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私は2児の父親ですが、ほとんどのご家庭と同じで、育児は母親任せです。
しかし私の研究所にあの有名な茂木健一郎さんがいて、同じところで働いているので私も脳科学の専門家だろうと、世の中の方は勝手に誤解していただいております。確かに本物の脳は手術でたくさん見てきましたが、脳の働きについては一般的な知識しかありません。
それでも子育てに悩んでおられる方が多く、PTAなどの知り合いから「子供の脳の発達」について講演を依頼されることが多くなりました。
子育てはこうすればOKというものはないのですが、脳科学あるいは医学の知識から最大公約数的に正しいと思われることはあります。
これから何回かに分けて先日ある高校のPTAでさせていただいた講演を載せさせていただきます。ご期待下さい。掲載に当たって一つだけお願いしたいことがあります。それは「ではお前の子どもはどうなんだ」というコメントだけはお許し下さい。^^; お互い様ということでご了承下さい。
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群発頭痛の痛みに対しては市販されている鎮痛薬は全く効果がありません。片頭痛の特効薬であるトリプタン製剤が有効です。またなぜか分からないのですが酸素が効果的です。痛いときに病院に来られて100%の酸素を20分くらい吸っていると頭痛が軽くなったり、消失したりすることがあります。ただしスポーツ店で売っているリフレッシュ用の酸素はほとんど効果がありません。
片頭痛の起こり始めの時に使うと効果があるエルゴタミン製剤が、群発頭痛の予防にも効果があります。
発作が決まった時間に起こる人は、その1~2時間前に起きて、エルゴタミン製剤を服用することです。いちいち途中でおきるのは嫌な人は、エルゴタミン製剤を寝る前に服用してください。効果が約6時間持続します。
副腎皮質ホルモン、カルシウム拮抗薬、躁病の治療に用いられるリチウム、抗てんかん薬のバルプロ酸なども使われます。起こる時期が1~2ヶ月なので長期連用による副作用は少ないので安心してください。
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片頭痛と痛む場所が違う
群発頭痛も片頭痛と同じように血管が拡張して起こる血管性頭痛です。
片頭痛では外頚動脈という脳を覆う硬膜、頭蓋骨そして皮膚に血液を送っている動脈が拡張するものです。それに比べ、群発頭痛は脳そのものに血液を送っている内頚動脈が拡張することが原因と考えられています。
頭痛以外に目や鼻の症状も
頭が痛いときに傷む側の目が充血したり、涙が出たり、まぶたが下がったりしますが、これは拡張する内頚動脈の周辺に交感神経や副交感神経などの自律神経があり、これが刺激されるからです。同じ理由で、頭痛と同じ側の鼻が詰まったり、鼻水が出たりします。
ヒスタミンが群発頭痛の犯人
群発頭痛の原因はよく分かっていませんが、片頭痛ではセロトニンが悪さをしていますが、群発頭痛ではヒスタミンが犯人ではないかと推測されています。
ヒスタミンはアレルギーを起こす物質として有名なので、群発頭痛はよく「内頚動脈のアレルギー」と呼ばれています。
体内時計の狂いか?
