随分長く放置していた管理人のHP「自分を変えたい人のためのページ」を久しぶりに更新した。
主な内容は「自己愛性人格障害」を削ってここに記した「ジャイアンの本質」に置き換えたこと、また図もやっと完成したので、下記に載せた。
http://www.geocities.jp/yanbaru5555/jaianprosess.mht
以前に載せていた「自己愛性人格障害」は、実はジャイアンと愛着の対象に依存したときの受動型ASについて書いていた。診断基準上は当てはまりはするが、今は私はジャイアンならジャイアン、受動型ASなら受動型ASときちんと発達障害として診断するのがベストだと考えている。
他は本の紹介を少し追加した。一つは以前に勤務していた東京新聞から出た共著の子供の本を紹介する本で、私の他は有名人ばかりだ。
もう一つはテンプル グランディン氏の「自閉症感覚」で、発達障害の当事者に「厳しくするべきところもある」ということをはっきり言った意味で他の著作に無い重要な意味がある。
私自身もそうだが、障害者に厳しくするという立論は当事者にしか出来ない面がある。
私自身もジャイアンの一当事者として、「ジャイアンには自己責任の厳しい対応しかない」ということを主張していくことを肝に銘じよう。
平成22年6月29日 中部福祉保健所「野菊の会」講演
地域精神医療の現在とこれから
1.入院中の当事者の高齢化
●入院中の当事者は平均年齢が60歳に近づいている。長期入院のほとんどは同じ人が入院したままで年を取り、若い人は入院しても長期入院にはならない。
2.「精神病床を減らす」流れ
●急性期治療をする精神科病院は生き残り、ただ生活場所になっている精神科病院は病棟を減らして老人保健施設のような施設に変わっていくだろう。(医師や看護師の数が少なくコストが安い)。
3.福祉サービス事業所(自立支援法)
●三障害合同(知的、身体障害との)の流れで、以前の「グループホーム」や「授産施設」から入所型の事業所が増え、地域での生活場所(退院先、生活訓練の場)はむしろ増加している。
●就労継続支援A型(旧福祉工場)のような最低賃金を支払える施設は最近増えている。(「希望の大地」など)。
●障害者就労の合同面接会 精神障害者も障害者就労にカウントされることになり、ここ数年秋に県内でも合同面接会が行われている。
4.精神科病院デイケアへの回帰現象
●30歳代で就労した当事者が40歳代に入り病院デイケアに戻ったりする。
●精神科病院が当事者を「囲い込む」傾向の強まり。(病棟縮小の流れから)。
●精神障害者地域生活支援センターの利用がむしろ減っている。(北部の場合)。
●「つどい」の活動の停滞。ふれあいセンターは依然孤軍奮闘している。
5.若い統合失調症当事者の「軽症化」
●若い当事者の新規の精神科病院への入院は激減している。「統合失調症はどこへ行った?」。
●心療内科で軽快、ニート、引きこもりの状態で経過するケース 「手帳も作らない」。
●新薬の登場 「エビリファイ」等。入院する前に外来で軽快する。
●発達障害や知的障害との鑑別。
6.ACTへの流れ
●デイケアでもまだ医療費は高い。(デイナイトケア10000円/日)
●入院施設は減少、心療内科クリニックの増加
●入院期間も短縮、急性期治療のみで地域に帰る
●身近なステーションから精神医療の専門的なサポートが個別のプランに基づいて受けられる。
7.家族会は何をするべきか?
●福祉サービス事業所の動きとの連携
●ニート、引きこもり等の家族との連携
●当事者の「つどい」の活動の支援
●家族同士の自助の会の原点に戻り再活性化する。
平成22年6月26日 ノーブルメディカルセンター 精神保健指定医 後藤健治
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