2008.02.14 20:25 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  ADHD関連  |  YANBARU  | 推薦数 : 3

うつと身体症状と自己突っ込み

 ADHDの「うつ」と身体症状、自己突っ込みの関係を最近考えている。コメントの中に、「低い自己評価を目指してかえって調子がいい」という証言を頂き、私自身も同感なので、もしかすると「自己突っ込みをごまかそうとすると身体症状が出てくるのか?」と思いついた。

 他人の前でお得意の自己正当化をしても、ジャイアンは少なくとも直後には自己突っ込みで自分を責めることになる。

 人に当り散らすだけでなく、自分が有利になるファンタジーにふけったり、アルコールなどに逃げても、繰り返し失敗したことは蘇って、フラッシュバックのようになる。

 失敗したことを忘れていい気分になっていても、突然嫌な思い出はふっと出てきて、ああやっぱり自分はどうしようもない奴だと自己突っ込みが飛び出してくる。

 「低い自己評価を目指す」ということは、「自己突っ込みの必要性が少なくなり、不意打ちで突き落とされるような自己突っ込みの余地が減る」ことを意味するのだろう。

 逆に考えれば、自己突っ込みをごまかそうとすると、余計に不安が強くなり、結果として落ち込むという仮設が考えられる。

 特に頭痛や吐き気、動悸やふらつきなどの身体症状は、意識化されない葛藤を背景に生じると考えると、自己突っ込みをごまかそうとすると身体症状が出て来るという図式の説明が出来るように思う。

 私はADHDの「うつ」の全体が、自己突っ込みから来ているように思う。先延ばししている自分自身に納得が行かないことがうつの直接の原因であると考える。   

 

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