ジャイアンの子供はなぜじゃんけんで負けて泣かないといけないか? なぜ周囲を振り回すまでして注目を集めないといけないか?
比較の対象は多数派で、(これは想像であるが)、多数派の子供は、例えば失敗しても、家族から少し「よしよし」してもらえれば立ち直る。テストの点なども、周囲と比べてそれほど悪くなければ気にならない。
周りの家族や友達との関係の「場の空気」の中で自分自身の存在を感じることが出来るので、ある程度の安心感を得られる。
ジャイアンは「他者」を感じられない。自分と他者が形成する見えない「場の空気」を感じられない。
何も無い状態では、自分がどこに居て誰であるのかも、一瞬前の自分と今の自分のつながりも、実感としては安定せず、その結果、ジャイアンの子供は幼少期から非常に不安が強い。
トイレに一人では入れなかったり、暗がりを怖がる、(怖そうな大人を怖がらないのと対照的に)鬼やお化けなどの超自然的なものを極度に恐れるなどのジャイアンの子供独特の不安は、「自分が無くなってしまう」という非常に根源的な不安につながっているのだ。
私は結局ジャイアンの障害の一番の根っこは、「他者を感じられない」ということに行き着くと考えている。他者を感じられないから「場」の中で安心できない。
飽くなき不安の中で表面的な優位や注目の独占を獲得するために死に物狂いの努力をせざるを得ない。
「場」を認識しないから、多数派から見れば「結果を得るためには手段を選ばない」という行動が帰結する。
これが中心志向の本質であり、ジャイアンの子供が育てにくい根本的な理由であると私は考える。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
| 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
| 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
| 29 | 30 | 31 |