ADHDの浪費とは全く違う意味で、ASも金がかかる。
例えば「新車」や「最新型」、「新築」、「最高級」というこだわりを持つASの人は多い。実利的で合理的なADHDから見ると「みすみす高い買い物を」という風に見えるのだが、例えば「他者と浴室などを共有できない」というところまで潔癖症の人もいて、「生理的に中古は駄目」と言われれば仕方がないようにも思う。
「健康のため」にこだわるASの人も多い。サプリや食品、調理道具などは最高級の高価なものを惜しげなく買う。体に直接触れるものは特にこだわりがあるようだ。
この「こだわり」で不思議なのは、「お金があるかどうかは関係なく」ということになることだ。「こだわり」に対しては損得計算も収入と支出のバランスも無意味になる。
傍から観察する限り、本人の中では「こだわりについては日常のほかの会計とは全く別会計」という感じになっているようだから、本人は「節約している」と言うことが多いのも不思議だ。「こだわり」以外のところでは(特に自分以外の人が使うことについては)ケチの人が多いので、自分を節約家であると思っているASの人は多いと思う。
借金についても、極端に借金を嫌うASの人も多いが、ローンの使い方を一度覚えてしまうと、こだわりのものはとにかく手に入れてしまい、後からお金を稼ぐという発想もするようだ。
自分のお金の使い道について意見されるのを極端に嫌うASの人もよく見かける。極端なケースは、「パートナーに給与明細を見せない」と言うケースで、決めた生活費だけしかパートナーに渡さず、明細を見せることを頑なに拒否し続ける。
ADHDから見れば「退場」もののパートナーに対する「背信行為」だが、AS的には当たり前と思っているようだ。
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