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たばすこ様から詳しい体験を寄せていただきました。ご本人の了解を得てブログ内で掲載させていただきます。
たばすこ様、掲載が遅くなって申し訳ありませんでした。
<以下たばすこ様の体験です。そのまま掲載させていただきます>
私は27歳、男性、学生です。
学校は北海道ですが、実家は栃木県と離れているため、里帰りには毎回札幌の新千歳空港から福島空港まで、飛行機を使っています。
私の場合、頭痛は無く、眼窩の周囲、特に眼球の上や眼窩下神経(特に眼窩下孔の辺り)が痛くなります。神経が膨張して破裂してしまうのではないかとすら思ってしまいます。
実は本日、8月22日も飛行機に乗り、福島空港から北海道へと帰ってきたところです。
今回症状は出ませんでした。
本日は飛行機搭乗前にビールを飲み、食事もお腹一杯頂きまして、機内でもコンソメスープを飲みました。
搭乗率30%くらいで、私は後ろから2番目の席でリラックスして帰ってきました。
着陸前はトイレに行き、席に戻ってからは首の体操などをして様子をみていました。
水分が多い程症状が出易いと思っていたのですが、まだお腹に水分が残っている感じがあったので、
それも疑わしくなってしまいました。
ただ、トイレに行ったことでリラックスはしましたし、そのとき出そうな分は出したので、
トイレに行くことはやはり予防になるのではないかと考えています。
また、症状は「北海道→実家」のときに多く、「実家→北海道」のときは少ないような気がします。
「北海道→実家」のときは、実家に戻る緊張感のようなものがあり、若干神経質になっています。
時間は17:45札幌出発→19:00福島空港着です。
一方、「実家→北海道」のときは、一人暮らしの家に帰るので気が楽で、時間は19:30福島出発→20:50札幌着です。
栄養のバランスでいえば、「北海道→実家」のときはあまりよくないかもしれません。
「実家→北海道」のときはばっちりです。
機内ではどちらの場合も大体勉強するか新聞を読むか、そのどちらかをして過ごしています。
最近症状が出たのは、今年2007年の8月6日に「北海道→実家」のときで、機内は満員、
翼近くの席で3人がけの通路側に乗り、新聞を読みながらも少し窮屈さを感じていました。
着陸前はトイレに行かず、症状が出てから脚の曲げ伸ばしや伸びなどを行いました。
症状は少し和らいだと思いましたが、実はその日の夜まで右の眼窩下神経は痛んでましたし、
翌日も違和感が残っていました。
もしかするとマッサージと思いながら眼窩下孔を押し過ぎたのかもしれませんが、
痛みがこれ程長引いたのは今回が初めてです。
ネットでこれらの症状を検索しようと思ったのも、この8月6日の症状が酷かったせいです。
症状と水分との関係や、脚の曲げ伸ばしなどはロングフライト血栓症(エコノミークラス症候群)の
予防策からヒントを得てやってみました。
激痛ですが圧痛はないので、眼窩周囲も闇雲にマッサージしてみています。
しかし、やはり効くのはトイレとストレッチな気がします。
初めて症状が出たのは21歳のとき、イタリアのローマからフィンランドのヘルシンキへ行く飛行機の中で、
そのときも満員の飛行機の通路側に座っていました。
フィンランドに姉が住んでおり、やっと一人旅から解放されると思い、比較的リラックスして眠っていました。
とはいえ、自覚が無いだけで緊張感は「北海道→実家」の比ではなかったと思います。
眠っていたら突然眼球周囲に激痛がきて、そのときは頭痛も少しあり、眼に涙がたまっていきました。
何が起きたかよくわからず、機内が乾燥しているのかとも思いましたが、とにかくわからず耐えていました。
余談ですが、母に相談したところ、それは眼圧上昇で、確か鼻の頭が赤いのも標準体重がオーバーしているとなるんだとか、
ラジオで福島県郡山市にある漢方薬局の人が言ってたよ、などと言っていたので、
インターネットでその薬局を検索したりして調べたのですが、結局よくわかりませんでした。
wakuwakusky様から下記のような飛行機頭痛の体験を寄せていただきました。ご本人の許可を得てブログ内で紹介させていただきます。
年齢・性別:40代、男性
発生時:着陸時・高度を下げ始めたとき
空港:羽田空港
頭痛の場所:右眉尻からコメカミにかけてと右目の奥
頭痛の性質:皮膚が破裂しそうなずきずき感。血管が破裂するような感じ。右目奥は鈍痛。
頭痛以外の症状:鼻づまりあり。着陸後鼻をかむと血の塊が出てきた。
経過:CAに頼んでバファリンを飲み、20分位し着陸してから回復。帰宅後も眉尻からこめかみの間に痛みの余韻が残った。
既往:7~8年前に2回ほど、同様の症状があり、いずれも羽田空港。鼻に関する疾患の既往はない。
誘因と思われること:仕事が多忙で、睡眠不足と軽い疲れを感じているとき。搭乗前にビールを飲んだこと。
その他:コーヒーは好きであるが、機内ではコーラを飲んだ。タバコは15年前に禁煙している。
