親の責任② 診断がつかなかった間の問題は誰も悪くなかった。
こと発達障害が原因となるトラブルの場合、診断がつかない限り本質的な理解は非常に難しく、各人が皆ベストを尽くしても、事態は全体としてすれ違って最悪のパターンになることさえある。
だから私は、「発達障害に関することは、理解が不足していたことが悪い」と説明することにしている。最後へ結局誰も悪くない。親でも、本人でも、相手でもない。理解が不足していたことが悪いのだ。
だから少なくとも診断がつかなかった間のことは可能な限りお互いに不問に付すことにしよう。少なくとも自分を責める必要はないと私は思う。
発達障害に関する問題には親の責任は診断がついてはじめて生じる。(もっとも発達障害に関連する以外の親としての責任はもちろんあるが)
「診断前」と、「診断後」と時期によってはっきり責任は異なる形になるのだ。
しいて言えば、診断前は、「情報で発達障害の可能性を思いついたり、助言を受けたりしながら、親自身の否認で診断へのプロセスを遅らせた」ことがはっきりしている場合は「後付け」ではあるが親が責任を感じる余地はあるだろう。この場合も過去を悔やんでも仕方がないことであるのだが。
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