ジャイアン(自己正当化型ADHD)と受動型ASと自己愛性人格障害は似ている。正確に言えば、私は自己愛性人格障害というのは実際にはほとんどジャイアンと受動型ASの人(を発達障害と違う角度から見たもの)ではないかと思っている。

 「人格障害」とは成人期に「病気」や「環境に対する反応」でなく、「性格」としてあるというわけだから、発達障害は当然そう診断されうるだろう。

 ただいつも私が強調するのは、「一横断面を見て人格障害と言ったところで、それは分類表に当てはめただけのことで、治療上の多くの情報は得られない」と考える。

 発達障害と考えれば、もともとの脳の働きの問題であり、また別のさまざまな特徴を治療に使える点が役に立つ。

 だから、自己愛性人格障害といわれた人がASやジャイアンであればASやジャイアンとしてケアしたほうが方針は立てやすいし、また家族などの周囲の人の対応も考えやすい。

 実際問題ASとジャイアンを除いた自己愛性人格障害というのがあるのかどうか? 実は私はまだそういう症例に会ったことがない。

 実はもっとポピュラーな「境界性人格障害」でも同じようなことが言えそうだと思っている。

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