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(4)
日暮里駅にほど近い、アパートの四畳半。
古いアパートに、蛍子先生は住んでいました、といっても、ほとんどあちこちの病院の当直室を泊まり歩いている蛍子先生にとっては、ここに帰るのは着替えをとりに戻る時ぐらいです。
汚れの目立つ古い壁にかけられた、カレンダーに印をつけている、蛍子先生。
「もうすぐ、誠さんが帰ってくるのね…」
そう、殺人の罪を償うために府中の東京刑務所で服役している、彼氏が、もうすぐ出所してくるのです。
うれしそうでもあり、不安でもあり、蛍子先生の心は、正直、揺れていました。
「私のために、ご家族と自分の人生を台無しにしてしまった、誠さんに、私はこれから何がしてあげられるんだろう」
いつも、そう自問する毎日が続いています。
眼を閉じると、今でも、頭から離れない、おぞましい日々の記憶が、また甦って来ます。
最初は、蛍子先生がまだ、高校一年生のときのことです。
彼女は、都市銀行に勤める、父、吾郎と二人暮らし。
お母さんを中学二年のときに、がんで亡くし、以来、二人きりの生活が続いていました。
思春期の、女の子と、やもめ暮らしの父親です。
蛍子先生は、二人で生活するようになって、いつしか、父の、自分に対する視線に粘っこいものを心なしか感じるようになりました。
もっとも、父は何にも言いません。
台所で、洗い物をしていると、じーっと見つめる父の視線を感じることがあります。
それも、しばしばでした。
箪笥をあけると、なぜか、下着の入っている位置が変わったり、明らかに日記帳を広げた形跡が残っていたりと、不気味な、父の影を感じていました。
早く、父と別れて暮らしたい、いつしかそう思うようになり、数ヶ月がたった、夜のことでした。
蛍子先生は、お風呂に入っていました。
髪を洗っているときに、突然、バスルームに、人が入ってくる気配を感じました。
反射的に後ろを振り返った蛍子先生は、おもわず息を呑みました。
「お父さん……」
そこには、無表情の父が、全裸で立っていました。
悲鳴を上げて、立ち上がる蛍子先生。
父が無言で襲い掛かってきました。
「やめて、お願い、お父さんやめて!」
蛍子先生は、必死で逃れようとしました。
しかし、身の丈百八十センチに百キロを超える巨体の父にのしかかられて、逃がれることは不可能でした。
……。
それから、蛍子先生の地獄の日々は続きます。
大学に入ってから、アルバイトをして、お金をためて、アパートを借りて、父から逃れようとしても、必ず、追跡されて、実家へと引き戻される日々が続きました。
実家に引き戻されるたびに、父の虐待はひどくなる一方でした。
逃げるたびに、父は、蛍子先生の体に、決して消えることのない、「しるし」を刻みました。
蛍子先生はそのたびに、父を呪い、自分の運命を呪いました。
何度か、自殺を考えましたが、それも果たせぬ毎日が続きました。
そんな日々の中、蛍子先生にも素敵な恋人が出来ました。
アルバイト先の学習塾の講師仲間の大学生、同い年の、日下部誠さんでした。
誠さんも、蛍子先生を気に入ったようでした。
ある夜、誠さんは、思い切って、蛍子先生を部屋に誘いました。
蛍子さんも、決意して、誠さんの部屋に行きました。
思い出になるはずの夜でしたが、
「お願い、電気を消して」
長い接吻のあと、蛍子先生は誠さんに、お願いしました。
あの、父に刻まれた、からだの「しるし」をみられたくなかったのです。
誠さんは、それを拒みます
「だめだ、君の身体の全てを知りたい」と。
その言葉を聞いた、蛍子先生は、黙っていても、いつかは、わかる日が来ると思い直し、誠さんに全てをさらしました。
