ジャイアンの状況理解は偏っている。これもはっきり書くと心苦しいようなことなのだが、「自分に都合がいいかだけは察知できるのに、他のことは全く分からない」というのがジャイアンの特徴だ。
ジャイアンはごく小さいころから「相手が自分の言うことを聞いてくれるかどうか」を敏感に察知する直感を持ち、その部分は多数派の人と変わらないか、または「かえって鋭い」。
半面で自分の都合に直接関係のない状況理解、特に「相手を傷つけるかどうか」などには全く無頓着で、この部分はADHDの中でも重症の状況理解の障害がある。
たとえば記憶にしても、「自分に不利なことを言われた」というようなことは実に良く覚えている半面で、その他のことはADHDらしく3日経ったら忘れる。
全般的に状況が分からないのがノビ太型の普通のADHDだ。これに対して、自分の言うことを聞いてくれるかどうかだけの部分だけ状況を鋭敏に察知して、それ以外は分からないというジャイアンの状況理解は、いかにも自己中で、理解されにくい特徴を持っている。
DVやモラハラの被害者の側から見れば特に許しがたいだろう。子供のころでいえば「ちゃっかりした」を通り越して「なんてずる賢い」という印象となる。
この「自分の立場の優劣の部分だけ状況が分かる」という特徴のため、親がジャイアンだったりすると、ノンバーバルに「支配される」ことにもなる。このあたりが変に表面的には「AC(アダルトチルドレン)」に似ているのが皮肉な現象だ。
逆にこの能力を使って人を「操作」することもある。特に受動型のASの人などは一コロでコントロールされてしまう。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | |||||
| 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
| 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
| 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |