依存型ジャイアンは特有の自分に有利か不利かの「状況を読む能力」を持ち、とりわけ上司の評価に敏感であるので、意外に出世することも多い。

 依存型ジャイアンが管理職となった場合、「上と下で評価が全く反対となる」という特有の見掛けを呈することになる。

 上司には細かくおどろくほど気配りをして、徹底して気に入られるように振る舞い、「上司からの自分の印象を良くするためには手段を選ばない」という行動をとるため、非常に慧眼の上司以外では、例えば競争にさらされていない公務員の世界などでは、魂胆を見抜かれないことも多い。

 特徴的なのは「下からの評価」だ。部下に対してはジャイアン丸出しとなるため、失敗をボロクソに攻撃したり、大勢の前でけなしたり、また努力して実績を上げた部下をわざと評価しなかったりする。

 この表面的で妬み深く、「自分のことしか考えない」、「部下の心が傷つくことを全く考えない」というところが(同類ながら寂しい限りだが)非常にジャイアン的であり、巡り巡って上に伝わり、最終的には自分が出世出来ないことが分からない当たりがKYなジャイアンの浅はかさだ。

 教育委員会に取り入った校長などの学校関係者、公務員の部長クラス、私の知る限りでは警察の幹部や新聞社の支局長をしていた人も居た。

 こういう上司に当たった部下は不幸だ。明らかにみんなこの上司の人間的な問題点を認識しているのに、誰も表立っては口を開かない、その組織ではみんなが仕事への意欲をなくし、組織の風紀が乱れる。

 特にADHDのACの部下はこのあまりの不条理に耐え切れず、かと言って反抗することも出来ず、うつ状態やパニック障害、過敏性腸症候群などの病気になることが多い。

 こういう事態でも依存型ジャイアン管理職はマイナスのことは部下に責任を擦り付け、自分の表面的な実績が傷つかないことだけを露骨に考え、実行していく。

 そう言えば時に部下の受動型ASや依存型ジャイアンが、この依存型ジャイアン管理職にコバンザメのように付き従っている姿も見かけることがある。

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