最近よく考えるのだが、ジャイアン型ADHDにはよく言えば「生き抜く力」「たくましさ」がある。悪く言えばエゴであり、自己中であるのだが。
家族歴を聞く際に、例えば相談者の親族の生活歴を詳しく聞くと、異常な虐待の環境やいわゆる逆境、例えば「略奪婚」のように親族全部を敵に回すような状況とか、経済的な窮状、継母からの虐待などの環境で、実にたくましい生命力を発揮して、その人自身の人生は非常に立派であるケースをよく目にする。
実はそういう逆境で立派な人生を歩んだ人の子供に相談者が多いということが問題であるのだが。
「親で大変」、「子供で大変」、「経済的に大変」なジャイアンは実は非常に生き生きとしている。逆境であればあるほど力が湧いてくるかのようだ。
逆に、恵まれすぎている環境ではジャイアンは「丸投げてきな依存性」のためにどんどん何も出来なくなってしまう。
代わりにやってくれて自分が責任を負わなくて良いような場合はジャイアンはどこまでも責任を丸投げして考えず、動けず、典型的には家事も何もしなくなる。
「逆境が無いと病気になってしまう」というのに近い。ひとつはうつ病で、寝たきりで意欲が低下し、何をするにも不安で誰かに頼ろうとすることが多い。
もう一つは(自己免疫疾患が多いが)身体疾患で、「身体疾患で苦しい」状況になり、結果的に逆境になって安定する。
ジャイアンは発達障害の脳の働きの直接の結果として、根本的には不安が強く、自分で責任を取ることから逃げようとする傾向がある。
小さい頃から依存(実は利用)できる相手が居ればちゃっかり依存(利用)して自分で考えたり努力しなくなってしまう。
ジャイアンの子供には、現実的な苦労をさせよう。甘やかすのが最悪で、本人も周囲の人も全てを不幸にする。
誰も助けてくれない状況で、自分の頭で考え、自分の力で乗り越えていくしかない状況の中に放り込んで、その中で現実的に自信をつけさせることがジャイアンの子供を育てる上で最も重要なことであると私は思う。
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