実の父につけられたという「しるし」を見つけたとき、誠さんは言葉もありませんでした。
それからです。
「俺が、君の親父と話をつけてやる」
毎日、誠さんが言うようになったのは。
そして、雨の夜、ついにその日はやってきました。
蛍子先生は、父親に妊娠させられたことを、泣きながら誠さんに知らせました。
「誠さん、生理が来ないの」
これまで、誠さんと蛍子先生が、関係を持つときは、いつも避妊をしていたので、おなかのなかの父親が誰かはもう、明らかです。
「今畜生!」
誠さんの叫び声がして、受話器我が乱暴に叩きつけられる音が聞こえると、通話はそれっきり途切れました。
ついに、誠さんの理性のたがが、とんだのでした・
やがて、警察からの電話で、蛍子先生は、何がその夜、起こったのかを知りました。
蛍子先生の父、大場吾郎殺人の現行犯で、誠さんは逮捕。
懲役、十年に処せられました。
蛍子先生は、中絶手術を受けました。
この事件で、日下部家は完全に崩壊したそうです。
結婚が決まっていた妹さんは、人殺しの妹は嫁にもらえないといわれて、破談。
両親は、失意のうちに相次いで亡くなられたと、刑務所に面会に言ったときに誠さんの口から、聞かされました。
もうすぐ、刑期を終えて、出所する旨の便りが、今日届いたばかりでした。
「誠さん。待っていてね、きっと、迎えにいくからね」
カレンダーにまた一つ、×をつけて、蛍子先生は呟きました。
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m3の掲示板でみかけましたが。
| 福利厚生の充実した一流企業の製薬会社社員と比べたら 勤務医なんぞしょせん零細工場の現場作業員 某大手製薬会社43歳エリアマネージャー 年収1600万円+接待費1ヶ月80万円自由裁量 完全週休2日、有給休暇年間40日 |
というわけで、製薬会社の中のひと、よかったら、年収教えてね。(医師職じゃないひとね)
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(3)
蛍子先生は、いつものポーカーフェイスの蛍子先生に戻り、病棟の、検温板のチェックを再開しました。
りきまるがいろいろ、カルテを見ながら、質問してきますが、とても丁寧に答えてくれます。
そうこうするうちに、チャイムの音がしました。
教授回診の時間です。
みんな、わいわいと、話しながら、カンファレンスルームに入ります。
小児科の教授は、大熊貞夫教授、あごひげがトレードマークの五十五歳。
豪放磊落な性格の教授です。
「まず、みんなに報告がある。こんど、アジアテレビがこの病院に取材に来る。冬の感動スペシャルってやつだそうだ。何でも、番組では、うちの病棟に入院している、西原美里君の入院生活をとりあげるということだ。おい、わかったか?大場。おまえの患者さんだ」
「はい」
蛍子先生が背筋を伸ばして、答えました。
「まあ、美里君は、致死性先天性四肢短縮性小人症の生存年数の世界記録を保持している。まあ、これには、主治医、大場の努力と、荒川医大学用患者医療費負担制度のたまものということなのだが、越谷理事長からはくれっぐれも、うちの大学の恥をテレビでさらすな!とのことだ。わかったな」
「はい!」
みんなが口々に叫びました。
「へえ、すごいにゃ~。テレビ取材か~」
りきまるもため息です。
「それじゃあ、今日も新患のプレゼンからだ。おい、一般内科からきた、そこのりきまるっつーの、おまえからだ。やれ!」
「うぎゃっ」
早速、教授に指名をされた、りきまる。
しどろもどろになりながらも、プレゼンをすすめます。
蛍子先生が、小声でアドバイスしてくれたのでなんとか、無難にこなしました。