<コメント>これまでの論文では鼻の奥の粘膜の腫れた感じがあった症例が1例報告されています。着陸後鼻をかむと血の塊が出てきたという事実はこの頭痛のメカニズムを推測する上で大変に参考になります。
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以前このブログで『飛行機頭痛』について書きましたところ、数人の方からコメントをいただきました。私自身も最近始めて経験し、ひょっとして頭痛の原因がわからず、不安なまま飛行機に乗っている方が多いのではないかと思い、最近の論文などを読んで詳しく病気について書いておこうと思います。
飛行機頭痛は英語ではairplane headacheといいますが、これで医学文献を検索したところ主要な論文は3編しかありませんでした。それらをまとめても現在までに論文で報告されている症例数は10例以下です。しかしそれは病気になる頻度が低いというより、後述しますようにすぐによくなるために病院を受診しない人が大半であるからだと思います。
MainardiらはJournal of Headache Pain (2007)の中で、飛行機頭痛の特徴を8点にわたって記述しています。
①これまで報告された症例はすべて男性である。(しかしこれは症例が少ないために男性の病気だとは断定できません。実際、キャビンアテンダントの方が同様な頭痛を経験され、私のブログにコメントを送ってくださっています。ビジネスマンなど飛行機を利用する頻度が男性のほうが圧倒的に多いからかもしれません。)
②痛みの起こる部位は片方に偏っている。(なぜかこれまで報告されている部位は圧倒的に右が多いのですが、これも症例数が少ないため、断定的なことはいえません。しかし再発するときのいつも同じ側の同じ場所であることがほとんどです。)
③痛みの起こる部位は目の周り(眼の奥、眉毛のあたりなど)が大部分である。
④痛みの持続時間は20分以内であり、突然スーッと良くなる。
⑤頭痛以外の症状は伴わないことが多いが、鼻が詰まった感じや同じ側から涙がでるなどの症状が報告されている。
⑥発症年齢は平均31歳で、20歳~40歳である。
⑦痛みは大部分が着陸時に起こる。(頻度は少ないですが離陸時にも起きます。)
⑧必ずしも頭痛持ちの方に起こるとは限らない。
原因は正確にはわかりませんが、一番考えやすいのは副鼻腔の問題です。副鼻腔の中でも頭痛が起こる場所から考えて目の奥にある篩骨洞が関与していると考えて間違いないと思います。着陸および離陸時に大気圧が変化しますが、そのときに篩骨洞の中の圧力がうまく開放されないと、篩骨洞内の圧と大気圧との間に格差を生じてこれが篩骨洞の粘膜を刺激し、そこに分布している三叉神経を痛めて神経痛のような激しい頭痛が起こるというメカニズムが最も考えやすいです。篩骨洞に一番関係している三叉神経の枝は上眼窩神経ですが、この神経が分布している領域はまさに頭痛の起きる場所と一致しています。
なぜいつも同じ側なのかということについては篩骨洞の構造に右と左で個人差があることによると思われます。
またなぜ飛行機に乗るたびに毎回起こらないのかということについては、その時々で篩骨洞の粘膜の状態や圧力の変化のスピードが異なっているためではないかと想像されます。
また私が一番興味を持ったのはほとんどすべての症例は海岸沿いに位置する空港に着陸するときに頭痛が起きており、内陸の都市に着陸するときには起きていないことです。下が海と大陸とでは圧力のバランスが異なっているのではないかと素人の私には想像するしかありませんが、事実としてそのようなことがあります。
飛行機頭痛は痛みはひどいのですが、最大20分我慢すれば自然にうそのようにスーッと痛みが消えてゆきます。痛んでいるときには重大な病気があるのではと心配し、病院にいってみようと思います。しかしのどもと過ぎればなんとかで荷物を受け取ったりしているといつの間にか忘れてしまいます。
飛行機に乗る回数が少ない人は忘れてしまっていいのですが、ビジネスで飛行機に乗るチャンスが多い人には予防策が必要です。飛行機頭痛の対処法として着陸あるいは離陸の30分前に鎮痛剤を服用してくださいと以前のブログに書きましたが、闇雲に飲んでいると鎮痛剤によって体が悪くなりそうです。そこで私なりの対処法を下記のように提案いたします。
①海岸沿いの都市に着陸する場合は予防的に薬を飲んでおく。内陸の都市に着陸するときには服薬しないで様子を見る。
②風邪を引いているとき、アレルギー性鼻炎がひどいときなどは副鼻腔全体の粘膜もはれていますので、心配なときには予防的に服薬しておく。
③これまで報告されている症例はヘビースモーカーが多いことが指摘されています。脳の健康のためにもこの際、禁煙する。
以上です。
しかし飛行機頭痛の本体は報告されている症例が少ないため、研究が進んでいません。そこで『頭の知恵袋』をご愛読いただいている皆さんから体験談を募りたいと思います。ブログのコメントとしていただければ、それを症例報告としてブログで取り上げさせていただきます。カテゴリーに『飛行機頭痛』を加えさせていただきましたので探しやすくなると思います。
