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ちかこ・あかがまエッチな大冒険(12)

akagama / 2007.04.01 09:46 / 推薦数 : 0

     (12)

「あー、ダイヤモンドー。いー、火事ー。うーたいほー。どうしよー」

 あかがまの頭の中で、ぐるぐるぐるぐる不安要素が、駆け巡っています。

 どこをどう歩いたのか全く覚えていませんが、いつのまにかあかがまは、内科外来にたどりついていました。

「やあ、あかがま君久しぶり!」

 あかがまを待っていたのは、警察庁のテロ対策課の捜査員の藤江さんでした。

 かつて、マラリア事件のとき、あかがまとともに、捜査に当たった人でした。

「あのー、おいらに何か話があるってきいたんですけどー、まさかぁ、ダイヤモンドのこととかの話じゃないですよね」

 藤江さんは怪訝な顔で、あかがまに問い返しました。

「え、ダイヤモンド?何それ?」

「あーいや、そうじゃなかったらいいんです。忘れてください」

「うん、今日あかがま君には、こっそり聞きたいことがあってね、中央アフリカのグラニヤ国のフソン大統領が、秘密裏に入院したらしいんだけどね、聞いてない?」

「ああ、それなら、三階の特別病棟でしょう。通称VIP病棟。こっそり、国内外のえらい人が、いろんな理由で入院する病棟があるんです。あそこの連中は口がかたいので、情報なんてとれませんよ」

「ちぇっ、そうか。しかたがないなあ。あかがま君、もし、フソン大統領の情報がはいったら、僕達に教えてよ」

「は、はあ……。あの、グラニヤ国って、大使の公邸が火事で焼けちゃったところですか?」

「あーそうそう。いま、消防が出火原因をしらべているところだね。新聞でみたの?」

「ええまあ、そんなところです。でも、藤江さんも、火事のことをしらべているんじゃないんですか?」

「うーん、僕は直接捜査にかかわってはないけどね。もともと、グラニヤは、宗主国から独立したときは、議会制民主主義の国だったんだけど、元軍人のフソンが、クーデターをおこして、政権を掌握したんだ。駐日大使も、フソンの部下だったんだけどね、火事のだいぶまえから行方不明で空き家になっていたらしいね。今僕が調べているのは、フソンたちが病気を隠れ蓑にして、大量破壊兵器の商談を日本でやるという情報についてなんだ」

「じゃあ、国を乗っ取って次は、侵略戦争をしようとしてるのですか?フソン大統領は?」

「反政府勢力の掃討が主目的なんだろうけどね、彼なら、やりかねないね。そういうわけで、いろんなあやしいやつが、フソンの入国以後、うろうろしているらしいんだよ。グラニヤには、ダイヤモンドの鉱山がある。ダイヤモンドの原石の輸出には、輸出国・地域の政府の発行するキンバリー証明書(紛争ダイヤモンド非該当証明書)が必要なんだけど、自分が大統領なんだから、紛争ダイヤでもなんでもおかまいなしだ。武器購入資金には事欠かない」

 藤江さんの言葉をきいて、あかがまは、はっとしました。

 なぞが解けたような気がします。

 あのダイヤモンドは、グラニヤのフソンが武器を買うために用意したものではなかったのでしょうか。

 つづきます!

 お忙しい中、何時も御訪問誠に有難うございます。ガチでがんばります。一押しお願い頂ければ誠に幸いでございます。 にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ

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