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頭を打って脳内に出血する場合

 頭を強く打つと「脳の中に血が出ていないかが心配」になり、病院を受診していただけます。医学的には本当に脳の中に出血している場合を脳内出血、脳を覆っている硬膜と脳の間に出血すると急性硬膜下出血、出血が硬膜と頭蓋骨の間だと急性硬膜外出血と呼んでいます。
 脳内出血や急性硬膜下出血では頭を打ってからすぐに意識が悪くなったり、手足が動かないなどの症状が出たりして、かなりの重症ですから、必ず病院で治療を受けてくれます。

硬膜外血腫は頭を打ってしばらくは意識がはっきりしている

 しかし問題は急性硬膜外血腫です。これの怖いところは頭を打った後しばらくは意識がしっかりしていて、特に変わったことがないように見えることです。これは硬膜の上を走っている血管が、その上を覆っている頭蓋骨の骨折などで傷つき、出血することで病気になります。頭蓋骨は固いので骨折をすることはあまりないように思えますが、耳の上やこめかみの骨は厚さが数ミリしかありません。特にそこに太い血管が走っていますので、頭の横を打ったときには特に注意をしてください。
 最初は出血の量が少ないうえに、脳に傷つくことがほとんどないので、症状が出ないのです。そのまま放置していると出血が増えてきますので、頭痛と吐き気が出てきます。この段階で絶対に病院に行ってください。そうすれば間に合います。

頭を打って一番痛いのは打った直後。後でだんだん痛くなるのはおかしい。

 皆さんもご経験があると思いますが、頭が一番痛いのは頭を打ったときです。普通は時間が経つにつれて和らいでいつの間にか感じなくなります。しかし和らいだ頭痛が後でだんだんひどくなって吐き気がしてきたら、緊急で脳神経外科を受診してください。この間はたった数時間しかありません。

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