ADHDは本来「アウトロー」である。自分が納得するしか無く、納得できなければ法律だろうが多数派の常識だろうが平気で無視する。
「何でもあり」という表現も出来る。露骨になりふり構わず、自分の衝動や欲望に向かってどんなことでもする。
「現金」という言い方も出来る。ある意味徹底的に現実的実際的で、「お金をいっぱいもらえば割り切って何でも出来る」ようなところがあり、他方こだわりで偏屈な部分と非常に対照的な面を見せることが多い。
中でもジャイアン型ADHDは「丸投げ」が大好きである。やってくれる親切な人がいれば「ラッキー」と丸投げしてしまう。自分ですると責任を取らねばならないから、ジャイアンにとって丸投げは「責任を回避するため」という意味がある。
一方で馬鹿正直でこだわりには忠実で融通が利かない部分と、この「何でもあり」の極端なルーズさが同じ人にも並立していて、見る人に理解が困難となることがある。
だからADHDは楽をしてはいけない。「楽になろう」という思考には限度が無い。リミッターが無いのでどこまでもダラダラとルーズになってしまう。
特にジャイアンには逆境が一番だ。家族の問題や経済的な現実の苦労の中で「大変だ大変だ」とぼやきながらも非常にある意味生き生きしているジャイアンを見ることは多いだろう。
この意味は、「現実的な逆境は自分のせいではない」上に、「頑張れば評価される」、「攻撃性を出してもさもありなんと理解される可能性がある」と、好都合極まりないのだ。
私自身も少々きつくても自分に動くことを命じ、ストップしないことを自分に言い聞かせている。「適度に手を抜いて休む」なんてことは高度すぎてADHDにはあまりにも複雑な業だからだ。
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