2009.02.04 23:26 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  ADHD関連  |  AS(アスペルガー)関連  |  YANBARU  | 推薦数 : 4

ともに考えること

 ASはプロセスを求める。ADHDは結果しか興味がない。

 特に積極奇異型AS-依存型ジャイアンカップルでは、AS側が辛い。AS的に愛着の対象に対して一貫した何かを求めるほど、依存型ジャイアンの場当たり的な「自分の無さ」に絶望的に苦しむだろう。

 ASは「愛着の対象が自分を理解できない」ことを想像も出来ない。第一感、「自分を100パーセント分かってくれていることは当たり前」 ということになる。だから少しでも「理解されていない」ことがあるとひどくショックを受けることになる。

 対して依存型ジャイアンは、場当たり的にその場その場の相手に合わせているだけで、一貫した自分の考えも無く、結局責任も負えない。ただ「非言語的な表面的なその場だけのフォロー」は得意なので、積極奇異型ASやジャイアンが引っかかる。

 依存型ジャイアンこそ、「究極の結果主義」だ。「相手が怒り出さなければ良い」 「利用できる関係を維持できれば良い」という結果だけが大事で、そのためには極端な話「手段を選ばない」。

 だから依存型ジャイアンをコントロールするには、「怒って見せたり喜んで見せたりしながら、表面的に非言語的な対応を引き出し続ける」というようなことになる。

 言語的に説得するとすれば、「話を聞いてもらうこと自体が目的だ」 と説明することになる。「結果」として話を聞くことに相手にとっての「意味がある」ことを認識すれば、依存型ジャイアンは巧みに合わせて、(実際は表面上でしかないのなだが)「話を聞く」ようにすることは出来るだろう。

 AS側には、私は「100パーセント理解した結果を求めると不幸な結果になるので、理解しようと相手が努力していることで妥協するように」と勧めている。

 「ともに考える」ことはプロセスと結果をギリギリ両立させる数少ない道であるのだ。

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