「はふ~疲れちゃった。蛍子先生、アドバイスありがとうございます」
「まあ、今日は初日だからね。今度からは、一人でプレゼンするのよ、もう助けないからね」
「おーい、教授が病室をまわられるぞー」
医局長の先生の声につられて今度はみんな、大熊教授の病室回診にゾロゾロとついていきます。
回診は順調に進み、最後の病室、西原美里ちゃんの個室病室だけを残すのみとなりました。
個室のドアを開けて、教授、看護師長に続いて、蛍子先生、りきまる、あと数人の医師が個室に続いて入ります。
「この子が、美里ちゃんよ」
蛍子先生が、りきまるに教えてくれました。
そして、大熊教授が美里ちゃんの容態を注意深く診察します。
美里ちゃんとりきまる、お互いの視線があいました。
あかちゃんより少し大きめの体幹に、小学五年生くらいの女の子の顔。
とても、目鼻立ちのとおった、かわいい女の子です。
肺を保護する胸郭部と、手足の発達障害があるので、明らかにこの部分は小さく、細くなっていて、歩いたりはもちろん、起き上がることも、寝返りをうつことも不可能です。
「食べ物を誤嚥しちゃうと、すぐ命にかかわるの、だから、よほど注意して食事のほうもお世話をしてあげないとね」
そう、りきまるに蛍子先生が説明したとき、聞こえよがしに、大きく舌打ちをする音が、個室中に響きました。
医局員の誰かの、いやみのように、りきまるには思えました。
でも、教授も、蛍子先生も、そんなことはつゆほども気にしないそぶりで、話をつづけていました。
教授が、ひとしきり、美里ちゃんを診察して、頭をなでてあげました。
教授回診の終了です。
その夜。
りきまるは、亜樹子先生、蛍子先生と、南千住の居酒屋、「ひとでなし」で食事をしていました。
ここの主人は、糖尿病で亜樹子先生の外来でかよっているので、気を回してくれているのか、いつも料金を心なしか安くしてくれているようで、荒川医大の連中の、給料日まえのたまり場になっているお店です。
まずは、三人で乾杯です。
亜樹子先生とりきまるは生ビール、蛍子先生は焼酎のお湯割です。
「りきまる先生、小児科初日の感想は?」
蛍子先生がミミガーを肴にお湯割りを飲みつつ、りきまるにたずねてきました。
「いやあ、すごくエネルギッシュです。一般内科と同じぐらい」
「まだまだ、序の口よん、覚悟しといてねん」
蛍子先生、もう焼酎のお湯割りをぐびぐび一気飲みです。
蛍子先生もお酒は底なしのようです。
「蛍子先生、でも、美里ちゃんの診察のとき、ちょっと気になったんですけど」
「舌打ちのこと?」
「……はあ」
「あの子の長期入院をあまりよく思っていない先生はたしかにいるの」
「美里ちゃんは、ずっと先生がみてらっしゃるんですか」
「そう、私がママなの」
「えっ?先生のお子さん?」
「違うわ、本当のママには、私もあったことがないの。連絡をしても、話をきいてくれるそぶりもないし。だから、私があの子の育てのママ」
「じゃあ、本当のママに捨てられちゃったんですか?」
「私が学生のとき、臨床実習で、はじめて美里ちゃんとであったの。その時からもう、本当のママとは連絡が取れなくなっていたの。美里ちゃん家には元気な弟さんが生まれたので、美里ちゃんは最初からいないことになってるらしいの」
「……そんな、うちの子じゃないなんて」
「小児科の先生の中には、何でこんな子供を助けたんだというお医者さんも多いのよ。でも、私は、あの子が生まれたときどうすればよかったのか、いまだにわからない、美里ちゃんはあやすと笑うし、アイスクリームもおいしく食べられるし、お話ができないのと、動けないことをのぞけば、ほかのあかちゃんと一緒だとおもうんだけどねえ」
「入院費用はどうしてたんですか」
