親の責任④ 子供がジャイアンの場合の「環境」として

 ジャイアン(自己正当化型ADHD)は小さい頃から口が達者で、強く繰り返し主張する自己主張する能力を持ち、まともに言い合った場合、無理矢理の屁理屈に大人でも押し切られてしまうこともある。

 他方ジャイアンは家庭や職場などその場の「力関係、誰が一番力を持っているか」に対する鋭すぎる直感を持ち、その「力を持つ人のやり方をそのまま真似る」という特徴的な行動パターンをもつ。その結果「他の子を誉める」ということが非常に有効なのも特徴的だ。

 だからジャイアンの教育は「どうこう言うよりも、環境として親がモデルを示す」ということが重要だ。

 例えばDVの家庭なら暴力を振るっている人が一番力を持つので、ジャイアンは力で他の人を押さえつけるスタイルを身に付けて育つ。

 例えば親夫婦の間のコミュニケーションがどんな形であるかとか、依存関係がどうであるかとか、そういう子供と直接関係ない「環境」としての親の「行動」をジャイアンは良く見ている。「親の姿が子供からどう見えているか」が大事なことだ。

 だから子供がジャイアンの場合には、親には特殊な責任が生じる。ジャイアンほど親の姿を見て育つ子供はいないからだ。またジャイアンは努力して評価を得るパターンを身に付ければ「努力家」になり、暴力や人格障害ばりの非言語的な武器を振り回して周囲の人をコントロールするパターンを身につければDV加害者や人格障害様とも育ちうるからだ。

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