なぜ深夜の一定の時間に起きるのかも不明です。ちょうどその頃に自律神経が副交感神経優位から交感神経優位にスイッチが入れ替わりますが、このスイッチを入れるタイミングを計っている体内時計が狂うためではないかとも言われていますが、はっきりしたことは分かりません。
三叉神経痛とは違う
顔面に突然激しい痛みが起こる三叉神経痛という病気がありますが、三叉神経痛は痛みの時間が数十秒くらいで、目の充血や涙などの随伴症状は出ません。
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青年男性を襲う群発頭痛
片頭痛や緊張型頭痛に比べれば患者さんは少ないのですが、頭痛の王様とも言われる激しい頭痛を起こす「群発頭痛」は20才から30才の青年男性に多く起こります。
深夜の決まった時間に激しい頭痛が
明け方のほぼ決まった時間に突然目の奥が激しく痛み出し、「目をえぐられるような」感じがして、転げまわるほどの頭痛が出現します。片頭痛は動くと痛いのでおとなしくしていますが、群発頭痛は痛みがひどいためじっとしていられません。痛みを紛らわすために壁に頭を打ちつける人がいるくらいです。
群れをなして頭痛がする
痛みは15分から2時間経つと自然に収まります。いったん起こり始めると1~2ヶ月の間、毎日のように頭痛が起きますが、それを過ぎれば何事もなかったかのように全く頭痛がしなくなります。
このように群れをなして頭痛が発生するので「群発」頭痛と呼んでいます。頭痛が起きている期間を「群発期」といいます。群発期が過ぎると頭痛は起きなくなりますが、次の年や2~3年後に同じような時期に再び起こります。
前兆はあまり起こらない
片頭痛は頭痛の前に前兆を感じる人がいますが、群発頭痛は前兆がありません。しかしなかには痛みが起こる側の首に強い凝りを感じる人もいます。
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予防してくれる食べ物
片頭痛を予防してくれる食べ物、飲み物があります。コーヒーや緑茶などに含まれているカフェインは血管を収縮させる働きがありますので、休日の朝はいつもどおりに起きて、コーヒーを飲むと週末頭痛の予防に最適です。しかしカフェインを多く取りすぎると、かえって頭痛を引き起こしてしまいます。何事も『過ぎたるは及ばざるが如し』です。
不足すると片頭痛を起こす微量元素
体に必要な微量元素のひとつであるマグネシウムはミトコンドリアを含むいろんな代謝に関係していますが、同時に血管を収縮させたり、血小板の凝集を抑制する働きもあります。これが不足すると血管が痙攣しやすくなり、痛みに敏感になります。薬としてマグネシウムを投与する研究が行われています。サプリメントとして販売もされていますが、まずはマグネシウムが多く含まれている食べ物をとるようにしましょう。それはこんぶ、ゴマ、アーモンド、ナッツなどです。
食べ過ぎると片頭痛を起こす食品
片頭痛を起こしやすい食品もあります。ただしこれらは外国人に多く、日本人では馬鹿食いをしなければ、それほど気にしないでも良いといわれています。その食品とはチョコレート、赤ワイン、チーズ、ハム、ソーセージなどです。これらには血管を拡げる作用があるチラミンやフェニルアラニンが入っているからです。ビタミンEも血管を拡げるので、これを含む健康食品には注意をする必要があります。
片頭痛を起こす王様
しかし確実に一番強い因子はアルコールです。お酒を飲むと顔が赤くなるのは毛細血管が拡張しているためです。この作用は強力ですので、片頭痛を確実に悪くします。
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夜更かしや暴飲暴食などは自分の責任で避けれそうですが、仕事がどうしても忙しくなったり、昼間に人ごみの中で過ごさないといけないときなど、自分ではコントロールできないことも多いですね。そのような片頭痛が起きそうな原因が重なったときは、もっと積極的な予防策をとったほうがよいでしょう。
①毎日の生活では寝不足と寝すぎがない規則正しい生活を送ってください。仕事が忙しかった週末などは氷枕をして寝ると効果があります。
②またお風呂は温まると血管が拡張して片頭痛が起きやすくなりますから、シャワーですませることもいいでしょう。
③夏は日差しが強いので、日光で片頭痛が起きる人はサングラス(それも赤系のものが効果があります)をかけて外出してください。どうしても人ごみの中に入らないといけない場合は、外出前にエルゴタミン製剤を飲んでおくのもひとつの方法です。
④血圧を下げる薬の中には血管を拡げる作用を持つものがあります。降圧剤を飲み始めて片頭痛がひどくなった場合は医師と相談してください。
⑤仕事中に頭痛発作が起きそうで、薬を飲むことができないときには「気合をいれる」と交感神経系が緊張して血管が収縮するので、若干ですが効果が期待できます。
⑥血糖値が低下すると頭痛が起こりやすいので朝食はきちんと取りましょう。日曜日の朝寝坊をどうしてもしたい方は、一度おきて甘いものをちょっと食べて(歯を磨いて)寝てください。
