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がんばれ!夢色の戦士(8)再び戦場へ

akagama / 2007.03.04 23:15 / 推薦数 : 0

  

     がんばれ!夢色の戦士(8)再び戦場へ

「試合に出たいんですけど、一ヵ月後なんですけどね」

 周作さんは決意を、亜樹子先生にぶつけてみました。

 しかし、唖然となる亜樹子先生。

「ああー?プロレスの試合に出たいー?本気なの、あなた」

「ええ、ばりばり本気です。無理ですか」

「筋トレとか試合とかやると、アドレナリンってホルモンが、どーんと出ちゃうでしょう。それ、血糖値があがる原因になるから、あまりいいことじゃないわよね。それより、実戦練習もなんにも無しで、試合なんてできるの、まともに」

「それは、何とかします。だめですか?先生」

「うーん、やるなら自己責任でおやんなさいとしかいいようがないわねえ。そのかわり、データがかなり悪化するようなら、ドクターストップよ。試合であなたが死ぬ分には、私はノータッチ、それでもいいなら頑張りなさいとしかいいようがないわね」

「わかりました。ありがとうございます!」

 病室にもどると、良弘君が、ご両親と身支度をしていました。

 術前検査が終わり、これから脳神経外科の病棟に転科するそうです。

 これから、良弘君にも試練が待っています。

 脳神経外科の手術と、術後の化学療法と放射線治療。

 XXXの試合が行われるころは、リハビリテーションをしているころでしょうか。

「よお、よしぼう、これから手術か、がんばれよ。いい話をおしえてやろう。ボルトホークは来月、XXXと武道館で試合をやるぞ。だから、はやく元気にになろうな」

「うん、わかった。ボルトホークさんに頑張ってね、と伝えてね」

 良弘君とご両親は、ヒヨ子に連れられて、脳神経外科病棟へ転科していきました。

 さて、周作さんも、本当に秘密トレーニングを始めることにしました。

 うー先生がトレーニングのサポートをしてくれることになりました。

 糖尿病の治療をしながらなので、簡易血糖の測定装置で、トレーニングの合間に、血糖が上がっていないかチェックしながら、慎重にトレーニングを続けます。

 体育館裏での、周作さんと、うー先生の特訓がスタートしました。

 もともと、ボルトホークというレスラーは、空のバトルアーティストの異名を持っていました。

 あまり、大きな筋肉をつけて、体重をふやす必要がないのは、糖尿病の周作さんにとっては、ラッキーでした。

 筋肉をつけて体重を増やすためには、強力な同化ホルモンであるインスリンを、血中に分泌させて、筋肉の材料になるたんぱく質を筋組織に送り込む必要があるからです。

 糖尿病は、インスリンが出にくくなる病気なので、筋肉をふやすには、不利なのです。

 むしろ問題は、空中戦のトレーニングです。

 ボルトホークの必殺技、ボルトスターライトは、コーナーポストから、高くジャンプ、くるりとトンボをきって、高いポジションから敵の頭上に踵落しをかませる大技です。

 高い跳躍力が要求されます。

 最近、ロードワークもせず、原付バイクばかり乗っていた、周作さんの脚力は相当、現役時代に比べると落ちているようです。

 なので、試合まで時間がないので、まず、下半身だけでも鍛えようということになりました。

 レッグプレスに、スクワットを中心に脚力を強化させていきます。

 うー先生は、智佳子先生に、周作さんの空中戦のトレーニングを見てもらうことになりました。

 お忙しい中、何時も御訪問誠に有難うございます。お気に入りましたら一押しお願い頂ければ誠に幸いでございます。にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ

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