私が直接間接的に接する人に、ジャイアンで出産後子供の衛生面、栄養面などに極端に強迫的になるジャイアン(自己正当化型ADHD)母が複数居る。
ジャイアンはもともと「自分が誰だか分からなくなる」ような根源的な不安とともに、その不安を穴埋めし続けるために強迫的な傾向を持ち、時間を守ったり片付けは出来たりするので見かけ上はADHDに見えないことも多い。私は人に対する執着が乏しい(直系親族への不思議なこだわりは別として)ことと、状況理解の不十分さ、あれはあれ、これはこれ、昨日は昨日、今日は今日などのばらばらの思考がASと違うことからADHDと考えている。
さてもともとこだわりもあったジャイアン女性が結婚すると、結婚すること自体で、特に仕事をやめたりした場合「夫に頼る部分と自分で仕切る部分の役割分担がうまく出来ない」感じで強迫症状が激しくなるパターンがある。
出産すると、今度は別の人格である子供(および夫)との関係性を取りきれずに、子供に食べさせる食事や着せる衣服、衛生面などに極端にこだわり、文字通り強迫的となることがよく見られる。
仕事をしていて辞めたたジャイアン女性の場合、「自分で稼いだお金がなくなる」というポイントも大きいだろう。ADHDとしては、外に出る刺激が少なくなり、子供に過集中するという要因も大きいと思う。
だからケアは子供だけに集中している関心を分散させることが一番だろう。子供が少し大きくなって、保育園に入れて本人が仕事をして外に出る刺激を確保すれば、ADHDらしく回復へ向かうと私は予想する。
続けて子供を3人くらい産んだりすると、うつ状態になったり、不倫や浮気の方向に関心が向いたりすることもある。
「ごり押し」や「繰り返し言い続ける」などで一見非常に強そうに見えるジャイアン(自己正当化型ADHD)と、「依存性」はなかなか結びつかないのだが、良く見るとジャイアンには非常に強い依存性がある。
「安直な宗教に簡単にはまる」こともそうだが、ジャイアンは「答えを出してくれるものに依存したいという衝動」を持つ。
通常は自分の答えを自信を持って明確に持っているように見えるジャイアンであるのだが、ひとたび思い通りに行かないことがあると、突然自信がなくなり、手近にある「答えを出してくれそうなこと」に飛びつく。
結局これはもともと最初に「うまく行かなかったこと」を否認するような意味もあるのだろう。依存をやめるともともとの不安に直面しなければならない。
こういう「否認」を正当化する段になるとジャイアンは死に物狂いとも言うべき懸命さでいろいろな理屈を考え出しては強情に言い張る。
カルト宗教に対する傾倒、別の見方をすれば一種のアディクションとも言える。相手も依存しているような場合には、たちの良くない共依存ということになる。
この依存を断つのはなかなか難しい。だがジャイアンもADHDなので、「それが依存である」ことに直面化することが大事である。
そういう意味でも周囲に恐れずに「本当のことを言ってくれる人が居る」ことがジャイアンにとってはやはり大事なことだと言える。
親の責任④ 子供がジャイアンの場合の「環境」として
ジャイアン(自己正当化型ADHD)は小さい頃から口が達者で、強く繰り返し主張する自己主張する能力を持ち、まともに言い合った場合、無理矢理の屁理屈に大人でも押し切られてしまうこともある。
他方ジャイアンは家庭や職場などその場の「力関係、誰が一番力を持っているか」に対する鋭すぎる直感を持ち、その「力を持つ人のやり方をそのまま真似る」という特徴的な行動パターンをもつ。その結果「他の子を誉める」ということが非常に有効なのも特徴的だ。
だからジャイアンの教育は「どうこう言うよりも、環境として親がモデルを示す」ということが重要だ。
例えばDVの家庭なら暴力を振るっている人が一番力を持つので、ジャイアンは力で他の人を押さえつけるスタイルを身に付けて育つ。
例えば親夫婦の間のコミュニケーションがどんな形であるかとか、依存関係がどうであるかとか、そういう子供と直接関係ない「環境」としての親の「行動」をジャイアンは良く見ている。「親の姿が子供からどう見えているか」が大事なことだ。
だから子供がジャイアンの場合には、親には特殊な責任が生じる。ジャイアンほど親の姿を見て育つ子供はいないからだ。またジャイアンは努力して評価を得るパターンを身に付ければ「努力家」になり、暴力や人格障害ばりの非言語的な武器を振り回して周囲の人をコントロールするパターンを身につければDV加害者や人格障害様とも育ちうるからだ。
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