2008.03.20 07:03 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  ADHD関連  |  YANBARU  | 推薦数 : 4

ジャイアンの二つの攻撃

 ここまで書いてきたように、ジャイアンの中には合理的なADHDの面と優位に立ちたいエゴイストの面がある。もともと自分自身が矛盾しているのだ。

 その結果、傍から見ると相矛盾する攻撃を周囲にむけることもある。ジャイアンが自分の中にある自己突っ込みを、そのまま外に向けると、非常に厳しいので、ほとんど攻撃としか映らないだろう。

 ひとつは合理的な攻撃で、言っていることとやっていることが違うとか、意見が矛盾しているとか、反論の余地の無いような内容になる。

 もうひとつは、当然ジャイアン的な相手を黙らせる種類の攻撃で、「あんたはそんなことが言えた柄か」とか、相手の弱みをついたような攻撃だ。

 ジャイアンの場合、合理的なADHDと違い、ノンバーバル(非言語的)な技も使えるので、「威圧する」とか、「強引にゴネて押し切る」ということも含まれる。

 強引に、強い言い方で、しかも内容的には合理的に反論できなかったりするので、これらをいっぺんに浴びせられたら普通は対抗は困難だろう。

 ただ、ジャイアンの場合、他方で「ちゃっかり自分は責任転嫁している」ところもあったりして、「ずるい」「悪賢い」ということになるのは当たり前で、そのことは実は攻撃しているジャイアン本人も分かりきっていて、必ずといっていいほど激しい自己突っ込みが後から来るのではあるが。

 攻撃の目的は、多くの場合自分が不利になる状況を否定して相手を黙らせることなので、しばらく黙っていれば台風のように過ぎ去る。どんなに激しい言い方をしても、ほとんどの場合3日もすれば忘れてしまうので、台風と同じで「その場だけ被害にあわないようにしておく」ことだけ賢く考えるのが妥当な対応策だ。

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