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今回のテーマも、「マスゴミの、正当な理由のない医療者への誹謗中傷を断固許すな!!!」です。
よろしくね。
日本医療崩壊史 第三章 産科崩壊の歴史(2) 東大リンデロン事件 その1
今日の産科医療崩壊史を振り返る上で、決して目をつぶるわけにいかない、重要事件である、東大リンデロン事件のお話です。
1995年の出来事です。
当時はまだ、医療崩壊という言葉は影も形もなかった時代です。
裁判で、無過失が認められたものの、この事件で、名門東京大学の産婦人科で、この症例に関わった関係者はみんな、つらい思いをしたことでしょう。
一生懸命にやっても、結果が悪ければ、家族から医療過誤と罵られ、裁判に引きずり出されて、相手方から言われなき中傷をうける。
善意と使命感から出した手を思い切り踏んづける行為に、医療者の心は折れていきます。
この事件で、毎日新聞をはじめとするマスゴミは、関係者に対して、恐ろしいまでの、誹謗中傷を執拗につづけました。
この語るもおぞましい、医療者バッシング事件があったことを日本医療崩壊史に取り上げないわけにはいきません。
医療崩壊の始まるさきがけとなるこの事件をきっかけに、患者の権利を高らかにうたい、医療者の義務と責任を激しく激しく問われる時代に突入し、今、崩壊し続けているわけなのです。
今日は、事件の概要です。
ある夫妻が、アメリカに渡米して、人工授精(IVF)にて、三つ子を妊娠して帰国しました。
なぜ、アメリカで治療をうけたかというと、実は、夫人は、気管支喘息を持病として持っていたこと、四十五歳と高齢であったところから、日本では、治療を引き受ける先生がみつからなかったからのようです。
夫人は、東京大学病院の産科に入院、三つ子ですから、おなかはどんどん大きくなります。
そんななか、胎児の肺成熟を促すために、研修医であるN医師がリンデロンという薬剤を注射したところ、アナフィラキシーショックと思われる症状が現れて、夫人の容態が急変、呼吸ができなくなりました。
懸命の治療もむなしく、三つ子は死産、夫人は意識が戻らなくなりました。
このことに対して、御主人は、医療過誤で、元気な夫人のすがたと三つ子の命を奪われたと、東大病院を訴えました。
御主人が、病室に住み込み、会社に出勤する。
三時間おきの、喀痰の吸引は看護師ではなく、必ず当直医が、ミスをしないかどうかと、御主人の食い入るような監視の目の元におこなう、という、異様な闘病生活が続きます。
結局、東大付属病院の関係者の懸命の治療にも関わらず、三つ子は死産、夫人も失った意識を回復しないまま、2000年12月、亡くなります。
そして、裁判は、結審。
原告の請求は棄却され、研修医N医師、東大付属病院の無過失が認められ、彼らの名誉は守られましたが、その間、容赦のないマスゴミのバッシングにさらされたのでした。
「東大病院の研修医が打った注射で発作に襲われ植物状態となった」と、毎日新聞は記しました。
東大病院・研修医 これがマスゴミの格好の攻撃目標となったのです。
続きます。
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コメント
コメント一覧
よかったですね。…と言うのもむなしいけど。
あの事件以後、早産しそうな母体に胎児肺成熟目的でリンデロンを打つときは、私の周囲では研修医にさせないことになりました。
12時間置きに2回打ちますので、1度目を午後3時に打つと、研修医が当直していても翌日早朝3時に自分が病棟に行かねばなりません。
看護師が静脈注射をしなくなったときも大変でしたが、これもかなりきつかったです。
今は、そんなぎりぎり状態を抱えることのできない地方病院にいますけれども。
まあ、どんな偉い先生も、最初は『研修医』なんですけどね。
『異様だった』という当時の印象が事実であるなら、ご主人に関してあれれと思ったりもするのですが。
さぞ、当直医はプレッシャーがあったことだとお察しします。でも、そんなことはどうでもいいのがマスコミさんなのかな?
喘息が重症だったで済まされていた症例が救命されるようになったのです。
コインの裏表です。
不幸な事例にはお悔やみも通じないでしょうが、生き死には宿命として受け入れるしかないことに気がつけば夫も救われたでしょう。
裁判の結果が無罪だと、余計に傷ついたと思います。
患者さんによく聞かれます。
「この薬飲んでも副作用でませんよね」
答につまるあかがまです。
あうあうあ。
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