ジャイアンの現実直視と直面化の問題を考えてきて、ようやく私の頭の中を整理できたので、簡単に書いておこう。
ジャイアンは「誰か」から直面化されると、自分の問題でなくその「直面化を促した誰か」の問題と認識して(これはごまかしのための意図的な逆ギレの場合と依存性から来るACに似た認知の障害の場合があるが)、相手の機嫌を取りに行ったり、とにかく「指摘された事実をもみ消しに」かかっているようにしか見えないことが多い。
それでも強く直面化を迫ると、病気になるか、その相手との関係をぶち切るか、自暴自棄になって滅茶苦茶なことをするか、結局望ましい展開は難しい。
もうひとつの展開として、表面上反省したような行動を取って、「怒られなければいい」という形になっていつまでたっても治らないという経過も多いと思う。
だから「誰かに指摘された形」では直面化は非常に困難である。現実の経過の中で、「自業自得の形で」何か不都合なことが起こったときに、本人が自分ひとりで問題に向かわなければならない状況が「再インストール」の唯一のチャンスである。
「本人が自業自得で追い詰められる」→「自分の問題としてどうにかしないと行けないと思う」→「たまたま手近に望ましいスタイルがあり、インストールする」、またはここから、「ジャイアンについて書いたものを読んで理解する」→「コーチングの相談に行く」というプロセスは現実的に可能だと思う。
大事なことは、自業自得で追い詰められ、誰のせいにも出来ない状態で無いと、出口にならないということだ。そういう意味では、ジャイアンは自分自身でしか変わることは出来ない。ジャイアンの回復の作業は孤独な作業である。
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