⑦アルコールは血管を拡げて片頭痛を誘発しますので、控えてください。
⑧生理前後に規則正しく片頭痛発作が来る場合には、予防薬を飲むのもいいでしょう。
⑨旅行は寝不足、緊張そして違った環境などが誘因となって頭痛が起きやすくなります。無理のない旅行計画で、疲れをためないようにしてください。
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集団定年退職を迎える団塊の世代
団塊の世代が定年退職の年齢を迎え、たくさんの人が退職後の人生をはじめます。自分の人生をどう楽しもうかと前向きな方はいいのですが、多くの方がぼけたりして回りに迷惑をかけたらどうしようと悩んでいる方もいらっしゃいます。
第三の人生とは
20才の成人までを成長期の第一の人生、それから社会で活躍する年代を第二の人生としますと、定年退職後の人生は第三の人生ということになります。 年金問題や介護保険導入に伴う問題など第三の人生を支える社会的仕組みも充実しているとは言えません。私は現在第二の人生を歩んでいますが、私が高齢者になるときには年金制度が破綻すると言われており、とても対岸の火事と済ませるわけにはいきません。
死から隔離されると生が不安になる
老いが不安なのはその後に控えてある死に対して悪いイメージを持っているからだとおもいます。昔の大家族の時代には、死は大勢の家族に看取られながら、自宅の畳で安らかに眠るように迎えるものでした。ところが現在では死と言えば病院でまるでスパゲッティのように点滴などの管につながれて、やせ衰えて苦しみながら死んでゆくというイメージがあります。
私も長年脳神経外科の臨床をしていまして、脳梗塞などで寝たきりになり、褥瘡ができて痛みと麻痺のため自分で体を動かすことができなかったり、植物状態で全く意思表示できなかったり、脳死状態で無理やり呼吸させられたりなど、悲惨な生き方をたくさん見てきました。
死ぬ直前まで元気で生きられたら
また痴呆患者を長年介護してきて疲れ果てた家族に対して、 「大きな脳出血ですから、命の保障はできせん」とお話をしたときに、まるで良かったとばかりに安堵の表情をされる方を何人も見てきました。 私はこれらの患者さんを見てきて、自分は死ぬ直前まで元気で生きて、死ぬときはコロリと逝きたいと思っていますが、これは私だけでなく、ほとんどすべての方の願いではないでしょうか。
理想的なPPK
このように元気に生き抜き、病まずに死ぬという理想の第三の人生をPPKと名付けた人がいます。 PPKとはピン・ピン・コロリの略字です。意味はすぐに分かりますよね。こんなすてきなネーミングを考え出したのは、国民健康保険中央会というお堅い国の組織でした。
一般的に長寿県といえばすぐに沖縄県を思い浮かべる人が多いと思いますが、実はPPK達成日本ーは長野県なのです。国民健康保険中央会がこの長野県に注目してPPKの秘密を探った結果が『PPKのすすめ』 (紀伊国屋書店)で報告されています。この本にはいろんなデータが書かれてありますが、 PPKの条件を私なりに3点にまとめてみました。
PPKの3つの条件
第一点目は仕事や生き甲斐があるから病気になる暇がない。ということです。 80歳以上の方でもほとんどの方が農作業などの自分の仕事を持っていたり、自治会の役員になっていたり、唄・踊り・囲碁などの趣味を忙しく楽しんでいたりして、病気で横になっている暇がない人たちばかりなのです。 ある経済学者が「朝起きて、今日一日やることが決まっていない事ほど不幸なことはない」という言葉を残していますが、まさにコロリの直前まで仕事や生き甲斐を失ってはならないと言うことを教えてくれていると思います。
第二点目は生まれた土地が好きだから、病気になってこの土地を離れたくないということです。長野県は持ち家率が高い、一人暮らしの老人が少ない、離婚する人が少ないなど、家庭機能が充実していることが伺われます。 また自然も豊かで生まれ育った土地を愛している人が多いという特徴があります。病気になると言うことはその土地と家を離れることを意味することが多いため、住民は健康を守ろうとする意識が高いことが分かりました。
第三点目は地域に足の太い保健婦が多いと言うことです。高い住民の健康意識を支えているのは気軽に飛び歩く保健婦さんたちでした。彼女たちが中心となってすべての医療関係者が住民に健康情報を伝えることに熱心なのです。
PBNからPPKへ
まさに「健康は病気を治すよりも、病気にならないこと」を実践しています。以上の生き甲斐・動機・勉強を一つのヒントとしていただいてピン・ボケ・ネタキリ(PBN)からピン・ピン・コロリ(PPK)目指して頑張りましょう。
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片頭痛の4つの誘因
片頭痛にはハッキリとした誘因があります。これを賢く避けることでかなり、頻度を下げることができます。誘因は大きく分けると①女性ホルモンの変化、②ストレス、③環境、④食べ物です。
南の島では片頭痛はない?
