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現在出先のため、(7)がうぷれませんので、「外伝 電池がキレタ大御所」を急遽作成、うぷります。
明朝には、生きた・守った・闘った!(7)をうぷります。
それは、いつもとかわらぬ昼下がりのことでした。
大御所はいつものように正午から教授回診に、臨んでおられたのでございます。
この日も、研修医の要領を得ない、冗長な、入院新患のプレゼンテーションが、幾人となく続きました。
大御所は、回診当初より、既に省電力モードに入られておりました。
つまり、こくりこくりと船をこぎはじめましたわけでございます。
しかし、それは毎度のことなので、医局員は特に気にすることもなく回診は粛々と進行いたしました。
大御所は高齢でもあり、無理がきかぬ体であることは、医局員全員が知っておりました。
大御所が、船をこぎ始めると、研修医の、プレゼンテーションに対して、指導をするのは、専ら、病棟医長をつとめます 助教授、日陰立夫(五○)でございます。
やがて、大御所は、船を漕ぐのをやめ、本格的なスリーピングモードにはいられました。
すなわち、カンファレンスルームの机に突っ伏して、ごーごーと大いびきをかきはじめたのでございます。
これも毎度のことなので、医局員は、誰も何も不思議には思いませんでした。
さて、日陰助教授の監修のもと、新患紹介は終了し、プレゼンテーションは急患に移りました。
やがて、教授のいびきはやみ、静かなプレゼンテーションが続いたのでございます。
さて、午後三時に、ながいながい、患者紹介と、治療方針の討論が終了しましたので、医局員は、がやがやと、病棟に移動いたします。
これから、大御所の病室回診です。
医局員は、皆、病棟前に整列、教授を待ちます…が、教授は現れません。
不審を感じた、日陰助教授と、小玉医局長は、カンファレンスルームに戻り、まだ、睡眠中であろう、大御所を起こしにいったのでした。
さて、カンファレンスルームで、大御所は相変わらず、机に突っ伏して眠っているようでした。
医局長は、大御所の肩をちょんとたたいて、
「大御所、教授回診でございます」
と話かけたのですが、教授はお休みなられたまま、お返事をされません。
そのとき、日陰助教授が一言。
「児玉君、大御所、息してねーんじゃないの? 」
そうです、大御所の、脳内電池が切れ、機能が停止して相当時間、居合わせた、医局員は誰も気づかなかったのでございます。
あわてて、神経内科の教授に診察をしてもらってもあとの祭りでございます。
大御所は、多発脳梗塞の重症にて入院、発症から相当時間が経過しており、t-PAの治療適応外と診断され、現在も意識不明とのことでございます。
かくして、荒川医科大学一般内科学教室は、教授がアポッたことにも医局員が気がつかない「内科の墓場」という伝説を頂戴したのでございました。
合掌
誠にお忙しい中ご訪問ご苦労様でございます。
宜しければ、一押しお願い頂ければ幸いに存じます
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コメント
コメント一覧
今日も、早速、「大あくび」になってますよ~~~。
「大いびき」ではでは???
結局、いびきは脳梗塞のだったのですね。日陰さんは日向さんに衣替えと思いきや、他大学からいらっしゃって、日陰のままだったりして。
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