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二日酔いの頭痛
(シラ医師)次のC夫さんお入りください。どうされましたか?
(C夫、45才)いやあ、昨日飲み過ぎましてね。朝から頭の中がガンガンしているんです。
そんなにたくさん飲んだ記憶がないのに頭が痛いので、女房が「あんた最近ぼけたようなことを言うからついでに頭を検査してもらったら」とお尻をたたかれてやってきた次第です。
私は単なる二日酔いと思っているのですが。。。
(医師)せっかくの機会ですから、頭の検査をしておきましょう。
まあC夫さんの頭痛は典型的な二日酔いでしょうね。アルコールには血管を拡張する作用があるので、片頭痛などの血管性頭痛を誘発しやすいのです。
(C夫)私の家族には片頭痛といわれたものはいませんが、私も片頭痛ですか?
(医師)いいえ、この頭痛はアルコールが分解されるときにできるアセトアルデヒドや酢酸などが血管を拡張する作用があるから起こります。したがって飲み過ぎなければ大丈夫です。
(C夫)でも昨日は二日酔いをするほど飲んでいないのになあ。。。
(医師)昔から「悪い酒は頭痛がする」といわれていますが、それはお酒に含まれる不純物などが血管を拡張するからです。
ウイスキーなどの蒸留酒は不純物を含まないので翌朝の目覚めがよいのです。
特に赤ワインは血管拡張作用のあるヒスタミンや片頭痛誘発物質のチラミンを大量に含むため、注意してください。
また普段よりも速いペースで飲むとアルコールが一気に分解されて、先ほどお話した頭痛を起こす物質がたくさん作られますので、頭痛がしやすくなります。
(C夫)二日酔いは飲まないのが一番いいんでしょうが、こればかりはやめられません。
(医師)自分にあった量を、自分にあったペースで飲むということでしょうね。そういう意味ではやけ酒はもっともだめです。
片頭痛は市販されている鎮痛剤はあまり効果がありませんが、二日酔いの頭痛には効きます。
またカフェインを多く含むコーヒーや熱いお茶が頭痛を鎮めてくれます。
中華料理店症候群
(C夫)昨日は中華料理を食べなら飲んだのですが、食べ合わせというものがあるのですか?
(医師)中華料理にはグルタミン酸(味の素)が大量に使われていることが多いようです。
このグルタミン酸は血管を拡張する作用があります。中華料理を食べ過ぎて頭痛がする場合は「中華料理店症候群」と呼ばれています。
頭痛が食後20から30分後に現れて、1時間ほど続く事が多いようです。これも頭痛を引き起こした原因だったのでしょうね。
ホットドック頭痛
(C夫)他に食べ物で頭痛を起こすものがありますか?
(医師)「ホットドック頭痛」というのがあります。ホットドック、ハム、サラミの防腐剤あるいは赤みをつけるために添加されている亜硝酸塩が血管を拡げるために頭痛が起きます。
アイスクリーム頭痛
(医師)またこれは食べ物が悪いのではないのですが、「アイスクリーム頭痛」というのがあります。
アイスクリームやカキ氷を食べたときにツーンと額が痛むことがありますよね。
これは冷たい刺激が神経を伝わって脳に伝えられるときに、同じ神経が支配している前頭部にも痛みを感じてしまうことによるものです。
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