「荒川医大の学用患者に認定されたので、入院費用は病院負担なんだけど……、先生の中には、入院費の病院負担に反対する先生も多くてね、美里ちゃんが一日生きるたびに、数十万円が病院の金庫から消えていくっていやみを言われたこともあるわ。でも、生存年数世界一になってからは、あまり文句も言われなくなったけど」
その時、亜樹子先生がぐいと、生ビールのジョッキを空けてしまうと、続けて話し始めました。
「それからは、私が話すわ。二年ほど前に、うちの医大の経営がかなり悪化したことがあってね、学用患者の入院費用負担の認定を見直すと、経営本部が言い出してね、蛍子は、果敢にも、当時の経営本部長の丸木戸にたてついたのよ」
「えっ、あの失脚した丸木戸本部長とですか」
「そお、たいしたもんでしょう。あのとき、蛍子はいったのよ。私は、もう、この病院からはびた一文給料をもらいませんから、美里ちゃんを追い出さないでくださいって」
「へえ、あの丸木戸さんとやりあったんですね……」
「あれ以来、荒川医大から一銭も給料もらってないもんね、えらいよ。」
「えらくなんかないよ。そんな」
夜が更けるまで、三人の宴は続くのでした。
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あー、本を読みました。浅田次郎先生の「天国への百マイル」
やんなっちゃうこと書かれてました。
燃料↓↓
哀しくなるというか、全然しらんやん、この人、医学を学ぶということ!
医者は「欲のかたまり」ですか?
「患者を薬漬けにして金儲け」ですか?
糊のすっかり落ちた白衣を着て、あかがまは、主張します。
大学では、金の儲け方なんてならいません!
金儲けしたかったら、医者なんてならねえよ、と。
世の医者じゃない人、現実を全然わかってないです。
都立病院のへたな医師職より、都バスの運転士さんの方が、高給なのしってますか?
しかも、わけのわからん理由で、書類送検されちゃうし。
燃料↓↓
http://www.asahi.com/national/update/0129/TKY200801280446.html
「血腫見落とし」、過失は認めず 墨東病院、帰宅後死亡
2008年01月29日01時10分
頭をけられた男性が東京都墨田区の都立墨東病院で診察を受けて帰宅した後、容体が急変し死亡した事件で、警視庁は28日、診察したいずれも31歳の男性研修医2人について「脳の血腫の見落としはあったが、たとえ入院させていても救命は非常に難しく、医療行為上の過失は認められない」と判断したと発表。書類を東京地検に送った。
死亡したのは江東区大島8丁目、作業員佐藤実さん(59)。捜査1課などの調べでは、医師2人は昨年10月22日夜、佐藤さんの頭部のエックス線検査で急性硬膜下血腫の所見を見落とし、帰宅させた。1週間後に再出血し同病院に入院したが、同月31日死亡した。
だいたい、過失ないのに、書類送検ってなんなんだよ?
よく、わかりません。
ヘタしたら、刑事被告人ですよ、これ。
当時のCTをみないと、世のお医者さんはなんともいえないので、ぜひ、見せていただきたいものです。
おながいします。
本当に、見落としがあったかどうかが判定できるのは、
それは、専門教育を受けた医者しかいないから。
たのむわ。
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(2)
その日は、午後から教授回診でした。
蛍子先生も、昼食をすますと、早速、病棟で、検温板のチェックをしていました。
そこに、亜樹子先生がりきまるを連れてやってきました。
「蛍子ぉ。うちのぼうやを連れてきたよ。あおいりきまるだよ。三ヶ月間、小児科で研修させるので、死なない程度にしごいてちょうだい」
