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さて、週もあらたまり、今日もまたあわただしい医局の日々が続きます。
でも、病棟患者さんの担当の外れているバカ院生たちは、回診をさぼって、パソコンで遊んでいました。
おいらとたくちゃんは、ネットオークションのページをひらいて、お宝のオークション探しです。
「お。おおっ! さらさら研修医のドラマにエキストラで出演できる権利が入札受付中だぞ」
たくちゃんが奇声をあげます。
じつはたくちゃんは、このドラマの主演女優さんの大ファンです。
「うむ、でも、高いなぁ。もう五万円まで上がっちゃってるよ。だめだな、おう、あかがま、おまえは何をさがしてるんだ」
「うーん、以前、釈由美枝さんの愛用の自転車のサドルが、でてたんだよねえ。このまえは蟹原まいちゃんの自宅の便座カバーが十万円で落札されてたんだー。この出品者はなかなかディープなものを出してるんで、要チェックなんだよね」
「あほか、そんなもんぜったい詐欺だろ」
「いや、鑑定書つきだって」
「ば~か。そんなあほグッズ、鑑定するヤツいるかよ」
おやおや、週明けからバカ話を、しているおいらたちのとなりで、智佳子先生も、ごそごそパソコンをいじってますよ。
「あれえ、智佳子ちゃん。何やってんの」
おいらは気になって聞いてみました。
とてもまじめな智佳子先生が、この時間に病棟にいかずにさぼっているなんてめずらしいことだからです。
「うん、パソコンで名刺つくり~」
「え?いよいよ水商売でびゅうか? 」
たくちゃんの無遠慮な一言。
ばしっ! 反射的に、智佳子先生の一撃がたくちゃんの鼻を直撃です。
「おおおっ、はながあ、はながああ」
鼻をおさえてころげまわるたくちゃん。
たまには、いい薬です。
「でも、名刺なんて、駆け出し医師のおいらたちに必要ないとおもうけどな~」
不思議がるおいらに、智佳子先生は、プリントしおわったばかりの名刺をみせて、笑っていいました。
「しんちゃんも名刺を作っといたほうがいいわよ。なんといっても、日曜日にいく国際治療センターは、この国を代表する大病院よ。ひょっとすると、スカウトされるかもしれないし」
「ええ? 智佳子ちゃんは荒川医大で仕事をするのがいやなの」
「うっ、そ、そういうわけじゃないけど……。あそこって、やっぱり銀座に近くておしゃれじゃない。一流病院だし。ちょっと気になるのよ」
そうか、女の子はやっぱりおしゃれエリアに職場があるほうがいいのかな、でも、このあたりの下町の商店街も、なかなかディープコンパクトでおいらは好きなんだけどな…。
でも、智佳子先生は、もう、うきうきモードで、プリントした名刺を、カッターで綺麗に切りそろえています。
何か、こんどの日曜日はいやなことになりそうな予感がします。
でも、時の流れはまってはくれません。
あっというまに、約束の日曜日がやってきました。
おいら、民屋さんの奥さん、智佳子先生、ヒヨ子、香奈ちゃんの五人は、日比谷線で築地の駅にやってきました。
築地の駅を出るとすぐ、聖真理亜ガーデンに入れます。
カラオケフリークの、ヒヨコ子と香奈ちゃんは、まず、ひと歌いするということで、サウスタワーのカラオケ屋さんBOBUに行きました。
おいらたち三人は、セントラルタワーにある、国際治療センターのほうにお見舞いです。
進行性腫瘍治療部のがん病棟は十二階でした。
「綺麗な病院ですねえ」
もし、おきにめしましたら、おしていただけるととってもとっても、うれしいです…。
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先生のブログ、本編に入ったとたんにコメント減る傾向にありますね(笑)姑息な伏線張りたくなるのもわかるような。
イントロも楽しく読ませてもらっていますよ。
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