非常に悲しいパターンを実はよく見かける。
鬼母は正しかったのだが、その娘は「鬼母の裏を行こうとして、依存型ジャイアンや受動型ASに引っかかる」という図式だ。
「自分は鬼母ほど子供を突き放して育てたくない」「家庭的な温かい家庭を持ちたい」という一見当然の希望が、その子供を育てる際に「この娘自身が鬼母になれない」という大問題を引き起こす。孫のジャイアンはフォローされたり管理されすぎたり甘やかされすぎて、いずれも依存型ジャイアンへの道をたどる。
実はその前に依存型ジャイアンの男性の、「一見表面上優しい」ことにまんまと引っかかってしまう。鬼母の娘は現実的には非常に実力を持つので、夫に少々経済力が無くても持ち前の根性と強迫的な努力でカバーしてしまうことは可能なのだが、結局子供が出来てみると依存型の夫は「子供と依存を争う」という非常にみっともない図になり真相がはじめて分かる。
大事なことは鬼母が正解である、間違っていない、娘も子供がジャイアンである瞬間に鬼母と同様の育て方をするしかないという真実を分かっていることだ。
私がケアしている実際のケースでは、結局夫の依存型の本性を見てしまうと、離婚までするしかないケースがほとんどだ。
現実問題子供のジャイアンを依存型にしないために、依存型のモデルを提供し続けている夫を切り捨てるしかないという図式になる。
ごく少数の例外は、依存型ジャイアンの夫自ら「自分が無い」という自らの本質を理解して認知療法を行い、「時間的継続性」「責任」「意味」「他者」の説明を行って合理的強迫的ジャイアンへ転換する道をたどり、破綻しないわずかの可能性を探ることは可能だ。
母は正しかったのに、娘はあまりに過酷であるゆえにその正しさを理解できず、自ら共依存への道を選んでしまう。非常に悲しい典型的なパターンである。
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コメント
コメント一覧
離婚を現実的な解決方法として使用するのが興味深いと感じました。
うちの母方の祖母は、母を徹底的に虐待し、手厳しくしつけた。
母は祖母のようにはならないと言うのが口癖だった。
しかし子供を虐待した。
しつけと称して・・・。
でも、子供の身の回りの事は母が完璧にこなし、管理し
お手伝いも、嫌がる子にさせるのが面倒になったので自分でしていた。
つまり、悪いことや言うことを聞かない時ひどい目にあったが、基本的生活習慣に関しては放任だった。
それで私は見事な依存型ジャイアンになったのかしら?
だとしたら、この「鬼母」は徹頭徹尾鬼母でなくてはならないことになる。
は~、「鬼母」ってたいへんですねぇ・・・・。
ちなみに父は、亭主関白、DV夫でした。(祖母による強制見合いでしたからねぇ。)
昔の記事で上記の治療法の詳細を見たんですがどうも自分一人で実行するのは難しいかなと思いまして・・。
母親は「The ジャイアン」なんですが僕には依存していました。ということは、先生もおっしゃっているようにジャイアンには誰にも依存傾向があるということなのかなと僕も思います。
なので「依存型ジャイアン」を幼少期からの育て方で元々あった依存が増幅したものと考えると、自分の依存を徹底的に排除していくことでジャイアンに戻ることはできないんでしょうか。
その結果、時間的継続性諸々も自然と戻ってくるということはないんでしょうか。
PS 次のクリニックでの健闘祈ってます。
■「一見表面上優しい」ことにまんまと引っかかってしまう
■夫に少々経済力が無くても持ち前の根性と強迫的な努力でカバーしてしまうことは可能なのだが、結局子供が出来てみると依存型の夫は「子供と依存を争う」
■子供のジャイアンを依存型にしないために、依存型のモデルを提供し続けている夫を切り捨てるしかないと
ちなみに夫は受動的ASですが、「自分がない」人と一緒にいても、会話はこちらの問いに答えるのみ。リアクションのみで自分からのアクションがない。まるで壁打ちをしている気分です。不仲なわけではないのに一緒にいるとこちらの気力が奪われます。こちらがひっぱっていかなくてはいけないのが腹立たしい、男のくせに。ひっぱる力もないのに自分だけが我慢をしていると言われるのが許せない。夫婦間だけの問題だけじゃなくて子どもへの影響が、、、自分の特性(ジャイアン)も含めて、、考えさせられます。
そうです。私もジャイアンな母親のような「独裁者の支配する家」にはすまい、と思って、優しい夫と結婚したつもりだったのですが、これが、、、。結婚してフタを開けてみたら別人になっていました。優しいのは外の顔だったのです。
現在、夫の実家は「外の顔対象」になっているので、夫のご両親は「息子は変わった良くなった」と言ってますが、、、違うんですよ、お義母さん。
夫、結婚して子どもができてみると、母親以上の独裁希望者でした、、、。
実力もないのに空威張り。驚くほど無責任。
そしてそれをすべて自分は正しいとゴリ押しする。
妻にかなわないと子どもを支配して悦に入る。
妻をどうしても抑えたいときには、暴力をにおわせる。
言っていることとやっていることがほとんど違うので一切信用できない。などなど、、。
あと特徴的なのが「うん」と言っておいて、まずほとんど約束を守らないというか、あれってなんなんでしょ?嫌なら「無理」と言えばいいのに周囲は混乱します。周囲の混乱を喜んでいるのですかね?「台風の目になった」と。
もともと鬼母に育てられて自分がACになっていたから引き合ったのでしょうかねぇ、、。知り合ったとき、人生のどん底でした。そして今更自分を取り囲む状況が分かりかけてきたという、、。人生半分、一体何やってたんだろ?
さっぱりとさよならしたいです(^^)
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