< 帝都東京最期の日! (8)悪魔の正体 |
メイン
|
帝都東京最期の日!(10)疑惑の男 >
akagama / 2007.02.26 11:55 / 推薦数 : 0
(9)混沌の中で
とにかく、早く、マラリアをばら撒いた、テロリストを捕らえなければなりません。
また奴らが、熱帯熱マラリアを、ハマダラ蚊をもちいて、ばら撒けば、また、たくさんの犠牲者がでます。
もうすでに国内では、社会不安が高まっています。
東京の証券市場は、情勢不安を嫌った投資家の煽りを受けて、大暴落をし続けています
TOPIXも下がり続けています。
東京から脱出する人が群れをなして続きます。
そして、それに対して、避難民の受け入れを断固拒否する姿勢の、隣接県の知事達。
県境で、東京から地方へ避難しようとする都民と、それをやめさせようとする隣県住民の間で、殺し合いまでに発展するこぜり合いが、あちこちで起こっています。
そんな混沌の中、警察庁の今泉幸人国際テロ対策課長が、荒川医大の中臣教授をたずねて来ました。
警視総監を始めとする、警察の最高幹部も、日本を見捨てて、アメリカに逃げて行っちゃったので、彼が、この事件解決を任された形になってしまいました。
マラリアを使ったテロのデータが、警察庁にはほとんどないので、今泉課長は途方にくれています。
「中臣先生、如何ですか、手がかりはつかめんですか」
課長は、おいらのいれた昆布茶をずずーとすすりながら、泣きつきました。
「天下の警察庁の課長殿がそんなていたらくでは困ってしまうの。情けないことじゃて」
中臣教授は、安楽椅子に座り、天井をみつめたまま、答えました。
「いじめんでください、先生。被害発生からすでに二週間、まだ、テロリストからの要求とかは全くないのですよ。いったい何のために犯人はこんなことをしでかしたのでしょう」
「単なる愉快犯でやったわけではなかろう。そもそも、熱帯熱マラリア原虫を、ハマダラ蚊に媒介させて、東京でばらまくなんて芸当をするとなると、それなりの、技術と施設が必要になるからな、実行できる者はサイエンスをかじったことのある、大バカモノに限られる。そうなると、容疑者は大分絞られるはずだがな」
「はあ……。うちには、そういうデータはありません」
「そうかい、じゃあ、我々の持っておる、主要なマラリアの研究者、研究機関のリストを調べてあんたにあげよう。あやしいものがその中にいないかをじっくり、調べてみるが良い。あかがま君、今泉君の手伝いをしてくれたまえ」
「わかりました」
さっそく、おいらは、テロ対策課の課員の人たちと、マラリア関連の研究所をリストアップして、ひとつづつ調査を開始しました。
一軒一軒、電話をして、マラリアが紛失していないか、不審な職員はいなかったか、尋ねていきます。
根気の要る作業ですし、相手が、嘘をつけばそれまでですが、これをまずやっていかなければなりません。
ほとんどの製薬会社や、大学の研究室からは、予想通り、マラリア原虫の管理には不審な点はないとの、回答でした。
しかし、ただ一箇所、気になる研究所が見つかりました。
東京都、大田区蒲田にある、南陽メトロバイオという、民間治験検査会社です。
二ヶ月ほどに、会社は業務を停止しているはずですが、最近になって、また電気を使い始め、業務停止前と同じぐらい、使い続けています。
社員は全員解雇したはずなのに、会社の建物は、夜になると電気がついているという話です。
遠藤とおいらはこれあやしいとにらみました。
実は、この会社は、以前から他の薬品会社の感染症治療薬の開発の為に病原体の培養、保存を行っています。
その薬の中には、マラリア治療薬も含まれていました。
「一度この会社を洗ってみましょう。何かわかるかもしれません」
おいらとテロ対策課の捜査員は、南陽メトロバイオを、調べてみることにしました。
お忙しい中、何時も御訪問誠に有難うございます。ガチでがんばります。一押しお願い頂ければ誠に幸いでございます。
固定リンク
|
コメント (6)
|
トラックバック (0)
トラックバック
この記事のトラックバック URL
http://blog.m3.com/akagamablog/20070226/1/trackback
コメント
コメント一覧
先生、ガチと言いながら姑息な伏線張っていますねー。
ご自分でも意識していると思いますが。
ヒント:以前からその傾向はありますよねっ。
ユルシテクダサイ。
分かりました。これは私と先生のヒミツということにしておきましょう。そのうち何処かでこっそり答え合わせをしましょうね。答えが違っていたら笑えます。
結構推敲した方なので、一応お話にはなってると思います。
「それで、コレか?」といわれると、言葉もありませんが……。
コメントを書く