「せ、先生、かんべんしてくだせぇ」
早速、りきまる、泣きが入ります。
「小児科もハードだからね、覚悟だけはしてちょうだい」
蛍子先生はりきまるに笑いかけました。
「は、はい。でも、先生は優しいと評判なので、少し安心しています」
「ふふ、まあ、そういうことにしておきましょうか」
そんな中、外線電話が、蛍子先生にかかってきました。
「蛍子先生、桑田さんという方から急ぎのお電話です」
一瞬、蛍子先生の表情が曇ったようでした。
しかし、すぐにいつもの蛍子先生に戻り、受話器を看護師さんからうけとります。
「はい、大場です。あの、今忙しいんですけど……。ああ、はいわかりました、喫茶室ですね。短時間でお願いします」
やれやれ、といった表情で、亜樹子先生とりきまるのほうに戻ってきました。
「ちょっと、これから、ひとに会わないといけないの。りきまる先生は、私がかえってくるまで、カルテでも眺めていてね。すぐに戻るから」
そういうと、そそくさと、病棟を出るとエレベーターに乗っていってしまいました。
亜樹子先生がりきまるのおなかをこずきました。
「りきまる、誰だと思う。蛍子を呼び出した人物」
「あー、彼氏さんですか」
「うーむ、それは…たぶんないとおもう」
「なんでですか」
「なんでって、その、まあ、いろいろ事情があるらしいのよ。蛍子には」
「ふうん」
桑田さんは、病院玄関横の喫茶室で、蛍子先生を待っていました。
「やあ、忙しいところをすまないね」
桑田さんはとても大きな病院の跡取り息子さんです。
彼自体はお医者さんではないので、お嫁さんに、女医さんがほしいと思っていました。
蛍子先生がメンバーになっている、年末に「第九」を歌うサークルに、桑田さんも参加したのがきっかけで、二人は知り合いになりました。
一目みて、蛍子先生を気に入った桑田さんは、何度も何度も、デートに誘いますが、蛍子先生は「仕事が忙しい」と誘いを断ってきました。
もうすぐ、クリスマス。
桑田さんは、最後の覚悟を決めて、病院に乗り込みました。
蛍子先生を、クリスマスデートに誘うためです。
「あのう、手短にお願いします」
申し訳なさそうに蛍子先生がつぶやきました。
「蛍子さん、こんどのクリスマスイブ、やはり、だめなの?」
「すみません、クリスマスイブは、私、当直なんです」
「うそだ!ここの当直は、城田という医者が勤めるはずだ。君は、そんなに僕に誘われるのが嫌なのか?」
「桑田さん、ごめんなさい。私は事情があってね、この病院から、給料もらっていませんの。だから、生活のために、外勤の当直のアルバイトに通っているんです」
「じゃあ、僕の病院で働いてもらえばいい、給料はいくら出してもいいから」
「……桑田さん、私が、ここで働いているのは、お金じゃないんです。私にとって、もっと大事なものがここにはあるんです。それに、私、実はもう心に決めた男性がいるんです。もうこれでいいですか?」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、この間君は、今付き合ってる男性は、いないっていったじゃないか。どういうことだい。片思いなのか?それとも遠距離恋愛なのか?」
「そう…ですね、遠距離といえば遠距離ですね。めったにあうこともままならないので」
「その、彼氏は、い、今、どこで暮らしているんだ、海外か」
「ううん、府中。東京刑務所、殺人の罪でおつとめちゅー。わかった?私は、あなたが思っているような、清純派ではなくってよ、さあ、もういいでしょ。ここは私払っていきますから」
きっぱりというと、蛍子先生は、伝票を持って、唖然としている桑田さんを残して、レジにいってしまいました。
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↓ 燃料
