支配的でごり押しするイメージのジャイアンが同時に依存的であるということは理解が難しい。一つ典型的なパターンがあるので、この例でジャイアンの依存性と支配の関係を考えてみる。
あるジャイアンの母親は自分が責められて正当化できなくなると、「どうせ私だけが悪い」と逆切れして、不安いっぱいの動作でこれ見よがしに苦しそうな態度をとる。時には血圧が上がったり実際に身体症状が出たりする。
その結果周囲の人は「このお母さんは強く言うと不安定になるから言えない」ということになり、実際は言うなりになるしかなくなって支配される。
ことがらの真相はこうだ。
まずジャイアンは実際に非を認めきれず、結果として依存できないと、実際に不安になる。身体症状も出る。これは別に意図的に見せつけるわけではないのだが、もともとジャイアンは万事大げさなので、これ見よがしにやっている様に周囲には感じられる。
周囲の人はジャイアンの態度の大げささや、反応の激しさに、「従わないと大変なことになる」という脅しのメッセージを付け加えて読み取る。多数派流に読めばこういう意味になるだろう。
その結果ジャイアンに逆らえないという結果になる。ジャイアンにはもともと支配の意図はなかった。だから、後に、「あんたが自分で選んだのに」という無責任発言が飛び出すことになる。
このあたりがジャイアンの依存性と支配の関係である。
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