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桃太郎は桃から生まれたのではない

 桃太郎は桃から生まれたから桃太郎という名前が付いたと思っておられる方がほとんどだと思いますが、この物語の作者は最初は違ったシーンを書いていました。「トリビアの泉」で紹介されましたので、ご存知の方も多いと思います。

それは川へ洗濯にいったおばあさんが流れてくる桃を拾って家に持って帰ったまでは同じです。さっそく桃を切ってみましたが、普通の桃で、桃太郎はいませんでした。おじいちゃんと一緒においしくいただいたとたん、なんと二人は若返ったのです。その夜に何があったかは分かりませんが、十月十日後に玉のような元気な男の子が生まれました。この子が大きくなって桃太郎として活躍しました。という話です。

この話を聞いた子どもはきっと「その夜に何があったの?」と大人たちを問い詰めたことでしょう。大人たちはどう説明すればよいか分からず、桃を切ったら男の子がいたことに話を変えたようです。このエピソードも健康法を伝えているのではないでしょうか?

パーキンソンの法則
 話は変わりますが、20世紀始めころ、経済学者のパーキンソン(パーキンソン病を発見した人とは違います)がある面白い調査をしました。それは『あなたは何歳頃から脳の衰えを感じましたか?』と定年退職をした人にインタビューしたのです。不思議なことに異口同音に(定年-3)才と答えたようです。たとえば65歳で定年退職した人は62歳頃から、70歳まで現役だった人は67歳から、脳の衰えを感じたと答えたのです。

限界を感じると心にブレーキをかける
 このことは人間の心理に当てはめると、目の前に崖があると自然に自動車のブレーキを踏むように、私たちの人生の中で目の前に限界を感じたり、終わりが見えると自然に心にブレーキをかけ、それが脳の能力を衰えさせるのです。 現在ではこの原則はパーキンソンの法則と呼ばれています。

定年を150歳と定める
 この法則から考えますと、生涯青春のコツはただひとつ、『定年を150歳と決める』ということです。150歳にくらべればまだまだ青春ですよね。 桃太郎の話は生涯青春の気概で生きてゆこうということを暗に示しているのかもしれません。

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キビダンゴは健脳食
 桃太郎のお話に欠かせないものは「キビダンゴ」です。桃太郎はこれを与えて、三匹を家来にしました。手、口、足を元気に使ってゆくためには、栄養が欠かせません。健康物語「物太郎」ではキビダンゴは賢い食生活のことをあらわしていると思います。

なぜ子どもたちはキレるのか
 最近子どもが起こした信じられない事件が多く、少し慣れっこになっている自分が怖いくらいです。キレる原因は事件ごとに複雑なものがあるのでしょうが、私は多くの事件に共通するものとして食生活の乱れが関係しているのではないかと思っています。

「過労死」寸前の「過労児」
 『24時間戦えますか?』の宣伝で有名な日本の企業戦士ですが、彼らよりも過密スケジュールをこなしている人がいます。
 それは『いい学校に入る』ことが人生の目標にされた今の中学生・高校生です。朝はギリギリに起きて朝食をとらずに学校に滑り込む。学校が終わったら家に荷物をおいてすぐに塾へ。塾の合間を縫ってファーストフード店で夕食を流し込む。夜遅く家に帰っても、学校の宿題と塾の復習で寝る時間がない。唯一の楽しみといえば30分だけ許してもらったニンテンドーDS。 私がもしも彼らの脳だったら「働かせるだけ働かせて、栄養をくれないご主人はこちらから縁を切ってやる」と言ってさっさとキレることでしょう。


ミネラル不足と脂肪の過剰摂取
 日本人の食生活は戦後大きく欧米化してきました。肉食やインスタント食品が増え、その分野菜の摂取量が不足しています。すなわち高タンパク・高脂肪で食物繊維、ビタミンそしてミネラルが不足している食事です。その代表選手は「オカアサンヤスメ」と「ハハキトク」です。


 「オカアサンヤスメ」はだめ
 「オカアサンヤスメ」とは栄養学的に最悪のメニューですが、子供たちが最も好む近代食でもあります。

「オ」 「オムライス」
「カ」 「カレーライス」
「ア」 該当なし
「サン」 「サンドイッチ」
「ヤ」 「焼きそば」
「ス」 「スパゲッティ」 
「メ」 「目玉焼き」


子供の好きな「ハハキトク」
 さらに別の標語として「ハハキトク」があります。

「ハ」 「ハンバーガー」
「ハ」 「ハムエッグ」
「キ」 「餃子」
「卜」 「トースト」
「ク」 「クリームスープ」

 これらの食事はコンビニで簡単に手に入り、『チン』だけですむ簡単なものです。
 まさにこれらは、お母さんが疲れて休んでいるときや病気(死にかけているときも!)になったときの非常食です。これが常用食になっているのが大問題なのです。


「マゴワヤサシイ」を食べましょう
 それではどのような食事が脳にも体にも良いのでしょうか?最近提唱されている具体的なメニューを並べてみます。
 これは子供の成長だけでなく大人も成人病を予防し、元気な脳を保つための秘訣でもあります。


