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外来で片頭痛の患者さんに、ご両親のことを伺うとどちらかが頭痛で悩んでいるとお話されることがよくあります。
一般に母親が片頭痛の場合約70%、父親が片頭痛の場合約30%の確率で、子供が片頭痛を発症するとの統計があります。両親が片頭痛の場合はなんと約90%の確率です。このことから片頭痛は遺伝性の病気であることが伺われます。
しかし原因遺伝子は単一ではなく、多くの遺伝子が関与しているようです。「遺伝性の病気」と言っても「体質が似る」という程度のことですので、ご心配されないで下さい。ただし、親が頭痛持ちの場合はより一層生活環境に注意をすることを心がけることが必要でしょう。
大変稀ですが、家族性片麻痺性片頭痛という病気があり、神経細胞の興奮に関係する遺伝子の異常であることが明らかとなっています。また遺伝子の異常によって起こる脳以外の病気で片頭痛を伴うものもあり、この観点から片頭痛に関係する遺伝子について研究が進んでいます。将来は遺伝子によって片頭痛をタイプ分けし、完全に予防できるような理想的な薬が開発されることを期待します。
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