http://sankei.jp.msn.com/life/body/080123/bdy0801230348001-n1.htm
【主張】医療事故調 信頼取り戻す制度とせよ
2008.1.23 03:48
このニュースのトピックス:主張
「医療事故調査委員会」制度の厚生労働省原案が固まってきた。医療事故の原因を究明して再発防止に結び付けるのが、この制度の趣旨である。今後、政府・与党の最終合意を得て法制化し、平成22年度までにスタートさせるという。
現在、医療事故を調査する専門の第三者機関はない。医療事故は、警察の捜査や刑事・民事の裁判で原因は明らかになっても、再発防止策にまでは結び付きにくいのが現状だ。
近年、医療事故が続き、民事訴訟が増加している。医師の刑事責任が問われるケースも目立つ。医療事故調を早く制度として確立しなければ、医療に対する信頼回復は難しいだろう。
医療事故調は、事故原因を報告書にまとめて公表し、再発防止策を提言する中央委員会を厚労省内に置き、その下に医療事故ごとに調査を行う地方委員会を設ける。委員会のメンバーは、医療従事者、法律関係者、遺族代表者らで構成される。
委員会には調査権限が与えられる以上、当然ながら中立性や公平性、秘密保持の義務が課される。
医療事故の原因解明には、高度な専門知識が求められる。それだけに、警察の捜査に対しては医療関係者が強く反発するケースもある。民事訴訟は、遺族に費用と時間の両面で重い負担を強いることになる。
専門知識を持つ医療事故調が機能するようになれば、患者側、医療側の双方にメリットは大きいはずだ。
ただ、制度運営にあたっては、なお解決しておくべき課題が残っている。ひとつは、事故調の調査と警察の捜査との関係をどう整理するかだ。
原案では(1)死因がはっきりしない診療関連死は、まず事故調が受理する(2)診療関連死については病院に届け出を義務付け、怠った場合は罰則を科す(3)故意や重大な過失、悪質なケースは事故調から警察に通報する-となっている。だが、刑事責任の追及などはこれで問題がないのだろうか。
原案では、医療事故調の調査対象は死亡事故に限っている。しかし、大事故の背後には多くのインシデント(一歩間違ったら大事故になりかねない事例)が隠れている。死亡以外の調査も医療事故を防ぐには必要だろう。これも検討を求めたい。
産経のヤツラがバカなのは、skyteeam先生の東京日和をみれば、もう明らかなのですが。
また、バカな記事を載せてやがります。
産経新聞の基本方針は、権力者の翼賛新聞なわけですが。
今回の、主張も、権力側の言い分をそのまま鵜呑みで、取り締まられる当事者の医者側の、見解はするーです。
というか、
>> 近年、医療事故が続き、民事訴訟が増加している。医師の刑事責任が問われるケースも目立つ。医療事故調を早く制度として確立しなければ、医療に対する信頼回復は難しいだろう。
要するに、事故調が医者性悪説に基づいた組織であるいじょ、産経のヤツラは、医者は義務を忘れてたらいばっかり回す、クソ野郎としかおもうてないわけです。
だいたい、
>>委員会のメンバーは、医療従事者、法律関係者、遺族代表者らで構成される。委員会には調査権限が与えられる以上、当然ながら中立性や公平性、秘密保持の義務が課される。
もう、当事者である、遺族代表が、裁く立場に入っている以上、もう中立性も、公平性のクソもないわけですが?
ようするに、当事者が、裁判官になって沙汰を下すなんておかしいと思いませんか?
しーかーもー、
>>医療事故の原因解明には、高度な専門知識が求められる、はずなのに、なぜ、専門知識がなさそうな遺族代表がはまっているのか?
