2007.03.09 17:03 |  診療  |  形成の珍しい治療  |  こいずみ まさき  | 推薦数 : 0

珍しい手術しました。

みなさん 義眼床拘縮って知ってますか?

これは義眼を装着されてる方が、さまざまな理由で義眼が装着しにくくなったり落ちやすくなったりする病気です。

 

拘縮という言葉から瘢痕拘縮→傷跡→形成外科という連想で紹介されたと思います。

 

この患者さんたちは眼球摘出を受けているので、大変な苦労をされてますが、さらに義眼装着もかなりストレスで精神的負担も大きいようです。

眼球摘出の原因は網膜芽細胞腫と外傷がほとんどです。

義眼がいつ落ちるかなんて状態なら、引きこもりにもなるでしょう。

そんな方たちの治療も形成外科で行います。私も形成外科医になってこの治療は今日で6例目です。いまでもお手紙くれたり、治療中の方もいますし、2人は義眼屋さんから紹介されてきました。

 

今日の患者さんは、外傷で眼球を失い、眼球がない分、目がくぼみ、その分分厚い義眼を装着、落ちやすくなってしまったようです。

 

手術は眼窩内に眼球の代わりになるボールを挿入します。

 

このボールは肋軟骨で作成しました。

 

今後1-2回の修正をようすると思いますが、満足いく結果に落ち着く予感です。

 

ただ皮膚がたるんだり、時間とともに粘膜が縮んで安定が悪くなります。

 

あとは義眼屋さんに新しい義眼を作ってもらって、出来上がり。

 

ただ加齢で皮膚の緊張がなくなってくれば随時たるみをとって調整します。

 

こんなところでも形成外科・美容外科のコラボレーション。

 

皆さん、こんな治療があること知ってましたか?

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