(前の「ASのオモテとウラ」のスレッドはこの話と一対となっていて、こちらを書かないと意味が分からないので、一組で読んでください)。

 ジャイアンの自己突っ込みは(特に中心志向からくる自己突っ込みは)、非常に冷酷で情け容赦が無い。崖から突き落として、「こいつが悪いから自業自得だ」と言ってのけるような異常な厳しさがある。

 だからどんなに厳しい指摘をされても、(依存型ジャイアンを除き)ジャイアンは指摘をされたことで落ち込むことは無い。なぜなら自分でいやと言うほど自分に突っ込んでいることだから。

 ただしそれで新しく落ち込むことは無いのだが、「自分でいやと言うほど突っ込んでいることを何であんたに言われなければならないか!」と逆切れして攻撃はする。黙らせようという激しい反応は必発で起こる。

 逆切れはするのだが、そのことと、「慰めて欲しい」「フォローして欲しい」ことは根本的に異なることが理解されにくいだろうが非常に大事なポイントである。

 ジャイアンは慰められると逆に落ち込む。同情はいらない。人に助けは求めない。

 なぜなら、ジャイアンの自己突っ込みに他者のフォローは全く無効だからだ。他者がなんと言おうが一番厳しい自己突っ込みは一生続くのだ。

 ジャイアンは人に助けられることが出来ない。その意味で根本的な孤独の中で生きている。慰められると、自分では突っ込んでいるのに慰められていることが逆に許せなくなって、「馬鹿にするな」と逆切れするか、「上っ面だけで良い顔をする嘘つきやろう」と攻撃するか、ボーダーのように「本性を出させてやる」と現実的に追い込む試し行動に出るか、うつ状態や身体症状が悪化するか、いずれかの状態となる。

 ジャイアンには同情はやめよう。他の世間やASの場合に言うようなフォローや気休めは年中自分を痛めつけ続けているジャイアンには辛すぎる。

 (もちろん自分で考えることを停止している依存型ジャイアンは別だ。また、慰めるのではない「表面的におだてる」「表面的にほめる」ことは全く別の意味で元気付けることにはなるのだが)。

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