2010.01.01 21:14 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  ADHD関連  |  AC、人格障害関連  |  YANBARU  | 推薦数 : 7

年頭所感2010

 年頭に当たり、一番大事なことを確認しておく必要があると考え、記載しておきます。

 私は世間の多数派の人々のように「直感的に場の状況を察知して、その中で安心感を得る」ことが出来ないという障害(ジャイアン型ADHD)を抱えて生きている少数派である。ここが全ての考えの出発点であり、この原点を忘れることが無いようにすることが最も重要なことだ。

 ジャイアン型ADHDには、この根本的な不安定性から、(多数派から見れば)「過度な合理性を自分にも周囲にも要求する」、「普通では不足であり、特に注目や賞賛されるべき特別な立場を自分自身に要求する(中心志向)」、「周囲の全ての人からの注目を要求する」と言った社会的に見ればあまりに自己中心的な認知と行動上の特徴がある。

 ジャイアン型ADHDには「自己突っ込み」という非常に手厳しい自分自身への批判と自責が見られ、中心志向と私が呼ぶ認知からは「特別な地位でないことで自分を責める」、合理的な認知からは「口にする理屈どおりに実際に合理的に生きられていない自責」という二つの強烈な自己突っ込みに24時間さらされて生きている。

 この「一番の地位」や「周囲の全員からの注目」などには、ジャイアン型ADHDの中ではこれらの自己突っ込みへの「反論」または「言い訳」としての意味があり、結果、「回遊魚」のように停止できない前進を死ぬまで続けるしかないことになる。

 当たり前であるが、ジャイアン型ADHDの行動のほとんどは上記の自分の中の勝手な都合によって決定されるため、周囲の人を巻き込んで大いに迷惑をかけることは必定である。

 ジャイアン型ADHDはこの厳然たる事実を常に頭において生きる必要がある。脳が自己中に出来ていて、特有の表面的な認知と強烈な攻撃性を内包する認知と行動のパターンからは逃れられない。

 だから我々ジャイアン型ADHDが合理的に考えるべきことは、「この脳の特徴でいかに周囲に迷惑をかけることを最低限とするか?」、「この脳の特徴でも結果世間に対してプラスになる可能性が少しでも存在しうるのか?」ということだ。

 今年も多くの当事者の問題を解決することをともに考えつつ、私はこの根本的な問題を考え続ける。
 これを続けることで直ちに「この醜く救いがたい自分を抹殺しろ」という自己突っ込みへの言い訳を続け、時間を稼ぐという「潔さ」から程遠い行動を続ける。

 これまでに私がジャイアン特有の怒りで当り散らしたり、自覚しないで失礼な態度を取り傷つけ続けてきた来た全ての人に対し謝罪し、この醜い形のまま存在を続けて結果的に今後とも迷惑をおかけするに違いない多くの人々に対し(おかしな話だが)先に申し訳ありませんと謝っておこう。(私の中の自己突っ込みには何の言い訳にもならないのであるが)。

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