ストレスがない社会で暮らせたらどんなに楽だろうと思ったことはありませんか?長期休暇を取って南の島に民族大移動が起こるのはそのせいだと思います。南の島に住んでいる人はきっと頭痛など経験したことがないうらやましい人達でしょうね。しかし詳しく調べてみるとなんと素晴らしい自然に囲まれた天国のような島に住んでいる人でもわれわれと同じ頻度で片頭痛を感じているという報告があります。結局人間は生きてゆく限りストレスがあるのですね。要はストレスをなくすことに努力するのではなくて、ストレスをどうコントロールするかが大事なのです。
ストレスから解放された時が危ない
仕事が忙しいとき、受験勉強の真っ最中など、一番ストレスがかかっているときはむしろ片頭痛は起きません。片頭痛がおきるのは仕事や家事が一段落した時などストレスから解放されたときです。これはそれまでの精神的緊張で収縮していた血管が拡張するためです。仕事が休みの週末にストレスから解放されて、頭痛が起こることが多いため「週末頭痛」という特別な名前がつけられています。楽しい彼氏とのドライブや家族旅行が行けなくなって悔しい思いをすることになります。
金曜日は忙しくしないこと
この週末頭痛の予防ですが、仕事の忙しさのピークを週の中ほどに持ってきて、休みの前はなるべく忙しくしないで下さい。精神の緊張を急に強めたり、解放したりしないようにするためです。ウィークデーからストレスを徐々に発散させることが大事です。
夜更かしの朝寝坊と暴飲暴食
明日は休みだからと遅めの夕食をとったり、夜更けまでビデオを見たりして生活のリズムを崩さないで下さい。このときにアルコールを飲み過ぎたり、朝寝坊をしたりしてはいけません。寝不足も寝すぎも頭が痛くなります。つまり『夜更かしの朝寝坊と暴飲暴食』という状態が片頭痛を誘引します。やはり規則正しい生活が一番ですね。
片頭痛予防の標語
ストレスはこまめに貯めて、こまめに解放。
ストレスも睡眠も性格もほどほどに。
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外来で片頭痛の患者さんに、ご両親のことを伺うとどちらかが頭痛で悩んでいるとお話されることがよくあります。
一般に母親が片頭痛の場合約70%、父親が片頭痛の場合約30%の確率で、子供が片頭痛を発症するとの統計があります。両親が片頭痛の場合はなんと約90%の確率です。このことから片頭痛は遺伝性の病気であることが伺われます。
しかし原因遺伝子は単一ではなく、多くの遺伝子が関与しているようです。「遺伝性の病気」と言っても「体質が似る」という程度のことですので、ご心配されないで下さい。ただし、親が頭痛持ちの場合はより一層生活環境に注意をすることを心がけることが必要でしょう。
大変稀ですが、家族性片麻痺性片頭痛という病気があり、神経細胞の興奮に関係する遺伝子の異常であることが明らかとなっています。また遺伝子の異常によって起こる脳以外の病気で片頭痛を伴うものもあり、この観点から片頭痛に関係する遺伝子について研究が進んでいます。将来は遺伝子によって片頭痛をタイプ分けし、完全に予防できるような理想的な薬が開発されることを期待します。
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