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<特効薬スマトリプタン>
(医師)片頭痛の特効薬としてはスマトリプタンという成分が入った薬があります。商品名はイミグランが有名です。
(A子)それは私にも出してくれますか?
(医師)もちろんです。片頭痛だけでなく後で述べる群発頭痛にも効果があります。これまでも片頭痛の薬(エルゴタミン)はありましたが、頭痛が起こりそうな初期に飲まなければならず、飲むタイミングがかなり難しいものでした。
スマトリプタンはセロトニンが血管に作用して収縮させる場所(セロトニン受容体)をブロックして血管の収縮を止めることで片頭痛を止めます。
副作用を防ぐためには飲んではいけない人(心臓梗塞や脳梗塞を起こしたことがある人、血圧が高い人など)がいたり、飲み方にも特徴がありますので、神経内科や脳神経外科の先生に聞いてください。
<片頭痛の予防薬>
(A子)頭痛自体を予防する薬はないのですか?
(医師)カルシウム拮抗薬、ベータアドレナリン遮断薬、抗セロトニン薬、抗うつ薬、抗てんかん薬などがあります。
しかしこれらは頭痛のひどさや、頻度を四割程度しか下げることができませんし、最低1ヶ月以上は飲み続けなくては効果が得られません。
<週末頭痛の予防法>
(A子)それならやはり、ふだんの生活で頭痛を予防したほうがいいですね。私の週末頭痛はどのようにすればよいのですか?
(医師)忙しさの程度を週の中ほどに持ってきて、休みの前はなるべく忙しくしないで下さい。精神の緊張を急に強めたり、解放したりしないようにするためです。
週末に遅めの夕食をとったり、夜更けまでビデオを見たりして生活のリズムを崩さないで下さい。
このときにアルコールを飲み過ぎたり、朝寝坊をしたりしてはいけません。
(A子)ウィークデーからストレスを徐々に発散させることが大事なのですね。
(医師)そうです。またコーヒーは血管を収縮させる働きがありますので、朝いつもどおりに起きて、コーヒーを飲むのもひとつの手です。
またチョコレート、赤ワイン、チーズがお好きな方は控えてください。
<片頭痛の予防法>
(A子)夜更かしや暴飲暴食などは避けれそうですが、仕事がどうしても忙しくなったり、昼間に人ごみの中で過ごさないといけないときもありますよね。
(医師)そうですね。頭痛が起きそうな原因が重なったときは、もっと積極的な予防策をとっても良いかもしれませんね。週末などは氷枕をして寝ると効果がありますよ。
温まると血管が拡張して片頭痛が起きますから、シャワーですませることもいいでしょう。
夏は日差しが強いので、日光で片頭痛が起きる人はサングラスをかけて外出してください。どうしても人ごみの中に入らないといけない場合は、外出前にエルゴタミン製剤を飲んでおくのもひとつの方法です。
血圧を下げる薬など血管を拡げる薬を飲んで片頭痛が起こる場合は医師と相談してください。
仕事中に頭痛発作が起きそうで、薬を飲むことができないときには「気合をいれる」と交感神経系が緊張して血管が収縮するので、効果が期待できます。
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