発達障害はギャンブル依存になりやすい。ASにもADHDにもギャンブル依存は多く見かける。他にもアルコールや薬物の依存も両方によくある。

 発達障害と金銭の問題を考えるときに、ギャンブルをはじめとする依存行動はどうしても大きな問題となってくる。発達障害の衝動性や前後を考えない徹底的なこだわりにギャンブルが絡むと経済破綻になることも多い。

 ADHDの場合には、ギャンブルは「脳が刺激を求める」という脳の働きの特質に直結した「刺激」として「やめられない」ということになる。代わりにピンボールのゲームで間に合わそうとしても、「お金がかかっていないと刺激として不足」となることもある。

 私の想像では、自己正当化型ADHDや、先延ばしをしている最中のADHDが、「現実を直視したくない」時にギャンブルの刺激で現実の問題を頭から追い出そうとしていることが多いのではないかと思う。そういう意味ではアルコールも薬物も同じだ。

 ASの場合は、愛着の問題や、こだわりなどで社会生活上どうしてもストレスを抱える時に、やはりそのイライラを解消するためにギャンブルにはまるのだろう。積極奇異型のASの人の場合には、独特の「勝った」ことの嬉しさもあるようだが、これはADHDである私の想像も難しいような気がする。

 ギャンブル依存は経済破綻を招き、現実生活上非常に大きな問題だ。通常はアルコールと同じような自助会やGAなどの「依存症」の治療を行うが、発達障害の場合には、別のケアも必要になって来る。

 特に「先延ばし」がベースにあるような場合には、その先延ばしを解決したほうが根本的な解決となる。このあたりは治両者の側に発達障害についてある程度理解がないと難しいだろう。  

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