これからの時代、飛行機に乗るチャンスはどんどん増えてゆきます。皆さんのお力をお借りして、何とかこの病気のより効果的な対処法を見つけ、安心して飛行機に乗れるようにしたいものです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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高度の高いところに行くと酸素が薄いため、脳が酸素をたくさん確保しようと脳の血管が拡張しますので、片頭痛が起きます。満員電車で長時間人ごみにもまれたり、パチンコを長時間したときなどに頭痛がするのは、この酸素不足が関係しています。
また酸素を運搬するのは赤血球ですので、強い貧血があると頭痛が起きてきます。中年のご婦人が最近頭痛がひどくなったので検査を受けたら、子宮筋腫による貧血がみつかったということがあります。
群発頭痛がひどいときに純酸素を吸うと改善する場合があります。しかし20分以上吸い続けないと効果がないことが多く、大量の酸素が必要です。スポーツ店で売っている程度の酸素では足りませんので、これもやはり病院を受診するほうがよいでしょう。
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<質問>
最近子どもが起こした信じられないような事件が相次いでいます。わが子がそうなったらどうしようかと思ったら夜も寝られず「あたまがいたいです」。また今の成績だと先が思いやられます。どうすればわが子を頭がよくて優しくて強い子どもに育てることが出来るでしょうか?ちょっと欲張りですが。。
<回答>
自分の学生時代の成績を考えたら、子どもの今の成績もしかたないかとあきらめる必要はありません。知能は遺伝よりも育ち方で育まれます。知能指数の成績が世代ごとに約5程度上昇している現象のことをフリン現象といいますが、これは知能指数が純粋に遺伝的なものではなく、文化的な学習からも大きな影響を受けていることを示すものです。
学校の成績を必ず上げる方法というのがあれば、私のほうが知りたいくらいですが、子どもを勉強が好きな子にする方法はあります。それは国語の力をつけさせることです。
私たち人間はお母さんのお腹の中にいるときには『子宮の海』で、生まれてからは『言葉の海』の中で育ってきました。私たちは物事の記憶や判断そして想像力も含めてすべて言葉を使って知的な活動をしています。その意味では国語はすべての学問の基礎であり、人生の基礎であると言ってもいいと思います。
国語力をつけるためには「読書好き」になればいいです。「読書好き」になるためには「言葉好き」になればよいのです。ヒトの脳はヒトの声に最も反応するように出来ています。決してテレビやビデオから流れてくる声ではありません。テレビに子守をさせてはいけません。
「言葉好き」にするために一番大事なのは、言葉でわくわくするような体験をさせることです。それは絵本の読み聞かせです。お母さんの口から出てくる情緒豊かな語りと想像力を書き立てる絵とがあいまって、きっと子どもは知らない世界を垣間見せてくれる言葉の魔力に取り付かれるでしょう。
さて学校に通い始めたら絶対に守ってもらいたいことがあります。それは『早寝・早起き・朝ごはん』です。脳はブドウ糖が唯一のエネルギー源です。血液中にブドウ糖が少なくなると、脳はうまく働いてくれません。寝ている間は食事をしていませんので、朝起きたときは血糖値が下がっていて、脳にとっては苦しい状態です。もし朝ごはんを食べないで学校に行けば、いくら先生からありがたい授業を受けても全く頭に入りません。朝ごはんは脳の最高のご褒美です。
脳の活動は起床後2時間経った辺りがピークになります。したがって授業開始時間の少なくとも2時間前に起きたほうが勉強のためには理想的です。早起きをするためには当たり前ですが早寝をすることです。早寝をするためにはとにかく早起きを始めることです。といいますのは体内時計は目が覚めたときにその14~15時間後に眠りに入るように準備をするからです。
食事の内容は「頭に悪い薬、頭に良い薬」のところで述べましたように、『マゴワヤサシイ』を基本にしてください。
現代は知識があるだけではあまり社会では認められません。それは知識はインターネットを検索すれば何処までも詳しい情報が得られるからです。現代で求められている能力はコンピュータに出来ない創造力です。
同じ研究所の同僚である茂木健一郎博士は「知っているんだけれど思い出せない状態」すなわち『ど忘れ』を大事にして欲しいと話しています。「ど忘れ」を思い出そうと努力しているフィーリングとなにか新しいことを頭から生み出してゆこうと努力しているフィーリングとは同じであると説明しています。「わからないからもういいや」ではなく「もうちょっと考えてみよう」というわずかな差が、創造力を育む上で大きな差となってきます。
