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< 死ぬな!奴隷医!!! | メイン | みのもんたと困った穴 >


   あらすじ

 山手線でひょんなことから、ダイヤモンドを拾ったあかがま。
 亜樹子先生は、あかがまからダイヤモンドをむりやりとりあげます。
 収まらないのは、ダイヤモンドをあかがまに取られた、謎の外人、リーサンとエンリケ。
 ダイヤモンドを取り返そうと、ちかちゃんを誘拐しましたが、あかがまたちの反撃にあい、リーサンは神田川に転落、エンリケは、謎のバイクライダーの襲撃をうけて、火だるまになりました。
 あかがまは、ちかちゃんを助け出しましたが、真相をしったちかちゃんはかんかんです。
 さて、ダイヤモンドの運命は?

 あかがまは、お昼前になってやっと体がうごくようになったので、電車を使って大学に行きました。

 医局にはいると、いました、ちかちゃん。

 でも、あかがまを見たとたん、つーんと、そっぽを向いて、医局からさっさと立ち去ってしまいます。

「おぉ?何だ?何だ?また夫婦喧嘩か?」

 院生仲間のたくちゃんが、あかがまのおなかを突っつきます。

「おっさん、ちょーっとほっといてんかぁ」

 机にすわって、がっくり、肩を落としたあかがまは、それだけいって悪態をつくのが精一杯でした。

「はー」

 思わずため息のあかがま。

 そこに、亜樹子先生が現れました。

「あ」

 あかがまと目が会った瞬間、亜樹子先生は、まずいと思ったのか、百八十度、振り返って、すたすたすたと医局をでていこうとしました。

 あかがまは、見逃しません。

 後から追っかけます。

「亜樹子先生!ダイヤモンドー!ダイヤモンドかえしてくださいよー。あれ、警察にもってくんですからー」

 背後から声をあびせるあかがま。

「あー、もう返すわよ、返しゃあいいんでしょ?いつか返すわよ。だからぐじゃぐじゃいうのはやめなさいよ!」

「……先生?デイトレで、元金すっ飛ばしましたね?」

「……」

 亜樹子先生、やってくれました。

 あかがまは、もうどうしたらよいかわからなくなって、医局の席にへたり込んだのでした。

 見るとはなしに、新聞の活字を追っかけていました。

 そういえば、あの火事の一件はどうなったのでしょう。

 新聞をひろげてみたら、出ていました、火事の記事。

「グラニヤの大使公邸、全焼。放火の疑いも」

 見出しにつられてあかがまは、新聞記事に眼を落としました。

「昨日、午後六時ごろ、東京都港区白金にある、中央アフリカ・グラニヤ国の大使公邸より出火し、八百平米の公邸を全焼した。けが人は出ていない模様。室内にはガソリンがまかれた痕跡があり、放火の疑いで捜査が開始されている」

 場所と時間からして、この事件に間違いはありません。

 しかし、あの時、火だるまになったエンリケは、どうなったのでしょうか?

 あかがまは、いいようのない不安感に襲われました。

「おい、あかがま。何か気になる記事でもあんのか」

たくちゃんも新聞を覗き込んであかがまにたずねました。

「い、いや。別に……」

 でも、しらばっくれるあかがまの声は震えていました。

 そのとき、胸のポケットのPHSが鳴りました。

「もしもし、内科外来です。警察の方が来て、先生とお話がしたいとのことです。降りてこれますか?」

 来ました。
 
 ついに来まくりやがりました。

 警察です。

 あかがまは、放心状態で立ち上がりました。

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