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NO DOCTOR, NO ERROR でも、それでいいの?

akagama / 2008.06.19 03:32 / 推薦数 : 14

 医師には、二つの使命が課せられています。

 


 一つめは、眼の前の患者を救うこと。

 

 二つめは、先達から、渡された「医療の知識と技術」というバトンを、後に続く若い医師に、渡すこと。

 

 免許を手にした時点で、すべての医療を完璧にやってのけることのできる医師なんていません。

 

 ある程度の失敗を繰り返しながら成長する、医師が一人前になるということは、そういうことです。

 

 そして、「『医療の知識と技術』というバトンを、後に続く若い医師に、渡す」ということは、そのような若い医師が万一の失敗を侵しても、フォローして、失敗に伴って生じる有害事象の影響を最小限に食い止めて、さらに、いかにして失敗にいたったか、いかにすれば、失敗をせずにすむかを、身をもって知らしめることではないかと思います。

 

 しかし、現在、いかなる些細な失敗も、「医療ミス」と断罪され、運がわるければ法廷の場で、裁かれるようになりました。

 

 akagamaが知る、ある優秀な外科系女性医師がいます。

 


 理知的でかつ、医療に真摯な姿勢で臨んでいる彼女は、今、苦しみ悩んでいます。

 

 これでは、若い医師に、メスを握らせることは出来ない、バトンを彼にわたすことはできないと。

 

 彼が、手術の執刀中にミスを侵したとき、彼女が無事にバックアップが出来たからといって、医療に対して、常に百点満点しか認めないという、世間は、このミスを決して許しません。

 

 部下のミスでも、運が悪ければ、彼女のキャリアもどこかへ吹っ飛びます。

 

 彼女は、メスを手放すことをも、本気で考えているようですが……。

 

 明日の医療はどうなるのでしょうかねえ、心配です。

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