また大人も子どもの脳の成長をじっと待ってやる忍耐が必要です。能力の向上はちょうど石畳の階段のように、一見成長していないように見える時期があります。しかしこの時期に脳は配線を組みなおしているのです。配線が出来上がれば、すっと能力が向上します。
優しい子どもに育てるには自分に自信をもたせることです。自分に余裕があれば、他人にやさしくできます。『しかるは初心者、ほめるは有段者』という言葉がありますが、自信を持たせるためには叱るのではなくて、ほめて育てることが重要です。自信はすべての物事に対して持つ必要はありません。またそんなことはスーパーマンでないと出来ません。まず『一芸に秀でる』ことです。それが自信となって、他のことも積極的に挑戦しようと言う気力が出てきます。
一寸先は闇の世界です。「頭がよい」とはそのような不確実な世の中で「自分で問題の解決法を見つけて行動できる能力」のことを言います。簡単に言えば「自分で考えて行動する」ことです。未知の領域に踏み込むのは誰も不安です。しかしその不安を引き受けてくれる心の安全地帯があれば、未知の海に漕ぎ出すことが出来ます。考えるということはいわば人間の本能ですので、本当は誰でも得意なはずです。問題は考えることを厭わない勇気です。
第1次世界大戦後に有名な実験が行われました。戦争でたくさんの孤児が収容されました。愛情に飢えている孤児と愛情豊かに育てられた子どもの目の前に、いつも使っているおもちゃの笛と、見たことがないサキソフォンが置かれました。子どもたちはどちらに興味を示すかを見たものです。結果は孤児はいつも使っているおもちゃに、愛情豊かに育てられた子どもはサキソフォンに興味を示しました。このことからボルビーはヒトは心に安全地帯がないと新しいことに挑戦できないと主張しました。結局頭のよい子を育てるためには一見遠回りのように見えますが、たっぷりと愛情を注ぐことです。子育てに重要なのはテクニックではなくて愛情です。
自分の愛情は本当に伝わっているのか不安なお母さんも多いと思います。数年前に大変に評判の良かったCMが流されました。それは公共広告機構の「抱きしめる、という会話」というものです。自分の子どもなのに愛し方が分からない。まず、子どもを抱きしめてあげてください。と訴えるCMは多くの共感を得ました。
脳と皮膚は同じ細胞から生まれた双子です。脳は皮膚を通して外界を理解しています。他人に実態のない「思い」を伝えることが難しいことであることは恋をしたことがある方なら分かると思います。スキンシップで愛情を伝えると言うのは最も基本的な幼児教育です。
最近の子どもが起こした事件を見ると、ささいなことでキレて大変なことをしてしまうことが多いようです。子どもはなぜキレるのか、その理由は昔行っていたロボトミーという手術後の患者さんから推測できます。ロボトミーとは物事を考える脳である前頭葉を病気の治療のために切除するものです。患者さんは術後、次のような症状が出てきます。現在と自己のみに関心が限られる。すぐヘラヘラする。社会性がない。批判を受け入れない。無遠慮で分別がない。感情反応は突発的で表面的。などなどです。これはまさにキレる子どもと一緒です。
私たちの脳は生きている脳(脳幹)、たくましく生きる脳(大脳辺縁系)そしてうまく・よく生きる脳(大脳皮質)の三つからなっています。本能むき出しの大脳辺縁系を大脳皮質がコントロールしながら、具体的行動を取っています。この具体的行動は大脳辺縁系と大脳皮質が連携をとりながら作られてゆきます。その時に重要なのは本物の体験をすることです。具体的な行動のプログラムは具体的な情報を元にしないと正しいものにならないからです。
しかし現代の情報は、テレビから与えられるものが多く、それらは本物ではなくて仮想(バーチャル)です。バーチャルな世界はいわばゲームのようなもので、相手の実態がつかめませんので、痛みなどは実感できません。そのような中で育ってしまうと、自分の本能に突き動かされて相手のことを考えずに突拍子もないことをしてしまうことになりかねません。
これを防ぐためには子どもに本物を見せることです。触れさせることです。本物の感覚をもとに出来上がった脳はどんな状況でも頑健な行動が出来るように出来上がります。
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のど仏の下にある甲状腺からは甲状腺ホルモンという体のすべての細胞の代謝に関係するホルモンを出しています。このホルモンの産生が少なくなると甲状腺機能低下症になります。体がだるい、寒さに弱い、朝が起きられない。ぼけたような行動をとるなどの症状があります。頭痛もよく見られます。
甲状腺ホルモンは脂肪の代謝にも関係しますので、このホルモンが低下するとコレステロールの代謝が悪くなり、血清コレステロール値が高くなります。肥満でもないのに、コレステロール値だけが高い場合には疑ってください。甲状腺ホルモンを補うことで症状は軽快します。
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<質問>
つい頭痛が起きると市販薬で済ませてしまいますが、病院でもらう薬(処方薬)との違いはありますか?