「マ」 ・・豆類です。味噌・納豆・豆腐などは最高の栄養食品です。豆腐には突然死を防ぐマグネシウムがたくさん入っています。
「ゴ」 ・・ゴマなどの種子類です。成人病の元になる活性酸素の働きを抑えてくれるビタミンEが豊富です。
「ワ」 ・・ワカメなどの海草類です。新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンの原料となるヨードが多くあります。甲状腺ホルモンが不足すると疲れやすくなります。
「ヤ」 ・・野菜です。ビタミン・ミネラルの宝庫です。特に旬の野菜は栄養価が満点で、お金も安いときていますので一石二鳥です。
「サ」 ・・魚です。人体内でつくれないアミノ酸を含んでいます。頭が賢くなると騒がれたドコサヘキサエン酸(DHA)も豊富です。
「シ」 ・・椎茸などのキノコ類です。キノコには免疫力を高め、ガン細胞の増殖を抑える成分が含まれています。
「イ」 ・・イモ類です。食物繊維やどタミンCがたくさん含まれています。

「キビダンゴ」は昔ながらの日本食
 「マゴワヤサシイ」を読んでどう感じられましたか?『なんだ自分が子供の時から食べてきたものじゃないか』と思いませんでしたか?
 そうです日本人は古来より伝わってきた素晴らしい食事を捨てて、食べ物も欧米に見習ってしまったのです。
 特に朝の食事は絶対とるようにさせてください。朝は前夜から食事をとっていませんので、脳のエネルギーが不足しています。 この状態では勉強する気も仕事をする気も起きません。
 ご飯にみそ汁をかけたネコマンマと魚といえば猫の大好物ですね。今の日本で一番賢くてキレにくいのは猫かもしれません。
(続く)

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桃太郎で伝えたかった教訓

 皆様の中で『日本昔話』ベスト1はなんでしょうか?桃太郎の話はどなたもご存知でしょう。仲間と一緒に悪を倒す勧善懲悪の物語を日本人が好きなことは『水戸黄門』の視聴率を見ればわかりますね。

 桃太郎が鬼退治のお供としたのはご存知のように犬と猿とキジです。なぜこの三匹を選んだのかについては次のように言い伝えられています。人里に住む犬は仁・野外に住むキジは勇・深山に住むサルは知を現し、それぞれ桃太郎の徳を象徴していると考えられています。

 しかし、桃太郎が退治した鬼を『病気』と捉えると、桃太郎の物語はいきなり健康おすすめ番組に変身します。すなわちすなわち犬のように歩きましょう。猿のように手を使いましょう。そしてキジのように外に出て人と話をしましょう。そうすれば、『病気』退治ができます。ということです。

女性のほうが長生きなのはなぜ?

 日本人の平均寿命は、毎年伸びていて、この何十年間か女性のほうが男性よりも5から6年長くなっています。 男性の平均寿命は世界第一位の座を譲りましたが、女性は第一位であり続けています。

 これは桃太郎の話からすると当たり前のことと思います。女性は炊事や洗濯などで手を使うことが多いし、いったん始まると終わらない井戸端会議と長電話。女性はお猿さんとキジはもう持っているんです。あとはワンちゃんだけです。

 それに比べて、男性は家に帰っていったん座ると動かず、眉間にしわを寄せて黙ってビール、という人が多いように思います。これでは定年退職してすぐにボケてしまって、濡れ落ち葉のようになってしまいます。

 濡れ落ち葉っていやですよね。掃き出すこともできないし、焼くこともできないんですから。

 桃太郎は男の子の物語ですが、男性こそ桃太郎の家来が必要であることを暗に示しているのではないでしょうか。 (続く)

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民話で伝える健康情報 

 『健康は失ったときにそのありがたさが分かる』これは皆さんも風邪で寝込んでフウフウいっている時に痛感されたことがあるでしょう。どうすれば健康に長生きできるのか、良い知恵があれば、是非知りたいですね。現代はインターネットで膨大な健康に関する情報を自分で探して見ることが出来ますが、昔の人はどうしていたのでしょうか?日本人は生活の知恵をことわざや民話などに託して後世に伝えてきました。今回ご紹介する民話は日本人なら誰でも知っている『桃太郎』のお話です。なぜ『桃太郎』が健康生活の知恵なのか何回かに分けてご紹介します。 

成長は手足から

 無邪気に遊んでいる赤ちゃんの姿を見るのは本当にほのぼのとします。赤ちゃんはいろんなものを手でつかんでは口に入れたり、なめたりしていますよね。また、ばたばたと足をしきりに動かしています。実はこれらの運動は赤ちゃんの成長に非常に重要なのです。 人間の成長・成熟というのは体の全部が全て一緒に始まるのではなくて、手から口からそして足から始まります。ですから赤ちゃんは本能的に手や口や足を動かしているんですね。それは早く成長するためだったのです。

25歳は脳の曲がり角

 それでは体の中で一番成長の開始が遅く、一番最後に成熟するのはどこでしょうか?答えは脳です。 脳の基本的な構造が出来上がるのは25才といわれています。後はどうなるかというと老化しかないんですね。「25才はお肌の曲がり角」という化粧品の宣伝文句がありましたが、実際は「25才は脳の曲がり角」なのです。 しかしご安心下さい、脳の老化はかなりゆっくりとしたスピードで進みます。なぜならゆっくりと成長したものは、老化もゆっくりしているからです。 さらにその老化は構造としての老化であって、働きは生涯成長し続けることが分かっています。これにつきましては別のコーナーでお話します。

脳の老化を水際で止めよう

 それでは老化のスピードが早いところはどこでしょうか。一番最初に成長が終わったところ、すなわち手・口・足なのです。 昔から老化を防ぎ長生きをするコツとして、 『よく手を使いましょう。よく人と話をしましょう。よく歩きましょう』といわれてきましたが、それは手・口・足の老化を水際で止めて、脳まで老化が及ばないようにするためだったのです。 (続く)

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