これまで究極の個人主義、「自己中な野良猫」としてのジャイアンの認知と行動、脳の働きの基本パターンを考えてきた。
 コメントの中でも幾度か話題になってきたが、この自己中な野良猫のスタイルと「親の責任」はどう関係するのか? 自覚したジャイアンは本気で悩む。

 親の責任は一番逃げることが出来ない重い責任である。パートナーへの責任は離婚すれば逃げられるが、子供の親を途中で辞めることは出来ない。私も最低子供たちが二十歳になるまではどんなにきつくても死ねないとは考えている。

 さて究極の個人主義では、当然子供も一人の独立した人間として自己決定権を最大限に尊重する。だから思春期以降は意外に考えやすい。「自己責任」で大人と同様の扱いをして、どうしても困難な場合の経済的援助の準備をして普段は余計なことは一切言わない。「本人の選択と自己責任を尊重する」という方針だ。

 自己決定が困難であると考えられる学童期までの方針は、思春期以降の本人の選択と自己責任につながることを考えつつ、「自分の責任における選択で自分がベストと考えるように接する」ということになる。これは前回まで書いてきた「自分で選択した利他」と同じ考え方だ。
 子供本人の考えはきちんと聞くが、理由を説明して強制すべきは強制する。その理由は学童期までは子供自身に責任が取れないからだ。

 どちらにしても、「あんたのため」という言い方は全く出てこないことが重要で、そういう表現が出てきた瞬間にジャイアンの場合は親としての自分の責任逃れや丸投げ、共依存、支配などの歪んだ行動パターンに注意する必要がある。

 これらが一番子供の健全な成長のために良くないのだ。 

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