ある高機能のジャイアン型ADHDの引きこもりのケースの話をじっくり聞いてみると、自分のジャイアン性を自覚して「人に迷惑をかけるから」というために引きこもるということだった。
私自身もジャイアンであるが、たしかに「世間に居ると人に迷惑をかける」ちうことは正しい。反論の余地が無い。私自身合理的に自己突っ込みを絶えず続けている問題だ。
実際新聞記者時代まで、同期の中ではむしろ優遇されていながら、自分自身の問題を自覚することも無く、多くの先輩や同僚に迷惑をかけたことを後から痛感した。
私は今は辛うじて仕事があるので一人前の顔をしているが、地域の活動にも参加せず、子供の行事でも話しかけられないように一人ポツンとしている。家族と仕事で関わる人以外には実は非常に「非社会的」とも言える。
ジャイアンは強気で、その場では押しが強く、一見自信満々に見えると思うが、実は本性では非難されることを恐れてビクビクして生きている。
「脅し」は出来るが、本当の意味で真剣勝負になると、負けた場合が怖くて勝負が出来ない。
だから、うまく世間で表面的な成果を得るのに失敗すると、途端に弱気になり、引きこもりを選ぶことになる。
実際問題迷惑をかけるのだから、「迷惑をかけるから出ない」という議論は正しく、引きこもりを正当化できることになる。
強い中心志向を持つジャイアンは本来は表面的な世間的な実績を獲得しないと中心志向の自己突っ込みをかわし切れないで非常に辛い。
引きこもりの状況では「世間に接触しない」と言いながら実際は何かに逃げ込まないと自己突っ込みで辛くて仕方が無いはずだ。
私は私自身の模索していることも含めて、「ジャイアンでありつつ世間にどう行きて行くか」をともに考える作業を続けている。
以前に「ジャイアンの使い方」でも触れたが、激しい攻撃性も使い方によっては世間を迅速かつ強引に動かすのに生かせないことは無いと考える。
もっとも合理的な自己突っ込みの批判だけはどうやってもかわすことは出来ないのであるが。
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