、“荘厳”な気持ちになるはずだというのは知っていますが、でもそうはならないのです。・・・頭では理解できます。ビッグバンや宇宙の始まり、私たちは何故ここにいるのだろうといったことを考えます。・・」
そう、彼女は人や自然に心動かされることはない。人として、きめ細やかな感情を感じることはない。そして彼女自身、その脳障害について鋭い考察をしている。
「脳の“感情の回路”が損なわれている思いが強い・・・この回路が、扁桃体(大脳辺縁系)と前頭前野とを結びつける役割をしているのではないか・・」
確かに彼女はそうした脳の障害を持っている。しかし、驚くべきことを、彼女は感じ信じている。
「私が本当に悪いことをしたら、神の罰がくだり、空港へ行く途中で車の操縦系統が故障してしまうかもしれません・・」
サックスも解説している。「法律は彼女にとって単なる国法ではなく、はるかに深い意味のある神聖な、あるいは宇宙的なもので、違反すれば破壊的な結果をもたらし、自然の流れそのものすら崩れかねないのだ。・・」
彼女は「普通の人」以上に、“宇宙の摂理、因果応報の真実”を絶対的真理として感じている。
最後に再び彼女の言葉を・・「遠く離れた空間の運動、量子論などについてお読みでしょう。私は食肉プラントに出かけるときはいつでも、とても慎重でなければならないと感じます。神が見ているからです。量子論に触れるかもしれないからです。」
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心美しくあれ
それがすべて
美しきすべてが
そこから始まる
この複雑な生命現象は
人智を超えた法則によって
営まれているという事実
それを当然の事実として
感じられるかどうかで
世界は変わる
宇宙の法則は
偶然を必然にさせる
偶然にしてはあまりにも
すべてが必然すぎるから
心清く美しく強くあれば
必ずメッセージが示される
その心に合ったメッセージが
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「DAYS JAPAN 」という“世界を視る”フォトジャーナリズム月刊誌がある。その編集長である広河隆一氏のHIROPRESS Direct (転載可)よりの抜粋。
「・・・ご本人も農業をやっている加藤登紀子さんから、ある日、すぐに来てほしいと言われた。話を聞いて、これは大変だと思い、急遽“今コメが危ない 暴走する遺伝子組みえ”という特集を組んだ。その恐ろしい内容はもう読んでいただけたろうか?
“自殺遺伝子”まで組み込んで、タネの利益を独占しようというモンサント社と、それに習って、日本でコメの遺伝子組み換えに狂奔する政府。コメは今巨額の関税をかけて、どうにか海外からの安いコメを排除しているが、こんなことができるのもここ2~3年だろうといわれている。その後はもう輸入米を防ぎきれない。その後の農業での利益を上げるためには、遺伝子組み換えのコメを海外に売りつけて、特許料を上乗せするほかない、と農水省は考えた。
しかしこの遺伝子組み換えコメは「ディフェンシン」という人間の生命にかけがえの無い仕組みに恐ろしい手をつけてしまう、というのが特集の内容。
でもこの問題は、なぜ日本のメディアではほとんど取り上げられないのか?最初は私もわからなかったのだが、あるとき大手出版社の週刊誌副編集長に聞いてなぞが解けた。
彼によると世界の遺伝子組み換えタネを牛耳っている巨大企業モンサントは、徹底的な裁判闘争を仕掛けてくるそうだ。裁判を維持するだけでも巨額が必要で、そのせいで太刀打ちできない企業はどんどんつぶれていくという。それでこの問題には手を触れないことにしているのだということだ。・・・」
ちなみに、この「ディフェンシン」は、さまざまな生物が、病原菌の侵入に対する最初の防衛として体内に作る抗菌物質。普通、生物は病原菌の接触・侵入の信号があったときだけ遺伝子が働き、この物質が作られる。しかし遺伝子組み換えイネでは常時その物質が作られ、その結果、この抗菌物質に接触し続けている周囲の菌は高い確率で耐性菌へと変異してしまう。・・・誰でも持っている生命の防御システムを直接狂わせてしまう危険性を孕んでいる。・・・(DAYS JAPAN 7月号より)
DAYS JAPAN 7月号、できれば書店で手にしてみてほしい。その詳細が研究報告と共に載っている・・
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以前、療養型病院に勤務していた時のこと。明治生まれの女性の方。確か末期癌で寝たきりで、あまりご家族の方もいらしてなかったか。一人寂しそうに横になってたから、「何かして差し上げることありませんか?」って尋ねてみた。そしたら、か細く優しい声で、しかしはっきりと、こう話された。
「他人様(ひとさま)に迷惑かけられないから、いいです・・・」、と。微笑みながら。
一瞬、時が止まった。その光景は今でも心に焼き付いている。何とかしてくれ、何かしてくれ、って不満や愚痴を言っても許される状況なのに、その方は・・・。今では聞かれない様なその言葉、その心。
「・・すべてがわれわれのところよりも、こぢんまりと優雅にできている世界、ー小柄で、見るも優しそうな人々が、幸福を祈るがごとく、そろって微笑みかけてくる世界ーあらゆる動きがゆったりと穏やかで、声をひそめて語る世界ー土地も人も空も、これまでよそで見て知っていたとは似ても似つかぬ世界ーそんな世界にいきなり身を置くとき、イギリスの昔話ではぐくまれた想像力の持ち主なら、昔見た妖精の国の夢がとうとう現実になったと思うのも無理はない。・・」
「・・これほど温和で親切な顔を私はいまだかつて見たことがない。そしてこれらの顔はそのまま彼らの魂を表している。私はまだ怒った声を聞いたこともなければ、不親切な行為を目にしたこともない。・・」
これは明治時代、日本を訪れたラフカディオ・ハーンが見て感じた日本の姿。ちょっと前までは残っていた日本人の姿。
「神々の国の首都」小泉八雲(講談社学術文庫)より
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先日、ある学会で厚生労働省老健局計画課認知症対策推進室の方のお話を聴く機会がありました。テーマは「これからの認知症の方向性について」。ご存知の内容もあるかと思いますが、その一部をご紹介します。
10年後2015年は超高齢化社会の入り口、その後2030年まで高齢化が増加。現在認知症高齢者は170万人、10年後に250万人、30年後には350万人に。
認知症ケアモデルとして、関係性のケア(人・居住)を重視、その為地域密着型サービスの創設。地域包括支援サンターを中心に、地域医療としては、「認知症サポート医」が連携のパイプ役となり、かかりつけ医への研修指導を行う。一般の人においては、「認知症を知り、地域を作る10カ年」に向けての学習会開催、キャラバンメイト研修を受けた「認知サポーター」の養成(現在3万人、5年後には100万人へ) 等々・・
素晴らしい(?)モデル事業をいくつも提示されていましたが、人材・財源・現実性・有効性など、現場はどこまで対応可能なことなのか・・
NPO「自殺対策支援センターライフリンク」(代表 清水康之氏)によると、「介護疲れで高齢者が妻を殺して自殺」といった事件が何度も繰り返されている、と。(読売新聞、6月20日)
また高齢者の喪失体験によるうつ病発症の増加。これがさらに自殺を促す・・
認知症もうつ病も、さらには自殺問題も、こうして複雑に絡み合っている。そして突き詰めて言えば、「脳を生涯生き生きと活性化できるか?」に掛かっている。脳情報を個人レベルで知り得、それを生活に生かせる具体的支援にどこまでできるかに・・
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