もうこの時点で、医者を裁き、手枷、足枷をくくりつける、医者たたき委員会だということを、全国の26万人医師にはわかるわけですが。
とりあえず、平成22年までに、医者を引退してセミリタイアして暮らせるように、あかがまさんはがんばりたいと思います。
ではでは。
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また、習作を書き始めました。
ななのつぶやき ある小さな生命 をよんで、思うところがあり、小説化しました。ななせんせいありがとう。
http://blog.m3.com/nana/20071201/1
(1)
冬・東京。
猛烈な木枯らしに巻かれた病葉が、頬の周りを掠めながら舞い散る、寒い朝が続いています。
日暮里駅から、一人の女医さんが、この凍える寒さがいつまで続くのだろうと、案じながら病院へ、早歩きで向かっていました。
荒川医大小児科の大場蛍子先生です。
もの静かで、穏やかな人柄は、誰からも好感をもたれていて、周りから「白い塔の聖母」とも呼ばれています。
気温が下がるとどうしても体調を崩しやすくなる。
患者さんにとっても、医療者にとってもあまり良いことではありません。
冬の小児科外来は、野戦病院のような騒ぎになります。
子供の泣き声で、聴診器から聞こえる心音がかき消されたりと、それはもう、大変な一日となります。
ぐったりして、病棟に行くと、案の定、入院している子供たちが、熱を出して、蛍子先生を待っているというわけです。
生まれたばかりの小鳥のように、たおやかな、子供たち。
彼らが、ややもすれば病魔に蝕まれてしまうこの季節が早く過ぎ去ること
そして、桜の咲く季節に変わってほしいというのが、蛍子先生の正直な思いでした。
病院に着くと、肩を後ろから軽く叩かれたのに気づいて、蛍子先生は振り返りました。
一般内科の亜樹子先生でした。
「おはよう!蛍子。今日も寒いわね」
「あっ、亜樹子。元気」
「ふところ以外はね。どこか、いいバイトない?」
「亜樹子はもう、そればっかりだから、今度、寝当直を分けてあげるわよ」
「さすが、親友思い!あんたは偉い。でも、ここから給料もらってないんでしょ、あんた大丈夫」
「私は物欲って、旺盛じゃないから大丈夫よ」
「そうか、じゃあ、がんばってね。あの子、えーと、悠美ちゃんだっけ、彼女にもよろしくね」
機嫌よく亜樹子先生は内科外来のほうへ走っていきました。
実は二人とも同期入局のお友達です。
病院について、白衣を着た蛍子先生は、病棟に立ち寄り、特に緊急に診察の必要のない患者さんがいなければ、必ず、最初にある患者さんの病室に向かいます。
そう、亜樹子先生もさっき話していた、西原美里ちゃんという、十三歳の女の子です。
「致死性四肢短縮型小人症」
それが、美里ちゃんの正式な診断名です。
読んで字のごとく、手足の成長が出来ず、ずっと寝たきりの状態が続き、やがて、短い生涯を閉じるという、難病と、生まれたときから闘っています。
蛍子先生が担当してからもう四年がたちました。
これまでに、この病気の子供が、美里ちゃんのように長生きをした例は、まだどこにも報告されていません。
「おはよう、美里ちゃん。『ママ』だよ。今日は、お外寒いよ」
蛍子先生が、語りかけると、美里ちゃんは、濁りのない瞳で、見つめ返します。
「おなかすいた?アイスクリームを食べようか?」
蛍子先生は、冷蔵庫からアイスクリームを取り出すと、半分ほどをガラスの皿に盛り、一口づつ美里ちゃんの口に運びました。
アイスクリームをおいしそうに、いただく美里ちゃんに、蛍子先生はうれしそうに、目を細めます。
「それじゃあ、ママは仕事にいくから、いい子にしていてね」
後ろ髪を惹かれる思いで、蛍子先生は、立ち上がるのでした。
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この国に、お医者さんは26万人ほどいるわけですが。
26万人のライフスタイルがあり、
26万人の生き様があります。
日本人は基本的に、日本国憲法の名の下に、
ひとに迷惑をかけないかぎりは、どう生きるかは、自由!!
でも、
「公共の福祉」の名の下に、
生活の場所を強制され、
夜も必死に働かされ、
「死者を生き返らせることができなかった」
と因縁をつけられ、
お白州 にひきずりだされ、
どこぞの宮司などという、無知蒙昧の輩に誹謗され。
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine
やめたろかというと。
「いやなら、やめろ、代わりはいくらでもいる」といわれ。
いざやめると、
「無責任なクソ医者め、やめられるとおもってんのか」といわれてしまう。
なんだかなー、
医者の心臓には、 「高速増殖炉」がしこまれてるとでもおもってるんかい~。
そういうわけで、北見地方の内科医療も全滅です。
もうどうにもなりません。
あかがまたちが、一昨年から、いいつづけているのに、
ばかなマスゴミは相手にしてませんでした。
ここにきて、退場する医者に、文句をいっても。
「勝手に困れ、ざまあかんかんかっぱのへ~」
の状態は変わりません。
さあ、為政者の諸君、
どう手をうつ?
