ジャイアンACにも言えるのだが、ちょっとKYなジャイアンには「病的な思い込みの激しさ」という現象があり、その結果として「ファンタジーの内容に反応して現実の行動化が起こる」という非常に救いようのない事態がしばしば起こる。
例えば自分は「嫌われている」、「いじめられている」と思い込み、結果としてサポートしてくれていた人との関係まで相手にショックを与える形で自分から断ち切り、孤立への道をたどる。
通院を勝手に中断したり、治療の枠踏み自体も突然破壊したりするので、継続的なケア自体が難しい。
私も何度もトライしても結局本人のこの種の反応で治療の枠組み自体がキープできないで治療者としてギブアップしたケースが実際あった。
起こっていることは、ちょっとした不安や不信感から相手への攻撃的な思い込み、攻撃的なファンタジーが本人の中でエスカレートし、それを現実と完全に混同して「反撃」する形で関係をぶち切る、という何とも不幸な現象であることは分かっているのだが、情報のやり取りの場自体などの治療関係自体を何度も破壊されると実際上ケアを継続させることは難しくなる。
ファンタジーの中だけに引きこもり別世界の人となって生きて行くのは、現実の世界に二次的に迷惑さえかけなければ、害が少ないとも言える。
ファンタジーと混同して現実に反応して行動化するタイプはジャイアン、ジャイアンACの中でも最もケアが難しいタイプであると言えるだろう。
リーマス、エビリファイなどの認知が情動に左右されることを予防する薬剤はある程度有効ではある。(薬剤自体も安定して服用していただくことは非常に困難であるのだが)。
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コメント
コメント一覧
気持ちの安定が3日も続かず、薄氷を踏むような気持ちで出勤してます。
この記事を読んで思い出したことがあります。
私が夫と結婚に向けて動き出した頃のことです。
母はこんな妄想を作りました。
『彼氏が私を手籠めにしたために、私はほかに嫁にいけない体になり、仕方なく彼と結婚する』
この妄想を元に、夫に何度も電話をして非難を浴びせたと、結婚後に知りました。
当時どうやって夫の電話番号を知ったのか・・・私の荷物を漁って手帳を盗み読んだんです。
私を奪われる不安で死にもの狂いだったのでしょう。
おそらく母は、放送禁止用語だらけの罵詈雑言をマシンガンのようにまくしたてたことでしょう。
夫に当時どう思ったか聞いてみると、「別に気にしない。聞き流してた」でした。
夫はものすごくタフなのか、鈍いのか、分からないけど、「ありがとう」
いま丁度この記事に関係ありそうな事で悩まされています。
隣に住んでいる人から数日前から騒音がうるさいと文句をつけられているのですが
最近になって我が家の生活態度に変化があったわけでもないので
おそらく、この人の被害妄想だと思います。
この人は他人に物をあげるのが好きなのですが
逆に、他人が物をあげようとするとブチ切れました。
この人はジャイアンでしょうか?
自分が受動型ASか依存型ジャイアンか迷っていた時には頭に入ってこなかったものが、ジャイアンだと見当がついたとたんするすると入るようになったのが不思議です。このファンタジーについても同じです。
私のファンタジーは、子供の頃読まされた勧善懲悪版童話の主人公達と自分を同一視していたことだと思い当たりました。敵を作りだして攻撃したり回避したり、その時々でバリエーションは様々でしたが、そう思い込むことで、現実の何もできない醜い自分の姿を見ないようにしていました。うまくいかない時も自分は悪くない。だって主人公だから。現実否認がいくらでもできました。
これは先生の仰るファンタジーとは違うでしょうか。
周囲の人たちには大迷惑だったことでしょう。
今、過去のできごとに対する認識が180度変わりつつあります。いつも自分は被害者だと思っていましたが、そうじゃなかった。親との関係、知人や男性との関係も、私が思っていたようなものではなかった。
憑き物がぼろぼろ落ちていくような感覚があります。
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