<回答>
市販薬と処方薬の大きな違いは薬の含有量です。市販薬は大量に飲んでも大丈夫なように低量になっています。そういう意味では薬のききめは処方薬のほうがいいと感じられるはずです。
また、市販薬はすべて痛み止めですが、処方薬は対処的な痛み止めだけでなく、同じ頭痛でも原因によって、筋肉の緊張を取る薬や片頭痛の原因となるセロトニンをブロックする薬などさまざまなタイプがあります。ストレスや不安が強い場合は頭痛でも安定剤を処方することもあります。今までしかたがないあきらめていた人も医師の診断のもとで原因に合わせて処方してもらうとずいぶん頭痛から解放されるようになります。
とくに片頭痛の痛みには市販の痛み止めは効果がないのですが(混合型といって片頭痛の後に緊張性の頭痛を起こすタイプの場合は効くこともある)、処方薬ならだいぶコントロールすることができます。市販薬の飲みすぎで頭痛が起きることもあるので、月に十日以上は服用しないようにしましょう。
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<質問>
忙しくて病院に行く暇がありません。薬局で売っている痛み止めで頭痛が軽くなるので病院に行きたくはないのですが。
<回答>
いつもの頭痛で市販の鎮痛薬を用法を守って飲んで楽になるのであれば、病院に行かなくても大丈夫です。しかしそれで効果がない場合は、片頭痛のように特別な薬が必要な場合か、「ヤバイ頭痛」の可能性がありますので、病院に行きましょう。
一般的には片頭痛や緊張型頭痛は神経内科の先生のほうが詳しく、「ヤバイ頭痛」は脳神経外科の治療対象になることが多いですが、どちらにしても神経系を見てもらえるところならよいと思います。
いきなり神経内科や脳神経外科というのが気が引ける方はかかりつけの内科の先生から紹介してもらうのが良いでしょう。子どもの場合は小児科、妊婦さんは産婦人科のかかりつけ医にご相談下さい。
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<特発性穿刺様頭痛>
まるでアイスピックに刺されたように差し込むような痛みがこめかみ、目、後頭部の限られたところに発作的に起きます。いろんな年齢層に見られ、1ヶ月ほどで消失します。インドメタシンという鎮痛薬が効果があります。
<良性労作性頭痛>
水泳やランニングなど激しい運動をした時に起こる頭痛で、運動時に分泌されるアドレナリンが原因ではないかと考えられています。また血液中の脂肪酸の増加、運動による血管拡張なども原因と考えられています。水分をしっかり補給したり、いつも痛みが起きる場合は運動前に鎮痛薬を飲むのもいいでしょう。
<寒冷刺激によって起こる頭痛>
暖かい室内から急に寒い戸外に出たときや、かき氷を食べたときにキーンと突き抜けるような痛みが走りますが、これは痛みを伝える三叉神経が刺激されるためですので、心配ありません。
<良性咳嗽性頭痛>
咳やくしゃみ、重いものを持ったときなどに起こる頭痛です。
<性行為に伴う頭痛>
性行為の最中もしくは直後に頭痛が起こる人がいます。性行為中に血圧が上がるのが原因ではないかと考えられています。その前に鎮痛剤を飲むと予防できます。
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