無理だとおもうけどwww。
まあ、あほなタレント知事を、懲りずにえらんだ人たちは、困っても、自業自得だから、泣いちゃだめだよwww。
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お医者さんのSNSでは、どういう話がなされているか
今日は、裏話のお話です。
あかがまたち、いんたーねっつに書き込みしてるお医者さんと、法曹関係の方(弁護士さん・検事さん・中には、あっとおどろくような、内閣府の大物行政官の方までも)たちが入っているSNSがあります。
まあ、そこでは、わいわい仲良くやったり、プチオフ(お医者さんも法曹さんも結構すきです)をしたりするわけです。
だいたいそこで、かわされる話題は、「マスゴミねた」だったりします。
ここで、あかがまが聞いた情報をちょっとならべてみますた。
意外と苦情のクレームは効果的だということです。
テレビ局の方は、気にする傾向がある。
(でも、フジは視聴率が高く、視聴者なんかこばかにしてるのであまり効果なしらしい。)
と、いうことは……。
マスゴミに対する不満は、ブログの書き散らかしですますより、
ブログの内容を、こういうふうにかいたよー、あかがまのブログは、毎日5000人近い人の目にふれてるんだよー、と脅しのメールを送りつけたほうがより、効果的かもしれません。
著名な医師ブログが何本か集まっちゃうと、一日に、10万人や20万人の人の目にさらされるということでは、ありますから。
これも、考えようによっちゃすごいことかもしれません。
とりあえず、目障りな、番組司会者に消えてもらうために、スポンサーいぢりからするのも効果的ですな。
うん、ちょっと考えてみよう。
よくかんがえたら、「野良妊婦」のときもすごかったもんなあ。
ではでは。
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ますぞえ要一厚生労働大臣です。
元タレントです。
地味な仕事をコツコツするようなひとではありません。
カメラの前が勝負です。
パフォーマンスが命な、おっさんです。
「安心と希望の医療確保ビジョン」第1回会議を開いたそうです。
でも、これもパフォーマンスのようです。
現場で過酷勤務についている、第一線の医師は、一人もよばれていません。
あぁ、ばかばかしい。
医者が足りない。
どんどん医者が去ってゆくというのなら、
この男はどうして、一般医療の現場にやってきて、現場の医者の言葉を聞こうとしないのでしょうか。
まあ、奴隷医のような、小人の言うことを聞いてる暇なんてないというのでしょうか。
テレビ局や、霞ヶ関にいても、真実はわからないと思いますが。
公立昭和病院に一晩でも徹夜して、医者がどれほどの過酷勤務についているのか、その目で確かめてくれ。
現場を知らないまま、好き勝手はいわないでほしい。
現状を知ったら、
今、新聞やテレビでいってるような、「安心の希望の確保なんて」お気楽な発言なんて、とてもいえないと思う。
ますぞえさんは、今、厚労相にいるうちは、適当なパフォーマンスでごまかして、次、上をねらうというつもりかもしれませんが、それでは現場はこまります。
もう、現場は、完全に行き詰まってるんです。
それでも、現場の第一線の医師の話を聞こうという耳がないのなら。
崩壊した医療は絶対に再生しない。
この国は、本当に、特殊技能をもった人間を大事にしていません。
このままなら、志のある人はアメリカのような、優れた技能をもつ人間を大事にしてくれる国に、どんどん流出していってしまうでしょう。
それだけでも、現場に出て、わかってほしいのですが、
無理かもしれませんね。
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