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日本紅斑熱とは臨床的には鑑別困難で、ダニの一種ツツガムシが媒介するリケッチア症「ツツガムシ病」は、国内では今でも毎年数人の死亡例が報告され、命を脅かす病気である。古くは山形県、秋田県、新潟県などで夏季に河川敷で感染する風土病。隣国の韓国、中国、アジア各地で発生しており、熱帯アジアや西太平洋の島々では、罹患率は高い。
ツツガムシの命名は(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)、正体不明の虫さされのあとに発症する原因不明の致死的な病気があり、それは「恙虫」(つつがむし)という妖怪に刺されて発症すると信じられていた。これをツツガムシ病と呼んだ。
重症例では、播種性血管内凝固症候群(DIC)や多臓器不全で死亡することもあり、
国立感染症研究所感染症情報センターホームページ
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_13/k02_13.html
急性呼吸促迫症候群(ARDS)による早期死亡例の報告もある。
Mod Pathol. 2001 Aug;14(8):752-9.
Identification of the target cells of Orientia tsutsugamushi in human cases of scrub typhus.
Moron CG, Popov VL, Feng HM, Wear D, Walker DH.
Department of Pathology, University of Texas Medical Branch at Galveston, 301 University Blvd., Galveston, TX 77555, USA.
要約の一部(抄訳)
起因菌 オリエンティア・ツツガムシ Orientia(Rickettsia)tsutsugamushi が標的とする細胞はヒトでは確定されていない。第二次世界大戦およびベトナム戦争中にツツガムシ病 scrub typhus(臨床上の疑い)で死亡した3人の患者の剖検材料で免疫組織化学的方法によりオリエンティア・ツツガムシが確認された。調査した臓器すべての内皮細胞に局在していた(心、肺、脳、腎臓、すい臓、皮膚、心筋細胞、肝臓・脾臓内のマクロファージ)。電子顕微鏡検査にて内皮細胞と心筋細胞内の局在を確認した。