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人間は脳を発達させて生存競争に打ち勝ってきましたが、その結果それを守る頭蓋骨もしっかり作らなくてはならなくなりました。そのために体に不釣合いなほど頭がでかくなりました。
でかい頭を支えるのは首の筋肉ですが、首にはそのほかに大切な役目もあります。それは気管や食道そして脳に栄養を送る動脈さらには自律神経の束など人間が生きていく上で非常に大事なものの通り道になっているのです。この通り道が首の前にありますので、ここをさけて首の後ろに頭を支える筋肉が集中しています。
首は頭を支えるだけでなく、頭を回転させたり、首を前後左右に曲げたりと実に多彩な運動をしています。このように首は大変な重労働を強いられています。この首の筋肉の疲労が「緊張型頭痛」の原因です。
外国人にはこのタイプの頭痛は少ないといわれています。それは体格が日本人と違うからです。欧米人は肩を含めた上半身がしっかりしているので、腕の重さは肩が支えています。ところが日本人は不二家のペコちゃんのように頭が大きく、鶴のように首が細く長く、おまけに博多人形のようになで肩の体格の人が多いので、一本で6 kgもある腕があたかもハンガーのように首から直接ぶら下がっている状態となっています。その上にスイカと同じ重さの頭が載っているのですから首が悲鳴を上げるのも無理はありません。これらの理由から緊張型頭痛は日本人に非常に多く、『日本人の頭痛』とも言われています。
頭痛は「頭に重い石を載せられているような」「ハチマキをきつく締め付けられているような」はっきりしない頭痛です。筋肉は首の後ろと頭の後ろに大きなものがありますが、それ以外に耳の前やコメカミのところにも筋肉があり、一緒にここも疲れてくるためにハチマキを締め付けられているような痛みが出てきます。
緊張型頭痛の起こる前にふわふわした感じが起こることがあります。このふわふわしためまいは、首や頭を支える筋肉が収縮することによって、頭の位置の情報が正確に脳に伝わらなくなり、頭の位置がしっかり定まらないために起きます。
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